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【Match Report】なでしこジャパン、インドに7-0で大勝スタート 女子オリンピック サッカートーナメント パリ 2024 アジア2次予選
2023年10月27日
なでしこジャパン(日本女子代表)は10月26日(木)、タシケントのロコモティフ・スタジアムで行われた女子オリンピック サッカートーナメント パリ 2024 アジア2次予選第1節で、FIFAランキング61位のインド女子代表と対戦し、7-0で快勝しました。
池田太監督は、9月のアルゼンチン戦に続き4-3-3のフォーメーションを採用しました。GKに平尾知佳選手、最終ラインは三宅史織選手、高橋はな選手、石川璃音選手、守屋都弥選手が先発。中盤の底に熊谷紗希選手、2列目はインサイドハーフに長谷川唯選手と杉田妃和選手が並び、左サイドに中嶋淑乃選手、右に猶本光選手。センターフォワードには田中美南選手が入りました。
立ち上がりからボールを支配して試合を進めた日本は、開始40秒で田中選手のシュートがポストをかすめ、その後もサイドからの攻撃を中心にゴールに迫ります。
そして17分、中央でテンポよくパスをつなぐと、長谷川選手のラストパスをゴール前で受けた中嶋選手が左足を振り抜き、先制に成功。中嶋選手はなでしこジャパン初ゴールとなりました。26分には田中選手がペナルティエリア前で倒されてフリーキックを獲得しますが、猶本選手のキックはわずかにクロスバーの上に外れます。
その後は5バックでゴール前を固めたインドの粘り強い守備に苦戦し、思うようにシュートに持ち込めない時間が続きました。
1-0で迎えた後半、池田監督は中盤に林穂之香選手を投入。攻撃のスイッチを入れ直すと、46分には守屋選手のクロスを中嶋選手が押し込んで2-0と突き放します。52分には清家貴子選手と長野風花選手がピッチに送り出され、さらに攻撃がテンポアップ。速い縦パスや低い弾道のクロスが増え、日本にゴールラッシュが生まれます。
53分にゴール前の混戦に詰めた林選手が3点目を決めると、その1分後には、清家選手のクロスに田中選手が頭で合わせて4-0。57分には中嶋選手と田中選手の連係で左サイドを崩し、中央でクロスに合わせた守屋選手が代表初ゴールを記録します。
日本はその後も攻撃の手を緩めることなく、73分には中嶋選手のグラウンダーのクロスに清家選手が合わせてゴール。82分には途中出場の遠藤純選手とのコンビネーションから中嶋選手が再び左サイドを突破し、中央に入れたパスを猶本選手が押し込んで7-0。
後半アディショナルタイムには相手のロングボールからこの試合唯一のピンチを迎えましたが、枠に飛んだシュートを石川選手が身体でブロック。失点をゼロに抑え、大量7点のゴールラッシュを締め括りました。
なでしこジャパンは中2日で、10月29日(日)にウズベキスタン女子代表と対戦します。
監督・選手コメント
池田太 監督(なでしこジャパン)
パリオリンピックに向けての第一歩を踏み出すうえでしっかり勝利を挙げられたことは嬉しいですし、ゲームの中でさまざまな選手が得点を取ることができ、中2日の試合に向けて選手の組み合わせも含めてコントロールできました。前半はピッチ状態もあり、ボールを大切にすることに意識がいきすぎてリズムが出ない部分がありましたが、焦れずに戦って後半に得点を重ねることができました。
次は中2日なので、コンディションをしっかり整えたいです。また、ウズベキスタンのホームで戦うので、その雰囲気も含めて準備したいと思います。
DF #19 守屋都弥 選手(INAC神戸レオネッサ)
クロスの質はもっとこだわらないといけないですが、アシストできたことは良かったです。前半は上がりすぎて相手のディフェンスラインと重なってしまったので、後半は初めから高い位置を取りすぎないことを意識しました。2点目のシーンは、(中嶋)淑乃と(長谷川)唯がファーにフリーでいるのが見えたので、そこしかないと思ってギリギリのボールを出して、決めてくれたので良かったです。後半はマイナスのゴロが来るのではないかなと思って、ゴール前に入って狙っていました。シュートを抑えて決めることができてホッとしました。
DF #20 石川璃音 選手(三菱重工浦和レッズレディース)
得点は1点入ったらどんどん入るかなと思ったのですが、前半はなかなか入りませんでした。ただ、後半は前線の選手もワンタッチプレーが増えて、テンポよく回せたことが得点につながったと思います。セットプレーの時は、ボールが自分を越えたらカバーに入ろうというのは意識的にやってきたので、それが出せて良かったです。ピッチ状態が良くない時でも止める・蹴るをしっかりやらないといけないと感じましたし、ボールを受ける前にどこが空いているかをしっかり見て攻撃に関われるようにしたいと思います。ウズベキスタン戦も、無失点で勝てるように頑張ります。
MF #15 中嶋淑乃 選手(サンフレッチェ広島レジーナ)
先制点でチームに貢献できたのはすごく嬉しいです。1点目は長谷川選手からいいボールが来て、クロスかシュートか迷いましたが、相手も中を固めていたので思いっきり打って、狙い通りのコースに決めることができました。中には強い選手たちがいるので、しっかりとクロスを上げたら得点につながると思っていました。アジア競技大会を経験したことが自分にとっていい自信になって、WEリーグカップの決勝と今回のアジア2次予選も、いいコンディションと気持ちで臨めていると思います。
女子オリンピック サッカートーナメント パリ 2024 アジア2次予選
大会期間:2023年10月26日(木)~11月1日(水)
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