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なでしこジャパン、カナダ女子代表との第一戦に3-0で勝利
2014年10月26日
国際親善試合 vsカナダ女子代表
2014年10月25日(土) 現地時間14:00キックオフ 90分(45分ハーフ)
Commonwealth Stadium(カナダ/エドモントン)
なでしこジャパン(日本女子代表) 3 - 0(前半1-0、後半2-0) カナダ女子代表
得点
9分 大儀見優季(なでしこジャパン)
70分 川村優理(なでしこジャパン)
80分 川澄奈穂美(なでしこジャパン)
スターティングメンバー
GK:山根恵里奈
DF:近賀ゆかり、熊谷紗希、鮫島彩、川村優理
MF:阪口夢穂、安藤梢、宮間あや、川澄奈穂美
FW:大野忍、大儀見優季
サブメンバー
GK:福元美穂
DF:岩清水梓、有吉佐織
MF:上尾野辺めぐみ、宇津木瑠美、田中明日菜、永里亜紗乃
FW:髙瀬愛実、岩渕真奈、菅澤優衣香
交代
71分 鮫島彩 → 有吉佐織
84分 安藤梢 → 髙瀬愛実
84分 大儀見優季 → 菅澤優衣香
90分 阪口夢穂 → 宇津木瑠美
マッチレポート
前半からテンポよくボールを回す日本は9分、左サイドで2人をかわした安藤選手が大野選手へとつないだボールを大儀見選手が決め先制点を奪います。しかしその後、カナダがフィジカルの強さ、縦への速さを活かしたプレーでリズムを生み出していきます。26分には、相手の右サイドからクロスを上げられ、抜けだしたカナダ女子代表タンクレディ選手がヘディングで合わせ、ひやりとした場面を作られます。日本も44分には安藤選手、宮間選手と細かくつないだところを、中に入ってきた鮫島選手がシュートを放ちますが、これはバーの上へ。前半は1-0で折り返します。ハーフタイム、佐々木監督は「チェンジサイド、ワンタッチを活用していこう」と選手たちを送り出します。69分、安藤選手の左足のシュートは惜しくも決まらず。すると70分、コーナキックに川村選手が合わせ、代表初ゴールを決めます。71分には鮫島選手に替わって有吉選手がピッチへと入ります。80分、左サイドバックに入った有吉選手が走り込んで上げたクロスに、ファーでつめていた川澄選手がシュートを打ち、3得点目を決めます。
この日の来場者数は9654人。来年のFIFA女子ワールドカップを開催地の一つとして迎えるエドモントンに対し、「素晴らしい会場。ここでの試合を経験し、選手たちをも勇気づけてくれた」と佐々木監督はコメントしました。
カナダ女子代表との二連戦、次戦は場所をバンクーバーに移して行われます。試合は28日の19:00(日本時間翌29日11:00)キックオフです。
監督・選手コメント
佐々木則夫 監督
いい形で先制点を奪うことができましたが、前半、カナダに右からのクロスをヘディングで決められていれば、違った展開になっていたかもしれません。久々に集まった選手たちが多かったですが、ワールドカップ、ロンドンオリンピックを経験してきたなかで、自分たちのリズムで最後まで乗り切ってくれました。
先制点の後に相手の時間帯になったのは、ボールを動かしているときのサポートの質やDF、MF、FWのラインがコンパクトになっていなかったこと、また冷静な対応が少し欠けていたことが要因だと考えています。結果には満足していますが、こうした時間帯で、相手の攻撃の意欲を断ち切ることができれば良かったです。
今日はベンチスタートだった選手たちも、紅白戦などで遜色のないプレーを見せてくれています。いろんな選手を見ることも今遠征のテーマですので、28日の第二戦はメンバーを変えて臨むつもりです。楽しみにしています。
宮間あや 選手(岡山湯郷Belle)
前半は、どこでプレッシャーをかけるのか、どう数的有利を作るのかといった守備の共通理解をトライしながらのプレーとなりました。
サイドを崩して2得点できたことは良かったですが、サイドでの守備に関わる時間が今日は長くなかったのでもっと質を上げていきたいです。セットプレーも、もう一工夫があれば、もう少し点が取れると思います。中盤のコンビネーションにおいては、阪口選手がいいタイミングで前に行けることが多かった点が良かったです。
川村優理 選手(ベガルタ仙台レディース)
(得点シーンは)試合前からファーに流れることを確認していたので、当てることができてよかったです。
守備では、紅白戦で間延びしてしまうシーンがあったので、意識的に早く跳ね返すことを心がけました。連動した守備で、みんなでボールを奪うことができて良かったです。カナダのシンクレア選手は身体が強く、もっと成長しなくてはいけないと感じました。
このメンバーのなかで試合に出られることは自分の自信になります。もっともっと成長できるように頑張りたいです。
大儀見優季 選手(チェルシーレディースFC)
前半から試合の最後まで一人一人が集中していました。ボールの奪いどころや高いライン設定などイメージ通りにできた部分が得点につながったと思います。まだまだイメージが共有できていない点や精度を高めなければいけない部分がありますが、これを持ち帰って、改善していきたいです。
阪口夢穂 選手(日テレ・ベレーザ)
苦しいシーンもありましたが、3-0で勝ててよかったです。
得点を取ったあとにカウンターで攻められるシーンがありましたが、攻めているときのディフェンスの枚数など課題が残りました。自分自身としては、攻撃の芽をつぶせたのは良かったのですが、ディフェンスラインからもっとボールを受けたり、シュートを打っていければさらに良かったと思います。
内容はまだまだですが、勝てたこと、また人工芝など会場の雰囲気を経験できたことは収穫です。
川澄奈穂美 選手(INAC神戸レオネッサ)
3点目は、左サイドを崩してくれて、さらにニアで大儀見選手がつぶれてくれたので決めることができました。チームとしても狙っていた部分でした。感謝しています。
今日は早い時間帯に先制することができましたが、その後につなぐのをやめてしまったので、しっかりみんなでこだわってボールを回せればもっと良かったと思います。
人工芝は普段からプレーしているので戸惑いはありません。日本と少し違うタイプの芝で、やりづらさはありませんが、ここで感触をつかむことができてよかったです。
国際親善試合 なでしこジャパン(日本女子代表) vs カナダ女子代表
第2戦 カナダ/バンクーバー
現地時間 10/28(火)19:00キックオフ(予定)
日本時間 10/29(水)11:00キックオフ(予定)
BS-TBSにて全国生中継
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