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なでしこジャパン いよいよ東京2020オリンピック初戦前日 札幌ドーム視察で準備完了
2021年07月21日
なでしこジャパンは20日(火)、東京オリンピック初戦のカナダ女子代表戦を翌日に控え、トレーニングと試合会場の視察で総仕上げの1日を過ごしました。
初戦を前に報道陣の数も増える中行われた午前のトレーニングは冒頭15分のみ公開で行われ、非公開となった時間では体をしっかり動かすこととセットプレー等の確認に多くの時間を割きました。午後は翌日の試合に向けてエネルギーを充填する時間としつつ、チームに与えられたスタジアムの視察機会を生かし、リフレッシュの目的も込めて足を運びました。ほぼ全選手が初体験となるドーム型スタジアムでの試合ということで、見える景色の違いや空気感を確かめるように選手たちは思い思いにスタジアムの雰囲気を味わっていました。
これと並行して行われた会見で高倉麻子監督は「実績あるチーム」とカナダを評し、「全力で勝点3を獲りに行く」と力強く話しました。
なでしこジャパンの東京オリンピック初戦となるカナダ女子代表戦は、本日7月21日(水)北海道・札幌ドームで19:30キックオフ予定です。
監督・選手コメント
高倉麻子 監督
東京オリンピック開催には様々な意見があることは承知していますが、私たちは明日、ここ札幌ドームでカナダ女子代表との開幕戦を迎えることができることを非常に嬉しく思っています。今日もこの会見場に多くの報道陣に集まって頂き、人が集まることの温かさを感じています。初戦は両チームにとって本当に大事な試合になります。全力で勝点3を取りに行きます。カナダは過去大会でも上位に食い込むなど実績のあるチームで、簡単な試合ではありません。しかし、これまでの活動で選手たちは笑顔を絶やさずに頑張ってきてくれて、チームとしていい仕上がりを見せています。私たちは金メダルの大本命ではないかもしれませんが、試合ごとに成長し、必ずや6試合を戦い、最後決勝という大舞台で金メダルを穫れるように全員で精一杯戦います。
MF #8 三浦成美 選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
ついに明日から始まるなという気持ちですが、自分がオリンピックの舞台に立つという実感はまだあまりなくて、いつもどおり試合に対していい準備をしていこうという感覚です。セットプレー中心に行った今日の非公開練習でも、チームはいい雰囲気で取り組めていますし、「明日やってやるぞ!」という感じです。ボランチというポジションですが、常にゴールは狙っています。オリンピックでゴールすることは目標のひとつにしているので、そこは果敢に狙っていきたいですし、ゴールを目指しながら得点につながるプレーを出していきたいと思います。
MF #12 遠藤純 選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
2012年のロンドンオリンピックを現地で観て、自分もいつかここでプレーしたいとその時から思ってきましたし、勇気や色々なものをもらいました。今度は自分が多くの人に勇気や元気、感動を届けることができる立場にいるので、責任をすごく感じています。2011年の震災から多くのことがありましたが、今こうして素晴らしい環境の下でサッカーができているということに、多くの人に感謝しなければいけません。出身の東北の人たちはもちろん、サポーターの方々への感謝の気持も背負って、少しでも恩返しになるようなプレーを見せたいと思います。試合に始めから出ても途中から出ても、自分がやるべきことは変わりません。試合に出ればゴールネットを揺らしたい気持ちがあるので、ゴールを目指して、多くの人に「すごい!」と驚いてもらうように頑張りたいです。
MF #13 塩越柚歩 選手(三菱重工浦和レッズレディース)
これまで活動ごとに、オリンピック初戦まであと何日とチームでカウントしてきましたが、それがあと「1」に迫っていて、いよいよ始まるんだなという思いと同時に、始まってみないとわからないという思いもありますが、今はすごく楽しみな気持ちが大きいです。オーストラリア戦はやれたことも多かったですが、振り返ってみれば、もっと落ち着いてプレーできたらもっと自分の良さも出せたかなと感じました。守備の部分では、もっと自分から仕掛ける守備、相手を誘い込むような守備で守備陣を助けて、そこからいい攻撃につながるような、自分たちに勢いを持ってこれるようなプレーをしたいです。試合に出るか出ないか、いつ出るかはわかりませんが、状況に応じて与えられる役回りは変わると思うので、スタメンで出れば体力をセーブすることなく最初から行きたいですし、交代で出るならピッチ上の選手をサポートしたり、流れを変えるようなプレーをしたいと思います。
第32回オリンピック競技大会(2020/東京)
サッカー競技日程:2021年7月21日(水)~2021年8月7日(土)