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バーモントカップ 第26回全日本少年フットサル大会、8月12日(金)に開幕 前回大会プレーバック
2016年07月29日
バーモントカップ 第26回全日本少年フットサル大会が、いよいよ8月12日(金)に開幕します。ここでは劇的な展開が随所で見られた前回大会をプレーバックします。
第25回大会は2015年8月14日(金)から8月16日(日)まで駒沢オリンピック公園体育館と大田区総合体育館(ともに東京)で行われました。都道府県予選には約3500チームが参加し、その激闘を制した48チームが集結。4チームずつ12グループに分かれたリーグ戦(1次ラウンド)を行い、各グループ1位と、2位のうち成績上位の4チームが決勝ラウンド(ラウンド16)に進出する戦いはし烈を極めました。
大会初日に強さを示したのはグループAのマルバ千葉fc U-12(千葉)。フットサルの戦術の要素を駆使したスタイルと個々の能力の高さが際立ち、連勝スタートを切りました。大会2日目は1次ラウンドの最終戦が行われ決勝ラウンド進出チームが決定。そして同日にラウンド16が行われ、ベスト8が出そろいました。
大会最終日に行われた準々決勝はスコアが激しく動く戦いとなりました。マルバ千葉fc U-12(千葉)は、セレッソ大阪U-12(大阪)の粘り強い戦いに最後まで苦戦しながらも5-3で勝利。その他、FCバレンティア(和歌山)、ともぞうサッカークラブ(栃木)、ブリンカールFC(愛知)がベスト4へと駒を進めました。
続く準決勝では、マルバ千葉とFCバレンティアが対戦。試合はマルバ千葉が先行しながらも、FCバレンティアもしぶとく食らい付き、2-1で迎えた後半、13分に同点とします。しかし最後はマルバ千葉の気力が勝り、3-2で決着しました。準決勝のもう1試合は、ともぞうサッカークラブとブリンカールが対戦。両者はグループリーグでも戦い、ともぞうサッカークラブが勝利していましたが、雪辱を誓うブリンカールが意地を見せます。先制されながらも、同点として迎えた後半、15分からの5分間で4ゴールを挙げる爆発力で勝負を決め、5-2で決勝進出を果たしました。
決勝戦は壮絶な戦いとなりました。前半はブリンカールが 坪谷至祐選手、奥野慎太郎選手のゴールで2点をリード。迎えた後半、15分にマルバ千葉のGK井上一徹選手とブリンカールFP坪谷選手がゴール前の空中戦で接触して頭部から出血してしまいます。井上選手が救急車で運ばれる自体に会場は騒然としますが、再開された試合では劇的な展開が待っていました。マルバ千葉は、1-2で迎えた19分にゴール前でFKのチャンスを得ると、井上選手に代わってゴールを守っていたFP大畑凛生選手がキッカーに。すると右足で放ったシュートがクロスバーをたたきながら決まり、試合は振り出しに戻ります。
延長戦はマルバ千葉が優勢に進めながらも、互いに1点ずつを奪って迎えた延長後半の残り2分、ブリンカールはカウンターから加藤玄選手が決めて勝ち越しに成功します。さらにその後、前掛かりになった相手の隙を突いた奥野選手のゴールが決まって試合は5-3で決着。ワイルドカードで勝ち上がったブリンカールが、愛知県勢として初めて、悲願の日本一に輝きました。
バーモントカップ 第26回全日本少年フットサル大会
2016年8月12日(金)~14日(日)
東京/駒沢オリンピック公園体育館、大田区総合体育館
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