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スポーツ救命ライセンス講習会をヨドコウ桜スタジアムで開催
2023年04月26日
日本アスリートライフサポート協会は、4月16日(日)、ヨドコウ桜スタジアムで「スポーツ救命ライセンス講習会」を開催し、看護師、看護学生、指導者7名が新規でライセンスを取得しました。
講義では、熱中症や脳振盪(のうしんとう)などスポーツ現場で起こり得ることが多い事象の対処法について学びました。実技では心肺蘇生の中でも最も重要となる胸骨圧迫とAED(自動体外式除細動器)の使い方を行い、またバックボードによる全身固定・搬送についてはあらゆる場面を想定して繰り返し実施しました。一人ひとりがしっかり手技を身につけることができました。
日本サッカー協会は、ピッチ上の選手の安全を守ることを第一とした「スポーツ救命ライセンス講習会」と簡易救命講習会である「JFA+PUSHコース」を2017年から実施しています。「スポーツ救命ライセンス講習会」は、(公財)日本スポーツ協会(JSPO)公認アスレティックトレーナーが資格更新のために保有しなければならないBLS(Basic Life Support:一次救命処置)資格取得のための講習会として認定されています。
※AEDのご購入・リースは、「メディカル」の「AEDのご紹介」をご覧ください。
※講習会開催希望の団体は、「講習会を開催するには」の[問い合わせフォームはこちら]からお問い合わせください。
講師コメント
古家信介 医師(スポーツ救命部会員/日本アスリートライフサポート協会)
今回ヨドコウ桜スタジアムでスポーツ救命ライセンス講習会を開催しました。スポーツナースや指導者、看護学生まで幅広い方が受講してくださいました。また講習会の最後にはピッチ横まで出ることができて、受講生もスタッフも興奮していました。今後もこういった実際の救護がイメージしやすくなるような環境での開催を続けていきたいと思いました。
受講者コメント
内垣舞香さん(松下看護専門学校・学生)
初めての講習会で最初は不安でしたが、インストラクターの方々は気さくで話しやすく安心して受講することができました。講義では映像を交えて教えていただけたので、実際の状況を考えながら学ぶことができて理解しやすかったです。実技で胸骨圧迫を実際にやってみるととても大変でリズムや力加減を一定にすることが難しかったですが、丁寧に教えていただけたのでしっかり習得できました。短い間ではありましたが、色々な年齢や職業の方々と出会い、講習を受けることができてとても有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
伊藤忠由さん(BALEIA FC・看護師/サッカー指導者)
今回は看護師として知識の再確認と新たな学びを目的として参加させていただきました。日頃より看護師をする傍らサッカークラブでの指導を行っている私ですが、講習会に参加するまでは、救命を必要とする場面に遭遇しても率先して行動に移せる自信がありませんでした。そのような状況で参加した今回の講義では、講師の古家医師が実際のスポーツ現場で対応された経験談などを織り込まれた内容で非常にイメージしやすく、実技演習もインストラクターの方々から優しく丁寧に一つひとつ手技を教えてもらうため、いつの間にか緊張もほぐれ楽しく学ぶことができました。改めて知識を備えるだけでも咄嗟の行動に差が出ると感じました。無事にライセンス証をいただいた今は、救命を必要とする場面に出会っても自信を持って行動することができる、そう言い切ることができる講習会でした。これを機に、今後はスポーツ救命の普及のためインストラクターを目指したいと思います。