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ミゲル・ロドリゴ監督、「いいゲームをして勝ちたい」 ~フットサル日本代表、12月に強豪クロアチアと連戦へ~
2014年10月31日
フットサル日本代表のミゲル・ロドリゴ監督は10月30日(木)、12月に行うクロアチアとの親善試合(18日(木)駒沢、20日(土)神戸)について「アジア連覇を祝う機会。いいゲームをして勝ちたい」と抱負を語りました。
日本は今年5月のAFCフットサル選手権で初の連覇を達成し、その後、チーム強化や若手発掘などを念頭にメンバー構成を変えながら9月下旬からイタリア遠征を行い、先週はクウェートで開催されたコンチネンタルカップに出場しました。今回のクロアチアとの連戦は、5月のアジアタイトル防衛後、初の国内での試合になります。
クロアチアは2012年UEFA フットサルEUROでは3位になりました。今年の大会でも3位になったスペインと引き分け、優勝したイタリアに準々決勝で惜敗するなど、実力のあるチームです。
東京のJFAハウスで記者団の取材に応じたフットサル指揮官は、今回の欧州強豪との対戦について「クロアチアは最近の成績を見ても確実に世界トップ10に入る実力のあるチームだと思う。非常に強いチームに来てもらえる」と歓迎しています。
クロアチア戦のメンバーについては、ミゲル監督はAFC選手権の顔ぶれを中心に構成する意向を示し、「AFC選手権を戦ったメンバーは前回のFIFAワールドカップから若手に入れ替わり、短い準備期間でイランにも勝って大会に優勝したが、まだ積み上げが足りない」と指摘して、2016年のFIFAフットサルワールドカップへ向けて12月の連戦でさらなる強化を図りたいと話しています。
その一方で、コンチネンタルカップのグアテマラ戦でヒールリフトのゴールを決めた室田祐希選手(エスポラーダ北海道)を招集することを明らかにしました。
ミゲル監督は室田選手のゴールについて、「日頃から決断力のあるプレーをのびのびやるように選手たちに言っているが、彼がそれをやってのけたことは大いに称賛に値する。スペインのスポーツ番組ではトップニュースで彼のゴールの映像が流されて、世界的にも注目されている。こういう流れを掴んでチームの勢いに変えたい」と語りました。
また、日本代表指揮官は、「12月の試合ではいいゲームを見せて勝ちたい。駒沢と神戸でファンのみなさんに一緒に楽しんでもらいたい」と話しました。
クロアチア戦のメンバーは12月に入って発表の予定です。
第1戦は12月18日(木)に東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で19:00キックオフ、第2戦は12月20日(土)に兵庫・グリーンアリーナ神戸で18:30キックオフの予定です。なお、第2戦の前には同日15:00から同会場にて、フットサル日本女子代表の国際親善試合(対戦相手、後日発表)も予定しています。
コメント
ミゲル・ロドリゴ フットサル日本代表監督
今回、欧州でベスト4に入る実力のあるクロアチアと対戦することが出来て、とてもうれしく思っています。2012年のUEFA フットサルEUROで3位に入り、昨年の大会ではスペインに引き分け、イタリアと善戦するなど、非常に強いチームです。われわれが見据えているのは2016年のFIFAワールドカップですが、チームはまだ若くて実績が足りません。今回の対戦がチームの積み上げになればと思っています。AFC選手権のメンバーが集まるのは久しぶりですが、代表のスタイルは築いているので土台はあり、それをベースに取り組みます。これまで守備から入ってプレッシングというプレーを徹底してきましたが、これからは攻撃でも自分たちがボールを保持して勝利に結び付けられるプレーが見せられるように、攻撃の精度を上げていかなければなりません。5月のAFC選手権に連覇して少し時間が経ちましたが、今回の試合でアジアのタイトル連覇を祝う、お祭りのように楽しめるものにしたいと思います。スーパーゴールが出るかは分かりませんが、まずはいいゲームをして勝ちたいと思っています。
松崎康弘 JFA常務理事兼フットサル委員会委員長
連覇を達成したAFC選手権後、9月末からのイタリア遠征、先週のクウェートでのコンチネンタルカップに続けて、今度は12月にクロアチアと対戦します。代表チームにとって良い強化試合になると思いますし、試合を観ていただく方々には日本代表のプレーを楽しんでいただけると思います。
国際親善試合 フットサル日本代表 対 フットサルクロアチア代表
[第1戦]2014年12月18日(木)
19:00キックオフ(予定) 東京/駒沢オリンピック公園総合運動場体育館
フジテレビ(関東ローカル)録画ダイジェスト放送
[第2戦]2014年12月20日(土)
18:30キックオフ(予定) 兵庫/グリーンアリーナ神戸
フジテレビ(関東ローカル)録画中継