ニュース
トレーニングマッチを終え、2022年初のビーチサッカー日本代表候補合宿が終了
2022年03月28日
沖縄でのトレーニングキャンプも後半に入り、対人練習なども取り組まれトレーニングキャンプ前半で行ったシステム練習をより実践に近づけた形で進めました。
相手フィクソと駆け引きするピヴォにボールを入れるタイミングやプレッシャーのある中で、速攻をカバーしながら効果的に3枚目の選手が関わっていくことを求められ、選手間での会話が活発になりました。
26日午後のトレーニングではセットプレーの確認を行い、2021年FIFAビーチサッカーワールドカップロシアまでに取り組んできた内容を、今回初招集の選手にも共有しました。
しかし大雨と強風に見舞われ、ボールが流れるなど難しい状況でした。予定されていた体幹トレーニングはホテルに戻って行うなど、天候には悩まされる1日となりました。
最終日も朝から大雨警報が発令される悪天候でしたが、トレーニングマッチの時間には何とか小雨になり、無事に試合を行うことが出来ました。
ソーマプライア沖縄とのトレーニングマッチでは、初招集の選手や、これまであまり代表でのチャンスがなかった選手たちがスターティングメンバーとして出場し、プレーする時間を多く与えられ、キャンプで取り組んだ動きや自身のストロングポイントをアピールしました。
スターティングメンバーとして出場した、初招集の齋藤凱也選手(ソーマプライア沖縄)、松岡吏選手(ラソアペーゴ北九州)は2得点を挙げ、2020年3月以来の招集となった木船祐樹選手(アヴェルダージ熊本BS)も2得点を挙げるなど、結果を残すものの、チームとしては、終始ボールポゼッションに落ち着きがなく、バタバタとしたゲーム運びとなりました。
経験のある選手たちは、ピッチ上だけでなくベンチからもポジショニングやボールの取りどころなどの声掛けを続けていました。
トレーニングマッチでは、個人またチームとしての課題が浮き彫りとなる結果となりましたが、2023年のFIFAビーチサッカーワールドカップに向け、課題抽出が出来たことを今回のトレーニングキャンプの収穫と捉え、今後更に強化していきます。
TRM vs ソーマプライア沖縄(8-4)
1p 2-2 松岡吏、木船祐樹
2p 1-1 齋藤凱也
3p 2-1 奥山正憲、大場崇晃
4p 3-0 松岡吏、木船祐樹、赤熊卓弥
選手コメント
GK 河合雄介 選手(東京ヴェルディBS)
2022年初めての合宿は、メンバーも半分は初招集など新しい選手が多い合宿でした。
今までやってきたチームの戦術などを再確認することが多かったですが、若手のコミュニケーション能力や技術面で物足りなさを感じ、もっと自分からアクションを起こしてほしいと強く思いました。
ただ、ベテラン選手が上手く田畑コーチとの間に入り、どうしたらよくなるか、もっとこうした方がピッチ内でのチームプレーが上手くいかなどを伝えている場面がありました。
他には、今合宿では水分補給やフィジカル面でのデータを出していく新たな取り組みを行い、田中フィジカルコーチからアドバイスをいただきながら自分たちで改善していく部分もあったので、自分自身で変化を感じながら今後に活かす事ができると思いました。
FP 齋藤凱也 選手(ソーマプライア沖縄)
初めて代表活動に参加させていただき、とても素晴らしい環境と、良い緊張感の中で質の高いトレーニングができた事に感謝しています。またいつ代表活動に呼ばれても最高のパフォーマンスが出来るように、まずは自チームで自分自身のレベルアップと良い準備をしていきたいと思います。
FP 伊藤龍之介 選手(ラソアペーゴ北九州)
今年初の日本代表候補合宿に招集していただいたことをとてもうれしく思います。初日からランメニュー等で疲労がかなりありましたが、実践をイメージできて良かったと思います。疲れてきた時にどれだけ良いパフォーマンスで戦えるかが大事になってくるので、そこをイメージしながらこれからのトレーニングに励み、今回の合宿で見つかった課題を改善して成長していきます。
最後に、コロナ禍で活動が難しい中、素晴らしい環境下での合宿を開催していただきありがとうございました。