ニュース
なでしこジャパン 大会初戦を引き分ける ~2017 Tournament of Nations~
2017年07月29日
2017 Tournament of Nations 第1戦 vsブラジル女子代表
2017年7月27日(木) キックオフ時間16:18 試合時間 90分(45分ハーフ)
CenturyLink Field(アメリカ/シアトル)
なでしこジャパン(日本女子代表) 1-1(前半0-0、後半1-1)ブラジル女子代表
得点
63分 籾木結花(なでしこジャパン)
87分 Camila(ブラジル女子代表)
スターティングメンバー
GK:山下杏也加
DF:鮫島彩、大矢歩、万屋美穂、市瀬菜々
MF:阪口夢穂、宇津木瑠美、中島依美、長谷川唯
FW:横山久美、田中美南
サブメンバー
GK:齊藤彩佳、池田咲紀子
DF:坂本理保、高木ひかり、北川ひかる
MF:櫨まどか、猶本光、中里優、隅田凜
FW:泊志穂、菅澤優衣香、籾木結花
交代
HT 長谷川唯 → 籾木結花
61分 万屋美穂 → 北川ひかる
74分 田中美南 → 泊志穂
74分 横山久美 → 菅澤優衣香
84分 大矢歩 → 高木ひかり
86分 中島依美 → 猶本光
マッチレポート
大会の初戦となるブラジル代表との試合は、午前中に降っていた雨も止み、絶好のコンディションの中キックオフしました。
日本は前半の立ち上がり、なかなか攻撃の形が作れず、逆にブラジルの攻撃を受ける時間が続きます。しかし決定的なピンチとはならず、逆に眈々とチャンスを伺い、5分に大矢歩選手の縦パスに抜け出した横山久美選手がシュートを打ちますが、これはわずかに枠の外に外れます。その後も阪口夢穂選手や中島依美選手がボールに絡みながらリズムを作り、田中美南選手や横山選手を中心にブラジルゴールに迫るものの得点には至りません。しかし22分、32分、36分と、自らのミスからブラジルにボールを奪われ、マルタ選手を中心とした強力なアタッカー陣にゴールを脅かされますが、山下杏也加選手のファインセーブもあり、失点を逃れます。前半はお互いにチャンスを生かせずに無得点のまま終わります。
日本は後半開始から長谷川唯選手に替えて籾木結花選手を投入し、攻撃の活性化を図ります。しかし日本は後半も序盤は強い個を活かしたブラジルのサッカーに押し込まれる展開となり、51分、53分、58分とマルタ選手を中心にシュートを打たれますが、日本は山下選手を中心に体を張った守備で得点を許しません。ピンチを凌いだ日本は60分に万屋美穂選手に替えて北川ひかる選手を投入します。
61分、籾木選手の右からのクロスが相手に触って、ブラジルのオウンゴールかと思われましたが、惜しくもポストを叩き得点とはなりません。徐々にリズムを掴み始めた日本はその直後の63分、左サイドで阪口選手からパスを受けた中島選手が縦に突破して上げたクロスを、逆サイドでフリーとなった籾木選手がヘディングで決めて均衡を破ります。
先取点を奪った日本は選手を交代しながら追加点を狙います。74分には、交代で入った泊志穂選手がチャンスを作るも生かせず、ブラジルを突き放すことが出来ません。逆に87分、日本の浅いクリアを拾われると、ペナルティエリア外正面から弾丸シュートを決められ、試合終盤に手痛い失点を喫します。
その後は4分のアディショナルタイムを終えるまで両チームに得点は生まれず、大会初戦は1-1の引き分けという結果となりました。
この日のもう1試合、アメリカ女子代表とオーストラリア女子代表の1戦は、FIFAランク1位でホスト国のアメリカが0-1で破れる波乱の展開となりました。
なでしこジャパンの次戦は現地時間7月30日(日)、サンディエゴに場所を移してオーストラリア女子代表と対戦します。
監督・選手コメント
高倉麻子 監督
勝てた試合を引き分けてしまって残念というのが素直な気持ちです。ボールを保持している時に自分たちのミスが多く、自ら試合を壊してしまいました。相手が迫力を持って攻めてきていたようなピンチの状況も自分たちで生み出してしまっていました。判断が悪いので、ボールを持っている時の判断の質を上げないといけないと思います。これはブラジルも同じで、お互い様な部分もあると思いますが、やはり決めるべきところを決めないとこうした結果になるということです。ワールドカップやオリンピックといった公式戦になれば、攻守において今日以上のプレッシャーの中で戦わないといけません。選手たちは今日ここでできたこともありますが、それに満足せずに、常に判断の精度とスポードを求めていかないといけないと思っています。
