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ビーチサッカー日本代表 2023年初の国内トレーニングキャンプを終える

2023年02月17日

ビーチサッカー日本代表 2023年初の国内トレーニングキャンプを終える

2月16日(木)、2023年初のビーチサッカー日本代表候補合宿が終了しました。
合宿後半は天候に恵まれず、強風でボールコントロールが非常に難しい中ではあるものの、GKからの崩しのフォーメーション練習を繰り返し行いました。
GKのポジションニングに関し、茂怜羅オズ監督は「積極的に前にでるように」と再三求め、GKをうまく活用し数的有利な状態を作り出しながら、相手ディフェンスがスライドして空いたスペースから崩し、確実にシュートに繋げられるよう微調整を行っています。

また、セットプレーの確認も行っています。2022年からチームが取り組んでいる形を再確認し、スペースを作るタイミングに多くの時間を費やしました。守備では昨年参加した大会の映像を基に、より切り替えの重要性と各選手の役割を全員で確認しています。

2月15日(水)の午前中には、急遽ソーマプライヤ沖縄に協力していただき、トレーニングマッチを行いました。
合宿で取り組んできた攻撃パターンを形に出来る場面もあったものの、強風の影響もあり、うまくつなげずカウンターを受ける場面も出ます。
1ピリオドでは、ソーマプライヤ沖縄にリードを許して終えました。風上になった2ピリオド目ではGKからの攻撃も多く繰り出せ、終始主導権を握り逆転に成功し、そのまま勝利することができましたが、課題が多く見えた試合となりました。

翌16日(木)にも、ソーマプライヤ沖縄とのトレーニングマッチを行いました。
開始早々に茂怜羅オズ監督兼選手のFKで先制後、GKが高い位置をとってのボール回しでポゼッションを高め、試合を有利に進める時間が続きます。8分には、GKの柴本慎也選手が自身の前のスペースに自らボールを運びシュートを決めます。直後のキックオフから失点してしまうものの、トレーニングで取り組んできた形を披露できていました。
2ピリオド目では、赤熊卓弥選手が持ち前のパワーを見せつけ、相手DFを引き連れながらドリブルシュートを決めます。しかし、守備では相手GKへのプレッシャーのタイミングを計れずボールを回される場面が多くなり、走らされる形となりました。
3ピリオド目では、うまく相手GKへプレッシャーをかけ、上里琢文選手がボールカット、そのボールを冷静に山内悠誠選手が決め、練習通りの守備がでました。
4ピリオドでは、再度柴本選手が自らボールを持ち出し、本日2点目を決めます。その後も得点をあげるものの、CKを直接決められるなど、注意していたセットプレーでの失点はさらなる改善が求められる内容となりました。

試合は6-2と日本代表候補が勝利し、合宿を締めくくりました。
茂怜羅オズ監督からは「いい部分もたくさん出せたが、まだ課題はある。一週間、また寒いところでのコンディション維持は難しいかもしれないが、落とさずまた集合しましょう」と選手に伝え、チームは解散しました。
3月の大会本番に向け、ビーチサッカー日本代表候補は2月末より同じ沖縄でのトレーニングキャンプを予定しています。

選手コメント

FP 上里琢文 選手(東京ヴェルディBS)
今回合宿に参加して、ワールドカップイヤーが来た!と肌で感じました。それぞれの選手が覚悟を持って来ていましたし、1人1人がワールドカップ出場に生き残るという想いから緊張感のある雰囲気が出ていて、そう感じました。もちろん、自分もその中の1人です。この後はまず、目の前のアジア予選に全集中したいです。
メンバーはまだ決まっていませんが、選ばれて戦う準備だけはします。日本代表としてアジアで優勝してワールドカップ出場を決める事。
それが今ビーチサッカー日本代表が目指す所です。自分自身、初のアジア選手権になりますが、自分の持てる力をフルでチームの為に使い勝つ為にプレーします。
メンバーに選ばれるかは最後までわかりませんし、どんな結果になろうと受け入れる気でいます。日本代表は、子どもの頃から憧れの場所で夢に見た場所です。ありきたりかもしれませんが、日の丸を胸にプレーするピッチは何度立っても、特別な場所で夢の場所です。それ以外に言い表す事ができません。
慣れる事もなく、毎回鳥肌が立つほど新鮮な感じでプレーをさせてもらっています。日本代表でピッチに立ってみるとわかります。あの時間は現実の世界ではないです。結果がどうなろうと受け入れますが、本気で日本代表選手として戦いたいと常に思っています。選手である限り目指します。そして、前回のワールドカップで果たせなかった、世界一を選手、スタッフ一丸となって掴みにいきたいです。

FP 木船祐樹 選手(アヴェルダージ熊本)
3月に開催されるAFC Beach Soccer Asian Cup 2023 Thailandへ向けたトレーニングキャンプというなかで、昨年行ってきた戦術の部分をより質の高いものにという目的が明確になっており、良い緊張感の中で6日間活動ができたと思います。
第1回大会からのビーチサッカーワールドカップ連続出場は日本とブラジルのみです。アジアの戦いを突破することは容易ではないですし、イラン、オマーンには昨年敗戦しています。アジアカップを優勝して本戦へ向かう為に必要なものをチームとして求めあっていきたいです。
その為にメンバー入りし、日本代表チームの力になれるようチームに戻って良い準備をしていきます。
トレーニングキャンプを沖縄で開催するにあたりご尽力いただきました関係者の皆様、快く送り出してくれるチームメイトへ感謝申し上げます。

FP 伊藤龍之介 選手(ラソアペーゴ北九州)
2023年初の日本代表候補合宿に招集していただき、嬉しく思います。今回の合宿は3月に行われるアジア予選に向けて、去年取り組んできたチームの戦術、チームの決まり事を再確認し、より練ってものにする合宿になりました。6日間ハードなスケジュールではありましたが、疲れた中でも質の良いトレーニングができ、より実践に近いトレーニングができたと思います。
アジアチャンピオン、世界チャンピオンになるために、監督、コーチが求めているチーム、選手になるために残り少ない期間ですがトレーニングに励んでいきます。

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