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森保監督、仲川選手ら10人を初選出、選手層拡大でチーム力アップへ ~EAFF E-1選手権2019~
2019年12月05日
SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は12月4日(水)、今月10日から韓国の釜山で開催されるEAFF E-1選手権2019に臨む日本代表メンバー22人を発表し、MF仲川輝人選手(横浜F・マリノス)ら10人の選手を初選出。結果を求めるとともに、選手層の拡充とチーム戦術のさらなる浸透を図る意向を示しました。
東アジアの4か国で対戦するE-1選手権は2年に一度行われていますが、FIFAマッチデー期間での開催ではないため、国内組のみでの編成となりました。
今回初選出となったのは、現在Jリーグ最多15ゴールを挙げて所属クラブの優勝争いに貢献している仲川選手や同僚のMF遠藤渓太選手(横浜F・マリノス)をはじめ、MF田中碧選手(川崎フロンターレ)、MF相馬勇紀選手(鹿島アントラーズ)、MF森島司選手(サンフレッチェ広島)、MF田中駿太選手(大阪体育大)、DF渡邉剛選手(FC東京)、DF古賀太陽選手(柏レイソル)、FW小川航基選手(水戸ホーリーホック)、FW田川亨介選手(FC東京)です。
仲川選手以外の9選手と、GK大迫敬介選手(サンフレッチェ広島)、GK小島亨介選手(大分トリニータ)、FW上田綺世選手(鹿島アントラーズ)ら12選手がU-22日本代表に名を連ねてきた顔ぶれで、チームの約半分が来年の東京オリンピックを目指す若い世代という編成となりました。
森保監督はU-22世代を多く選出したことについて、「東京オリンピック経由でカタールのFIFAワールドカップなどその後の日本代表の戦力となり得る。ここで経験値を上げてもらいたい。それが後々の多くの成果につながる」と話しています。
そして同時に、日本代表として臨む公式戦に「こういう大会で力を発揮できなければ、これからの競争の中で生き残っていくのは難しい」と厳しい基準で選手を見極める意向も改めて示しました。
このほかチームには、11月のキリンチャレンジカップ2019ベネズエラ代表戦で、森保監督体制で初招集だったMF井手口陽介選手(ガンバ大阪)、MF大島僚太選手(川崎フロンターレ)、GK中村航輔選手(柏レイソル)も引き続き選出され、MF橋本拳人選手(FC東京)、DF三浦弦太選手(ガンバ大阪)らとともに大会に臨みます。
また、大会で着用する背番号も併せて発表になり、仲川選手が10番をつけることになりました。
なお、今回発表されたのは22人で、7日(土)のJ1最終節終了後に1人が追加される予定です。
大会は1回戦総当たり形式で実施。日本は10日(火)の中国代表との初戦を皮切りに、14日(土)に予選を突破してきた香港代表、18日(水)に開催国で2連覇中の韓国代表と対戦し、3大会ぶり2度目となる東アジアトップの座を目指します。
森保監督は、「東アジア諸国が国の威信をかけて挑んでくる。結果にこだわりつつ、この大会でも選手層を厚くし、選手もチームも成長することを考えながら戦いたい」と語りました。
チームは12月8日(日)に現地集合し、練習を開始する予定です。
コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
この大会は東アジアとの対戦で、各国が国の威信をかけて挑んできます。我々は日本代表として応援して下さる方々の思いを背負い、勝利にこだわって戦うことを実践し、その中で選手たちには厳しい戦いをする貴重な経験を成長につなげてほしいと思っています。 今回のメンバー編成にはU-22日本代表での経験のみという選手も多く含まれていますが、今回の日本代表での経験を通してさらに成長してほしいですし、経験のある選手たちには日本代表を背負っていく戦力であることをプレーで示してもらいながら、若手に成長の働きかけをして経験を伝えてもらえればと思っています。 五輪世代だけでなく、五輪世代ではない選手にもまだまだ伸びしろがあります。E-1選手権での厳しい戦いをもって、経験値を上げてもらうことが日本の層の厚さにつながりますし、日本代表としてより選択肢を持った戦いができると考えています。戦力となる選手が多くいることで、より強いチームを作ることになり、結果にもつながります。誰が抜けても戦力が落ちないで戦えるように考えて、メンバーを選考しました。 アジアでより確実に勝つ力を付け、世界との戦いの中で勝っていく力を付けるためには、国内組、海外組を問わず、さらにレベルアップすることが必要です。11月のベネズエラ戦で負けた悔しさ、足りなかったものを感じた悔しさを、今後の成長につなげていくことが大切です。E-1選手権は国内組だけで戦いますが、この大会に参加する全ての選手がレベルアップし、大会に出た選手たちの刺激が波及することで、日本代表と日本サッカー全体のレベルアップにつながればうれしく思います。
関塚隆 JFA技術委員長
この大会はFIFA国際マッチデー期間の大会ではないので、国内組中心の編成になりましたが、近隣諸国とのプライドをかけた公式戦です。日本サッカー界としてしっかりとした戦いをすることが大事です。チームとしても個人としても責任と誇りを持って、1戦1戦戦っていきたい。この大会を通じて代表選手の選手層が厚くなり、森保監督が使いたいと思う選手が1人でも多く出てくることを期待したいと思います。
スケジュール
12月8日(日) | PM | トレーニング |
---|---|---|
12月9日(月) | PM | 開幕会見 |
TBC | トレーニング | |
EAFF E-1サッカー選手権2019 | ||
12月10日(火) | 19:30 | 対 中国代表(Busan Gudeok Stadium) |
12月11日(水) | TBC | トレーニング |
12月12日(木) | TBC | トレーニング |
12月13日(金) | TBC | トレーニング |
12月14日(土) | 19:30 | 対 香港代表(Busan Gudeok Stadium) |
12月15日(日) | TBC | トレーニング |
12月16日(月) | TBC | トレーニング |
12月17日(火) | TBC | トレーニング |
12月18日(水) | 19:30 | 対 韓国代表(Busan Asiad Main Stadium) |
※スケジュールは都合により変更となる場合があります。
EAFF E-1サッカー選手権2019 決勝大会
大会期間:2019年12月10日(火)~18日(水)
会場:韓国/Busan Gudeok Stadium、Busan Asiad Main Stadium
男子出場国:中国、日本、香港、韓国