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日本代表戦開催にあたっての感染対策について
2021年03月18日
日本サッカー協会(JFA)は、3月末から4月上旬にかけて、SAMURAI BLUE(日本代表)、U-24日本代表、なでしこジャパンの日本国内での国際試合開催を予定しています。
新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、日本国民そして各試合に関わる全ての関係者の健康と安全、安心の確保を第一に考えながら、FIFAワールドカップカタール2022予選や東京2020オリンピック競技大会に向けた準備をどう行うべきか、国際試合をどのようにしたら実施できるかについて、スポーツ庁に様々な相談をしてきました。特にこの3月、4月は国際サッカー連盟が定めるインターナショナルマッチウィークに設定され、各大会まで時間がないなかで、貴重な強化の場として重要視してきました。
スポーツ庁を通じて関連省庁と議論を重ねた結果、SAMURAI BLUE、U-24日本代表の3月の国際試合を開催するにあたり、対戦国の選手、スタッフならびに審判員について、厳格な防疫措置を講じることを条件に、入国許可をいただくことになりました。海外を拠点とする日本代表選手やスタッフも、通常ならば2週間の自主待機期間があるところ、厳格な追加防疫措置を講じることを条件に、練習や試合への参加が可能となりました。4月のなでしこジャパンの2試合についても同様の対応となる予定です。
入国の特例措置を適用いただくにあたり、議論の結果、以下のような対応をJFAの責任のもとで行います。日本国民そして試合に関わる全ての関係者の健康と安全・安心を確保するべく、今回は各チームと一般の方々との接触を避け、検査を徹底する措置を行います。
まずは徹底した検査についてです。
海外を拠点とする場合は、出国72時間前以内に検査を実施し、陰性が証明されてから移動開始となります(国内組は合流3日前以内に検査)。日本到着時の検査として、対戦相手や審判員、海外から帰国する日本代表選手は空港内で抗原検査を実施し、国内を拠点とする選手、スタッフは宿舎到着時に検査を行います。入国翌日から3日目の試合日までは毎日検査を行い、陰性が証明されてから練習を行います。また、入国翌日から3日目の検査で陰性が確認されてからでないと試合に出場することはできません。活動終了時においても、検査で陰性が証明されてから宿舎を出て、出国、あるいは所属先に戻ることとします。国内の選手、スタッフは、活動終了後の3日目、試合前、14日目にも検査を実施し、活動終了後のモニタリングを海外に出国したチームを含め徹底して行います。
活動期間中は、各代表チームはいわゆる「バブル」を形成して一般との接触を徹底して避けます。
各チームは、宿舎、練習会場、試合会場のみ外出が認められます。宿舎内や移動時も一般の方と動線と完全に分けます。宿舎内はフロアを貸し切り、個室対応とし、セキュリティが帯同します。移動においても、公共交通機関は使用しません。U-24日本代表の東京と北九州の国内移動については、往復ともにチャーター便を手配します。対戦相手にはJFAから2名のリエゾンオフィサー、またセキュリティオフィサーをバブルの中で常時帯同させ、徹底的にケアします。
日本代表チーム内においては、海外から入国した選手・スタッフと国内組を完全に分けることになります。ホテルのフロアやマッサージルーム、食事会場のエリア、移動バス、練習会場のロッカーなども別にし、一緒になるのはピッチ上など競技に関連した場合のみとなります。
試合運営にあたっては、欧州での日本代表戦などの実績をもとにJFAが定めるプロトコルに従って感染対策を講じます。警備員を含め、スタジアムで業務にあたる全てのスタッフ、メディアに対する14日前からの健康チェック、チームエリアで業務にあたるスタッフの検査、またスタジアム内でのチーム、メディア、VIPの動線分けなどを徹底していきます。観客の入場制限については、政府や自治体のイベント開催方針に基づいて対応していきます。
厳格な措置、徹底した検査と完全なバブルの設置を中心に、政府や関係自治体の方針に基づいて、皆さまの健康と安全・安心を確保するべく最善を努めてまいります。
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