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さらなる発展を目指すFIFAの女子サッカーへの取り組み~FIFA 女子ワールドカップフランス2019~
2019年06月05日
国際サッカー連盟(FIFA)は1991年のFIFA女子ワールドカップ(当時はFIFA女子世界選手権)を皮切りに、その後、2002年にFIFA U-20女子ワールドカップ、2008年にFIFA U-17女子ワールドカップを初開催しました。この間、プレーのレベルは劇的に向上し、メディアからの注目度も高まり、一気にメジャースポーツとなりました。
大きな成功を収めたのはカナダで行われたFIFA女子ワールドカップ2015です。大会が開催地にもたらした経済効果は約5億ドルだったと言われ、女子サッカーがいかに世界で人気があり、影響力があるスポーツであるかを示しました。また、日本対アメリカの決勝戦は、アメリカ史上でもっとも見られたサッカーの試合となりました。
FIFAが世界大会を開始してから約30年で女子サッカーは大きな進化を遂げてきました。女子サッカーのさらなる発展に向けて、FIFAは3つの柱を立てて活動をしています。
①参加者の増加
FIFAが掲げるビジョン「FIFA 2.0」の中心には「世界中でサッカーへの女性の参加レベルを高めること」が据えられています。その中には、2026年までに選手を6,000万人にすることが目標として挙げられています。
②価値の向上
新しい収入源を作り出すとともに、既存の収入源を最適化することで女子サッカーの発展を目指しています。
③基礎を築く
より洗練された環境をつくり、女子サッカーをけん引するリーダーを奨励することで、ゲームの扱われ方を変えていきます。
FIFAはこれらの目標を達成するために、「各国サッカー協会のために育成プログラムを作成」「新たな女子サッカー大会を創設」など現実的な施策を打ち出し、2026年までの中期的なプランを実行に移しています。
「Women’s Football Strategy」(FIFA.com)
今大会のスローガンは“Dare To Shine”です。「Dare to」には「思い切って」「恐れずに」「大胆に」という意味が含まれます。フランスの地に結集した女子選手たちがどのような“輝き”を見せてくれるのか。女子サッカーの発展の道標となるようなまばゆい光であることを願います。
スケジュール
FIFA女子ワールドカップフランス 2019
大会期間:2019年6月7日(金)~2019年7月7日(日)
グループステージ:
2019/6/11(火) 01:00キックオフ(日本時間)
vs アルゼンチン代表
2019/6/14(金) 22:00キックオフ(日本時間)
vs スコットランド代表
2019/6/20(木) 04:00キックオフ(日本時間)
vs イングランド代表
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