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【Match Report】サッカーe日本代表、FIFAe Nations Cup(世界大会)の出場権を獲得! FIFAe Nations Playoffs
2022年06月13日
国際サッカー連盟(FIFA)が主催するeスポーツ・サッカーの国別対抗戦「FIFAe Nations Cup 2022」への出場権を懸けたアジア・オセアニア最終予選「FIFAe Nations Playoffs」が6月11日(土)と12日(日)に、高円宮記念JFA夢フィールドで行われました。
昨年12月~4月にかけて実施された「FIFAe Nations Online Qualifiers Play-Ins」でアジア・オセアニア地域3位となったe日本代表は、昨シーズンから代表選手として活躍するNasri選手、Agu選手、Jay選手に加え、4月に開催された「JFA eスポーツ・サッカー選抜大会 2022」で優勝した黒豆選手、youxme選手の新戦力を迎え、5人体制で臨む初の公式戦を戦いました。
「FIFAe Nations Playoffs」には、Play-Insを勝ち抜いたインド、オーストラリア、日本に加え、Online Qualifier Main-Stageを勝ち上がったマレーシア、韓国、インドネシア、香港、シンガポールの全8チームによるダブルエリミネーション方式(2敗すると敗退となるトーナメント戦)で争われ、上位4チームに「FIFAe Nations Cup 2022」の出場権が与えられます。
Winners Bracket Round1 / vsインドネシア(1試合目:△1-1 / 2試合目:○2-1)
Playoffs初戦の相手はeインドネシア代表との対戦です。Play-Insでは2勝2敗4分と五分五分の結果で、お互いの手の内を知り尽くしている両国が相見えました。
第1戦はNasri選手とAgu選手のコンビで試合に臨むe日本代表は、前半のうちにセンタリングからの華麗なダイレクトボレーで先制点を奪います。しかし、前半終了間際にeインドネシア代表に逆襲を許し、同点に追いつかれてしまいます。後半は両者シュートを打つもののゴールは遠く、1-1の同点という結果になりました。
第2戦は、またしてもe日本代表が試合開始早々にペナルティエリア外からの狙いすましたミドルシュートを決め、主導権を掴みます。対するeインドネシア代表も前半のうちに追いつき、第1戦同様の試合展開で後半を迎えました。運命の後半は両チームの粘り強い守備が光り、終盤まで膠着状態のまま時計の針が進みましたが、e日本代表がeインドネシア代表の一瞬の隙をつき勝ち越しゴールを奪うと、そのまま2-1で試合終了となりました。
この結果、e日本代表はWinners Blacket Round2に駒を進めました。
Winners Bracket Round2 vsインド(1試合目:△0-0 / 2試合目:〇1-0)
eインドネシア代表を下したe日本代表は、続く第2試合は難敵eインド代表との対戦です。eインド代表に対しPlay-Insでは勝利したことのない相性の良くない相手です。
eインド代表に対しても、Nasri選手・Agu選手の経験が豊富なコンビで挑むe日本代表は、前半からeインド代表のサイド攻撃に苦しみ、前半は防戦一方で終了。続く後半もいい形は作るものの、eインド代表の堅い守備を破ることができずスコアレスで1戦目を終えます。
リズムを変えたいe日本代表は、一戦目とは対照的にボールポゼッションから積極的に攻め込みます。対するeインド代表は守備からのカウンターで応対しますが、前半は0-0で折り返します。
後半も攻勢に進めるe日本代表はついに相手の堅牢な牙城を崩すことに成功し、リードを奪います。その後は残り時間をうまく使い1-0で逃げ切り、eインド代表からの初勝利が見事FIFAe Nations Cupの出場権を獲得する勝利となりました。
Winners Bracket Round3 vsシンガポール(1試合目:△0-0 / 2試合目:●1-2)
日付が変わり、eシンガポール代表との対戦は勝った方がFinalに進出することのできる大事な一戦です。
この試合もこれまでと同様、Agu選手・Nasri選手のコンビで必勝を期します。
