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東福岡が両チーム合わせて9ゴールの打ち合いを制する 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST第12節
2018年09月10日
ピックアップマッチ
東福岡高校 5-4(前半1-1、後半4-3)ガンバ大阪ユース
高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグWESTは8日(土)と9日(日)に第12節を開催し、東福岡高校(福岡)とガンバ大阪ユース(大阪)が対戦しました。
序盤の主導権を握ったのは3試合ぶりの白星を目指したG大阪でした。MF岩本翔選手(#10)を中心に後方からテンポ良くボールを動かし、東福岡を押し込むと14分にはMF足立翼選手(#11)のスルーパスからFW原田烈志選手(#14)がシュートを放ちましたが、シュートはポストに阻まれました。続く15分にも原田選手と足立選手の連携からゴールを狙うなど、果敢に先制点を狙いましたが、岩本選手が「決めるべきところで決めていれば勝てた試合」と悔やんだように得点が奪えません。すると、32分には我慢の時間が続いた東福岡にチャンスが訪れ、DF中村拓海選手(#2)が右サイドを駆け上がり、シュートを放ちます。ゴール前にこぼれたボールをFW堺悠人選手(#20)がダイレクトで押し込み、均衡を崩しました。
東福岡は38分に左サイドを崩され、MF奥野耕平選手(#8)に同点弾を許しましたが、エンドが変わった後半は前線からアグレッシブな守備と素早い攻守の切り替えを披露し、見せ場をつくります。52分には右サイドの高い位置でボールを持ったMF中村拓也選手(#6)が豪快なミドルシュートをたたき込むと、55分にはMF井本寛次選手(#11)のキープから「最近結果が出せない試合が続いたけど、スタッフや仲間が前向きな言葉をかけてくれていたので、今日は結果を出したかった」と振り返る堺選手が自身2点目をマークし、リードを広げました。
対するG大阪は、68分に丹羽匠選手(#7)のゴールで一点を返しましたが、「1点差になった時に前がかりになって、カウンターのケアができていなかった」(岩本選手)ため、76分にはカウンターから堺選手にサイドを崩されると、MF荒木遼太郎選手(#18)にヘディング弾を決められました。
残り10分を切ってからG大阪は2ゴールを奪い、猛追しますが、83分に中村拓海選手のクロスから途中出場のFW長野星輝選手(#32)に5点目を決められ、タイムアップ。上位戦線への生き残りをかけた一戦は、東福岡に軍配が上がりました。
監督・選手コメント
森重潤也 監督(東福岡高校)
上位のチームと対戦する際は、いかに辛抱強く戦えるかが大事だと選手に話しました。前半に1失点し、ガンバの選手が見せる質の高いプレーに対応し切れない場面もありましたが、後半も集中を切らさず最後まで戦えて良かったです。交代で入った選手も後ろの負担を減らすためによく頑張ってくれました。今節に向けて、守備を重視した準備をしながら、シュートをたくさん打たれ、複数失点しましたが、チームとしてへこまずに戦い続けた結果が、攻撃陣の頑張りにつながったと思います。
GK #14 老川直利 選手(東福岡高校)
ガンバは技術があるので、苦しいゲーム展開になることは予想していました。試合前から全員で話していた我慢強い戦いができました。前半は攻撃陣と守備陣のコミュニケーションがうまくとれていなかったのですが、後半からは意思統一でき、ブロックを固めた守りができたことも良かったと思います。いつ試合に出ても良いように毎試合、相手チームのスカウティングをして、コンディショニングを整えてきました。久しぶりの出場で、勝てて良かったです。
島田貴裕 監督(ガンバ大阪ユース)
先に点を取らないといけない試合でした。先制点を奪われ、相手を追いかける中でカウンターから失点するのも課題で、点を取りたいから前がかりになるのは仕方ないのですが、リスク管理をすべきでした。しっかり奪い返して、攻め返せるチームにならないといけません。課題が目立つ試合ではありましたが、諦めずに最後まで逆転を目指した姿勢は評価したい。失点の多さと共に、攻撃の精度を高めればもっと点を取れたと思うので、次の試合に向けてしっかり修正して準備します。
MF #10 岩本翔 選手(ガンバ大阪ユース)
先制されましたが、ガンバらしいボール回しで追いつけたので、前半が終わった時点でもまだ逆転できると思っていました。後半も悪くない試合ができていたのですが、3失点目が痛かったです。そこからサイドを崩される場面が増えたので、試合中に修正できるようにならなければいけません。東福岡は人に対して守備が強くやりにくさがあり、少ないタッチでかい潜れるようにならなければとも思いました。次節はセレッソが相手ですが、ダービーということは意識せず勝ちにこだわって戦います。
その他の試合結果
阪南大学高校 1-3(前半1-2、後半0-1)アビスパ福岡U-18
ヴィッセル神戸U-18 延期 セレッソ大阪U-18
京都サンガF.C. U-18 2-1(前半1-1、後半1-0)米子北高校
名古屋グランパスU-18 1-3(前半0-1、後半1-2)サンフレッチェ広島F.Cユース
残留を争う阪南大学高校(大阪)とアビスパ福岡U-18(福岡)の一戦は、2ゴールを奪ったMF北島祐二選手(#10)の活躍により、アビスパが勝点3を手にしています。米子北高校(鳥取)をホームに迎えた京都サンガF.C. U-18(京都)は、FW服部航平選手(#9)とMF山田楓喜選手(#11)のゴールで競り勝ち、首位をキープ。3位の名古屋グランパスU-18(愛知)と2位のサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)の上位対決はMF松本大弥選手(#4)の選手の先制点を皮切りに3点をマークした広島が勝利しています。ヴィッセル神戸U-18(兵庫)とセレッソ大阪U-18(大阪)の試合は、大雨のため延期になりました。振替日など詳細は、JFA.jpで追ってお知らせします。
大会期間:2018年4月7日(土)~2018年12月9日(日)
WEST 第13節
2018年9月15日(土)
15:00 米子北高校 vs ヴィッセル神戸U-18(どらドラパーク米子陸上競技場)
16:00 京都サンガF.C. U-18 vs アビスパ福岡U-18(京都サンガF.C.東城陽グラウンド)
2018年9月16日(日)
10:00 名古屋グランパスU-18 vs 東福岡高校(トヨタスポーツセンター)
15:00 ガンバ大阪ユース vs セレッソ大阪U-18(OFA万博フットボールセンター(グラウンドB))
2018年9月17日(月)
11:00 サンフレッチェ広島F.Cユース vs 阪南大学高校(吉田サッカー公園)
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