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ビーチサッカー日本代表候補 6月国内合宿がスタート
2021年06月24日
8月に開催されるFIFAビーチサッカーワールドカップロシア2021に向け、強度の高い合宿がスタートしました。
初日から紅白戦を交え、これまでの連係の確認をしつつも、選手選考の場として個々のアピールにも熱が入っていました。茂怜羅オズ監督からは、「日本は、走る量に関して世界でも通用している。でも、パスミスをして守備に戻る体力はもったいない。シュートを決めれば守備に走る量も減るし、逆に決定機を何度も外せば当然負ける。「惜しい」ではダメ。1本を集中して決めきる。ということをもっと意識して欲しい」と、パスの精度やシュート決定率の部分に関し、強く求めていました。
2日目は、ダブルボックスのシュートゲームから徐々に広げての紅白戦という流れで多くのシュート機会を作りながら、ゴールをしっかり奪うことを意識させていました。
3日目の1対1のトレーニングでも、攻撃側がシュートを決められず守備側にボールを奪われると、ミニゴール2つに対して守備をしないといけない状況にしており、シュートを決めなければ守備でハードワークすることになると繰り返し茂怜羅オズ監督は繰り返していました。
チームはセットプレーや組み立ての浸透度は高まってきているものの、世界一を目標に掲げるチームとしてディティールの部分に対して、選手個々に更なる責任感を求めています。
合宿も半ばに入り、かなりトレーニング強度も高い中、選手たちは集中力を切らさず取り組んでいます。
明日からも気温の高い中のトレーニングとなりますが、ワールドカップ出場の椅子をかけた選手たちのアピールが続きます。
選手コメント
GK 城田優 選手(レーヴェ横浜)
ワールドカップ開幕まで2ヶ月という時期での合宿なので、やはり選考というものを意識はしてしまいます。もちろんチームの勝利につながるプレーを出していきながらですが、自分らしさをしっかりアピールしていきます。
ただ、どうアピールするかはあまり意識することなく、あくまでもシンプルに失点しないこと、また、攻撃の起点として得点に繋げるプレーを正確に行うことを心掛けて臨みたいと思います。
1回1回の練習を無駄にすることなく、1つ1つのプレーに尽力します。
FP 赤熊卓弥 選手(ラソアペーゴ北九州)
今回の合宿はワールドカップのメンバー選考が迫っている中なので、選手間の競争が激しさを増している合宿になっています。その中でも選手同士でコミュニケーションをとり、全員が世界一を意識している姿勢はチームの雰囲気をすごく良いものにしていると感じます。
僕個人としては練習からもっとゴールを取る事やゴールまでの形を意識して、自分の特徴が出せるように取り組んでいます。練習メニューの中でも数的優位な状況でゴールを狙う場面が多くあり、まずはそこから多くのゴールを取れるようにしていきたいと思っています。
ワールドカップ開幕が迫る中、1日1日を大切にして世界一に近づけるようにトレーニングしていきます。
最後にコロナ禍で活動が行いにくい中、素晴らしい環境で合宿ができている事に感謝し、支えてくださっている方々がいて、今こうして練習できている事を忘れずにトレーニングして行きます。応援よろしくお願いします。
FP 原口翔太郎 選手(東京ヴェルディBS)
今合宿では、個人のテーマとして「走力を攻守で活かす」ことを念頭においてプレーしています。
一時、怪我で離脱をしていましたが、代表活動に招集された以上、ワールドカップのメンバーに入ること、ワールドカップで優勝することだけを目標に日々取り組んでいきます。
今回の合宿では走力を発揮し、チームの戦力として存在感をアピールしたいと思っています。