試合の主導権を渡したくない両国は慎重な立ち上がりで試合を進めていきます。両チームともペナルティエリアまで攻め込むものの、シュートは許さない場面が続き、前半は終了します。後半も膠着状態は崩れず、スコアレスドローで第1戦は終了しました。
続く第2戦、勝つためにはゴールが必要な両チームは第1戦とは変わって攻守の切り替えが激しい展開となります。eシンガポール代表の猛攻に耐えられず失点すると、続けざまにもう1失点をし、本大会初のビハインドで後半を迎えます。勝つためには得点を奪うしかないe日本代表は選手を入れ替え巻き返しを図ります。その交代が見事的中し、後半のファーストプレイで1点を返すことに成功。しかし、その後はeシンガポール代表に時間をうまく使われ1-2のまま試合終了となりました。
Losers Bracket Round4 vs インド(1試合目:○2-0 / 2試合目:○4-0)
2敗すると敗退のダブルエリミネーション方式の大会のため、後がないe日本代表は、前日勝利を挙げたeインド代表と再戦。
選手全員で試合前に円陣を組み、気持ちを入れ替えたe日本代表は前半に先制点を奪います。前半に主導権を握ったe日本代表は、後半も攻勢で試合を進め、試合終了間際のアディショナルタイムに大きな追加点を奪い、2-0で終了の笛を聞きました。
続く第2戦も勢いそのままに、前半から立て続けに2得点を奪い、試合を優位に進め、終わってみれば4-0で試合終了となりました。
この結果、eシンガポール代表が待つ決勝に駒を進めました。
Final vs シンガポール(1試合目:●0-1 / 2試合目:△1-1)
アジア・オセアニア王者のためにはもう負けは許されないe日本代表は守備からリズムを作ります。eシンガポール代表に攻め込まれるものの、相手のシュート時には体を寄せてゴールを許さない粘り強い守備を見せます。しかし、後半、集中が切れたタイミングをシンガポールが見逃さず、相手FWの華麗なターンからのシュートが決勝点となり、第1戦は0-1で敗戦となりました。
巻き返しを図りたe日本代表は攻撃的なフォーメーションで2戦目に臨みます。ところが、前がかりなe日本代表のボールを奪うと、カウンターからeシンガポール代表の先制点が生まれます。何とか同点に追いつきたい日本は後半開始早々同点にすると、その後も追加点を奪うべく度重なる猛攻を仕掛けますが、シンガポールの守備網を崩せず1-1で試合は終了。2試合合計で1-2で敗戦となりました。
この結果、e日本代表はPlayoffsを2位で終え、FIFAe Nations Cupの出場権を獲得しました。
選手コメント
Jay 選手(川崎フロンターレ)
eNations Cupへの出場権を獲得することができて良かったです。本戦に向けて、スキル面と戦術面を世界で戦えるものにする為に、残りの期間しっかり取り組んでいきたいです。応援して下さった方々ありがとうございました。
Web Nasri 選手(鹿島アントラーズ)
初のeNationsCup本戦の出場が決まり本当にうれしいです。Playoffの2位という結果を気にせず、7月末に開催される本戦に向けて連携面を高められるように練習していきたいと思っています。
Agu 選手(Blue United eFC)
まずはeNations Cupに出場出来てほっとしてます。ただ、結果的には2位での出場だったので、満足はしていません。このplayoffで出た課題を本番までにクリアにしていく事、また優勝出来るクオリティに仕上げる事が自分達の使命だと思うので、引き続き取り組んでいきます。応援して下さった方々ありがとうございました。
黒豆 選手(CYCLOPS athlete gaming)
eNation Cupへの出場権を獲得することができてとても嬉しいです。応援ありがとうございました。
Playoffの結果が2位だったことで、チームとしての課題が明確になったと思います。本番までにこの浮き彫りになった課題を改善することが優勝を目指す上で必要なことだと思うので、残り約1ヶ月間しっかり練習します。
youxme 選手
結果として2位で終わりましたが収穫と課題がたくさん見つかって非常にポジティブに捉えています。ここから本番へ向け課題や戦術面を強化できるよう取り組んでいきたいと思います。
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