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なでしこジャパン 東京オリンピックイヤー最初の活動をスタート
2021年03月18日
なでしこジャパンの2021年最初の活動が3月17日(水)、鹿児島県でスタートしました。
新型コロナウイルスの影響で1月のトレーニングキャンプと2月のアメリカ遠征が中止となり、さらには1都3県の緊急事態宣言延長により3月の活動実施も危ぶまれましたが、なんとか2021年の活動をスタートさせ、東京オリンピックイヤーの第一歩を踏み出しました。当初の計画から期間も場所も変更を余儀なくされる中、鹿児島県が受け入れてくださることとなり、非常に短い準備期間にも関わらず万全の態勢を整えていただきました。霧島市の中重真一市長が直々に出迎えてくださり、歓迎セレモニーでは「必要なことは何でも言ってください。皆さんのご活躍を応援いたします」という力強いお言葉をいただきました。
トレーニングが始まる前に選手を集めた高倉麻子監督は、「こうして活動ができる裏には本当に多くの方の支えがある。感謝の気持ちを忘れずに取り組もう」と話しました。昨年4月に初めて緊急事態宣言が発出されてから間もなく1年が経ちます。その間、不眠不休で対応にあたってこられた医療従事者の方々を始め、人々の生活を守るために尽力されてきた多くの方々のおかげで代表チームが活動できることに、感謝の思いを新たにしながら約2週間の活動をスタートさせました。
集合初日は軽めのメニューで約1時間というのが通例ですが、選手のはつらつとしたプレーに「熱が伝わってきた」と高倉監督が評したように大いに盛り上がり、予定していた時間を大幅に超えて初日から活気に溢れたトレーニングとなりました。
なでしこジャパンのトレーニングキャンプは31日(水)まで行われます。
監督コメント
高倉麻子 監督
緊急事態宣言の発出や延長があり、今年はじめての活動になります。1月のキャンプと2月のSheBelieves Cup参加中止を経て、ここ鹿児島でようやく活動できることになりました。色々な方、特に鹿児島の関係者の方々の多大なるご協力のおかげでキャンプが実施できることを嬉しく思っています。今回は海外組の参加がなく、国内でプレーする選手24名を選びましたが、東京オリンピックに向けてチームの骨をさらに太くしていく活動にしたいと思っています。集まった選手の表情を見てみるととても明るく、キャンプに来られたことを嬉しく思ってくれている空気が伝わってきました、昨年の10月、11月と同様に、このチームに新しいパワーを与え、今までなかった風を吹かせてくれるものと楽しみにしています。2週間という長丁場になりますが、攻守ともにチームとして、そして個々人の質という点でもレベルアップできるように精一杯頑張りたいと思います。