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ビーチサッカー日本代表候補合宿 2020年の代表活動全日程終了
2020年12月14日
2020年のビーチサッカー日本代表候補の活動も最終日。昨日に続き、ヴィアティン三重BS・ヴェルディBS合同チームとトレーニングマッチを行いました。前日のトレーニングマッチの内容をミーティングで振り返り、相手がボールを保持している時のポジショニングとスライドのスピードアップと声掛けを再確認して臨みました。
1ピリオドでは、守備時の改善がしっかりとみられました。広くスペースをつくり流動的に動いてくる相手に対し、人にとらわれず、中間ポジションをとりながらチーム統一のタイミングでプレッシャーをかけられており、安定した守備になりました。2分には、ハイプレッシャーでボールを奪取し、大場崇晃選手がゴールを決めて先制しました。
2ピリオドは、ポジショニングミスにより11分に失点してしまいます。それでも12分には河合雄介選手のシュートを相手GKが弾いたところに素早く反応した後藤崇介選手が押し込みました。その後、FKを奥山正憲選手が直接決め3点目。しかし、終了間際にPKを決められ、2ピリオドが終了しました。
3ピリオドは、再度守備が機能し安定した守りになりました。5分には、相手のバックパスに素早く反応した後藤選手がGKを交わしシュートを決めました。その後、シュートシーンは数多く作れるものの最後のフィニッシュが決まらない時間が続き、そのまま試合終了。2020年最後のトレーニングマッチを4-2で締めくくりました。
今合宿で年内の活動はすべて終了いたしました。新型コロナウイルスの影響を受け、ビーチサッカーにとっては厳しい寒さのなかでの実施になりましたが、来年に控えるAFCビーチサッカー選手権に向けよい積み上げができました。
コーチ・選手コメント
田畑輝樹 コーチ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ/ヴィアティン三重BS)
今合宿を持ちまして、2020年の代表活動を無事に終えることができました。代表活動を行なっていくにあたりましてスポンサーを始め、このビーチサッカー日本代表を支えてくださった関係者各位に心より感謝申し上げます。
2020年は新型コロナウイルスが猛威を振るい、代表活動自体も危ぶまれる状況でした。その情勢下で発足したオズ新体制は全てが手探り状態で選手・スタッフ共に焦りと不安がありましたが、5度のトレーニングキャンプを実施させていただいたおかげでコミュニケーションが取れるようになり建設的な意見交換が増え、チーム内の雰囲気も良くなっていったことに今では手応えを感じております。
昨年のワールドカップでは、ベスト4という過去最高タイの成績を収めました。ただ個人的にはPK戦で最後に蹴って外して負けたという悔しい気持ちがあります。指導者となった今だからこそ、その苦い経験を選手に伝えて彼らの本気を引き出すことや、オズ監督を支えることが私の課せられた責務であると考えております。
そして、日本国内にビーチサッカーを浸透させることや、ワールドカップ優勝という目標に向けて来年からの活動も全力で取り組んでいく所存です。今後ともビーチサッカー日本代表を宜しくお願い致します。
GK 桑島瑠司 選手(FC KAZO)
今回、初めてビーチサッカー日本代表候補合宿に参加させてもらって、スタッフ、選手全員からビーチサッカーの経験がない自分にたくさんアドバイスをしてくださったこと、またコロナ禍でこのような合宿を行えることに感謝しています。ビーチサッカーの経験がない中で足が使えないことですごく難しい部分もありましたが、自分の強みでもあるセービングやスローの部分でアピールすることができました。ですが、まだまだ課題が多いので、もう一度世界一を目指す日本代表メンバーに呼ばれるようにトレーニングをしていきたいと思います。
スケジュール
12月8日(火) | PM | トレーニング |
---|---|---|
12月9日(水) | AM/PM | トレーニング |
12月10日(木) | AM/PM | トレーニング |
12月11日(金) | AM/PM | トレーニング |
12月12日(土) | AM/PM | トレーニング |
12月13日(日) | AM | トレーニング |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※全チームスタッフ、選手は集合時にSmartAmp法検査を実施します。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般の方におかれましてはトレーニングの見学は一切できません。
※選手やスタッフによるサイン、握手、写真撮影、プレゼント受け渡し等の対応も自粛させていただきます。
皆さまのご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。