今週末の24日(土)に高円宮杯U-18プレミアリーグが再開します。

今季、プレミアリーグに初挑戦している阪南大学高校（大阪）は、ここまで3分2敗の8位に位置しています。

レベルの高いプリンスリーグ関西で研さんを積んできただけに、U-18年代最高峰のレベルにも「驚くことはなかった」と濱田豪監督は言います。特にWESTには同じ高体連のチームも多く、相手の力量を知っているからこそ「もっとできるはず」と選手たちへの期待を口にし、「大津高校（熊本）と米子北高校（鳥取）には勝たないといけないと思っていて、勝つチャンスもあったのですが、そこで勝ち切れなかった。それが今のしんどさの原因」と分析します。

現在の“しんどい”状況から脱出するための特効薬は勝利以外にありません。

阪南大高は、中断期間中に全国高等学校総合体育大会サッカー大会（インターハイ）の大阪府予選を戦いました。先制点を奪われる苦しい試合もありましたが、メンバーを入れ替えながら、見事に予選突破を決めました。

プレミアリーグ再開後の初戦は、25日(日)に開催される第6節のアビスパ福岡U-18（福岡）戦。同タイミングでプレミアリーグに昇格した福岡は1勝していますが、4敗が響いて9位に沈んでいます。互いに上位進出への足がかりとなる勝利を狙いますが、濱田監督は「全体のレベルで言えば決して手の届かないレベルではない。どちらに転ぶか分からない展開に持っていけると思います」と自信を覗かせます。

キャプテンの吉田伸弘選手（DF #4）は「ポゼッションに優れるチームの印象」と相手を警戒しつつ、「相手にボールを握られる時間が多くなると思うが、守備の意識を高く持ち、奪ったらシンプルにゴールを目指したい」と試合へのイメージを膨らませます。濱田監督も「ボールを握るのは相手で良い」と言うように、ボールを保持されても焦らずに戦うことが勝利へのポイントになりそうです。

「先制すれば優位に立てる」と濱田監督。粘り強い守備から先制点を挙げることができれば、プレミア初勝利が近づきます。

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監督・選手コメント

濱田豪 監督（阪南大学高校）
プレミアリーグに入ったことでチームの知名度は格段に上がったと思います。それに対してチームがどのように中身を整えていくかということに向き合えるのは、昨年までと違った部分です。スコアを見ても分かるように他チームとの力の差はそれほどないと思います。やり方次第で勝負になる。まずは相手の特長を消していかないと勝負になりません。福岡戦も相手の良いところを抑えて、まずは守備から入っていきたいと思います。

DF #4 吉田伸弘 選手（阪南大学高校）
プレミアリーグを戦っていく中で、個人で勝負していける選手が一人もいません。個人で攻守に仕掛けられるようになっていかないと残留できないと思います。普段から厳しいことを求めあって、みんなで向上していきたいです。このリーグで培ったものをインターハイや全国高校サッカー選手権大会でも発揮できるようにしていきたいです。

阪南大学高校 vs アビスパ福岡U-18
日時：6月25日(日) 13:00キックオフ
会場：阪南大学高見の里グラウンド
アクセス：●近鉄南大阪線「布忍駅」下車、徒歩10分

プレミアリーグEAST 第6節 6月24日(土)・6月25日(日)

6/24(土)
13:00　清水エスパルスユース vs 鹿島アントラーズユース（エコパスタジアム）
15:00　大宮アルディージャユース vs 市立船橋高校（NTT東日本志木総合グラウンド）
15:30　FC東京U-18 vs 京都サンガF.C. U-18（東京ガス武蔵野苑多目的グランド(人工芝)）
6/25(日)
11:00　青森山田高校 vs 横浜F･マリノスユース（青森山田高校）
17:00　浦和レッドダイヤモンズユース vs 柏レイソルU-18（レッズランド）

プレミアリーグWEST 第6節 6月25日(日)

6/25(日)
11:00　神戸弘陵学園高校 vs セレッソ大阪U-18（みきぼうパークひょうご 第1球技場）
11:00　サンフレッチェ広島F.Cユース vs 米子北高校（吉田サッカー公園）
13:00　阪南大学高校 vs アビスパ福岡U-18（阪南大学高見の里グラウンド）
14:00　ガンバ大阪ユース vs 東福岡高校（OFA万博フットボールセンター）
16:00　大津高校 vs ヴィッセル神戸U-18（宇城アカデミーグランド）

高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ

2017/4/8(土)～2017/12/10(日)
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