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なでしこジャパン、国内合宿を打ち上げ、カナダへ出発~千葉合宿2日目(最終日)~

2015年06月02日

なでしこジャパン、国内合宿を打ち上げ、カナダへ出発~千葉合宿2日目(最終日)~

6月1日(月)、FIFA女子ワールドカップ カナダ2015への調整を続けるなでしこジャパンは、千葉県内でトレーニングを行い、国内合宿を打ち上げました。

チームは青空が広がる練習場で、軽いウォーミングアップとパス練習で体をほぐすと、選手6人一組で3チーム、佐々木則夫監督や中村順コーチらチームスタッフで1チームを構成し、計4チーム対抗でのシュートゲームを行いました。

4つのゴールマウスにはそれぞれGKの3選手と前田信弘GKコーチが立ち、ペナルティーエリア内外からのシュートや、リフティングからのシュート、コーナーキックからのシュートでゴールを決めた数を競いました。ゴールが決まるごと、またはGKが好セーブをするごとに選手・スタッフは共に一喜一憂し、笑顔にあふれた練習となりました。

練習の最後には、ワールドカップ本番を見据えて、4チームでPK戦を実施。約1時間半の練習を終えました。

クールダウンを終えた後は、チームスタッフの誕生日を祝うため、選手たちが輪になってスタッフを囲み、日ごろの感謝の気持ちを歌で表現しました。誰からともなく水かけが始まり、やや手荒な誕生日サプライズとなりましたが、和気あいあいとした雰囲気の中で国内合宿を締めくくりました。

チームは午後に成田空港へと移動。出発セレモニーでは日本代表サポーティングカンパニーの日本航空より佐々木監督、大儀見選手が花束を、宮間選手が機体のモデルをいただき、大会への決意をあらたにしました。

FIFA女子ワールドカップ カナダ2015、日本の大会初戦は日本時間9日(月)11:00キックオフです(現地時間8日19:00)。

監督・選手コメント

佐々木則夫 なでしこジャパン(日本女子代表) 監督
今日はリフレッシュの意味も込めての練習でしたが、選手たちは真剣に楽しみながらも集中して最後の練習に取り組んでくれました。選手全員がひとつになろうという意識がある国内キャンプになり、非常に良かったと思います。なでしこジャパンの“フォア・ザ・チーム”というベースはできたと思います。

さらに昨日は、SAMURAI BLUEのヴァイッド・ハリルホジッチ監督から「再び優勝してほしい」という激励をもらい本当に嬉しい限りでした。

カナダに入ってからは人工芝での戦いになります。選手同士で情報を共有し、関係を高めながら、初戦のスイス戦に向けて準備をしていきます。分析を進めるなかでスイスがやろうとしていることははっきりと見えてきています。その中で選手の組み合わせを試していきたいと思います。まずはグループステージを1位通過することが目標なので、すべてを勝つつもりで準備をしていきます。

DF #2   近賀ゆかり 選手(INAC神戸レオネッサ)
ワールドカップのグループステージでは、相手の情報が少ない面もありますが、そこまで強く意識することなく大会に入っていきたいと思います。自分たちの情報が周りに知られることで、周りが変わる部分はあるとは思いますが、私たちは私たちで一つ一つを積み上げていくだけです。その部分に関しては、4年前に世界チャンピオンになっていてもなっていなくても、変わらないところです。

もちろん、日本の皆さんの期待は選手みんなが感じています。あまりチャンピオンだと意識し過ぎずに、(メンタル面で)バランスが取れればうまくいく大会になると信じて戦いたいと思います。

MF #9   川澄奈穂美 選手(INAC神戸レオネッサ)
国内合宿では良い親善試合を2試合できました。内容面でもっと高めていくべき部分はあるので、カナダに入ってからも調整を続けていきます。時差のことを考えると、チームとして調整できる時間は長くないですが、初戦にはしっかりとコンディションを合わせていきたいです。

初戦のスイス戦は、今大会を占う上でも大事な一戦になります。どんなスポーツであっても、大会の初戦で敗れてしまうとその後の戦いが難しくなります。大きな世界大会ですが、特別なことをするわけではないですし、「23人の選手全員で一緒に勝ちたい」という気持ちはこれまでと同じです。どんなに相手が組織的に戦ってきたとしても、組織力ではなでしこジャパンが世界一だと思っています。おごることなく、自分たちの武器を発揮して戦います。

 

FIFA女子ワールドカップ カナダ2015

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