MF #6 宇津木瑠美 選手(シアトル・レインFC/USA)
個々、チームとして、それぞれ内容に反省はありますが、まず第一に、サッカーなので、代表としてしっかりスコアで勝ちきりたかったです。これを一番の課題にしていきたいですし、していかなければならないと思っています。(この日試合は)初めて(代表として)プレーする選手たちや、今までとは違うポジションでプレーする選手もいるなかで、上手くいかないこと云々というよりは、自分たちが持っているものやポテンシャルだったり、トライする気持ちを前面に出していこうと試合に入りました。今の自分たちが持っているのはこれなのかなという気持ちです。引き分けを引きずらず、次に繋げていくような時間を(次の)試合まで過ごしていきたいです。
FW #15 籾木結花 選手(日テレ・ベレーザ)
先制することができましたが、結果的に引き分けになってしまい悔しいです。前半は自分たちの細かいミスでパスを奪われてカウンターを食らうことが多かったので、後半は簡単なミスを減らす、少ないチャンスをものにすることを意識して入りました。それが得点につながったのは嬉しいです。3戦3勝という目標を掲げていましたが、切り替えて次の試合はしっかりと勝利したいと思います。
スケジュール
7月24日(月) | PM | トレーニング |
---|---|---|
7月25日(火) | AM/PM | トレーニング |
7月26日(水) | AM PM |
トレーニング トレーニング ※冒頭15分公開 |
2017 Tournament of Nations | ||
7月27日(木) | 1-1 | 第1戦 vs ブラジル女子代表(CenturyLink Field) |
7月28日(金) | AM | トレーニング |
7月29日(土) | AM PM |
トレーニング トレーニング ※冒頭15分公開 |
7月30日(日) | 14:18 | 第2戦 vs オーストラリア女子代表(Qualcomm Stadium) |
7月31日(月) | AM | トレーニング |
8月1日(火) | AM/PM | トレーニング |
8月2日(水) | AM PM |
トレーニング トレーニング ※冒頭15分公開 |
8月3日(木) | 19:15 | 第3戦 vs アメリカ女子代表(StubHub Center Soccer Stadium) |
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
2017 Tournament of Nations
2017年7月27日(木)~8月3日(木)
日本戦全試合をNHK BS1にて生中継予定
大会情報はこちら
関連ニュース
- 日本代表 2017/07/27 なでしこジャパン 初戦を前に試合会場で調整 ~2017 Tournament of Nations~
- 日本代表 2017/07/26 なでしこジャパン 初戦に向けて2部トレーニングで調整 ~2017 Tournament of Nations~
- 日本代表 2017/07/25 なでしこジャパン、アメリカで活動開始~2017 Tournament of Nations~
- 日本代表 2017/07/21 なでしこジャパン(日本女子代表)選手変更のお知らせ~2017 Tournament of Nations(7/27-8/3@アメリカ)~
- 日本代表 2017/07/14 なでしこジャパン(日本女子代表)メンバー・スケジュール~2017 Tournament of Nations(7/27-8/3@アメリカ)~
最新ニュース
- JFA 2024/11/21 【不服申立委員会】 2024年11月21日付 公表
- JFA 2024/11/21 【裁定委員会】 2024年11月21日付 公表
- 選手育成 2024/11/21 バイエルン・ミュンヘンへ短期留学 JFAとアディダスによる育成年代の選手を対象としたプロジェクト「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」~2024年度 第三弾が始動~
- 大会・試合 2024/11/21 決勝(11/23)チケット当日券の販売について 天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 大会アンバサダー三笘 薫 選手・CFCと協働 子どもたち30名ご招待
- 選手育成 2024/11/21 2024年JFA・Fリーグ特別指定選手に3選手を認定