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ミゲル監督、「アジア連覇のプレーで次のステップへ」 ~フットサル国際親善試合対クロアチア第1戦~

2014年12月18日

ミゲル監督、「アジア連覇のプレーで次のステップへ」 ~フットサル国際親善試合対クロアチア第1戦~

フットサル日本代表のミゲル・ロドリゴ監督は12月17日(水)、欧州強豪のフットサルクロアチア代表との国際親善試合2連戦の第1戦(東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)を翌日に控えて、「AFCフットサル選手権決勝のような試合を見せたい」と意気込みを語りました。

日本は今年5月のAFCフットサル選手権で強豪イランを決勝で撃破して連覇を達成。今回はそれ以降、国内のファンの前でプレーする初の機会となります。チーム構成も日本はAFC選手権を戦ったメンバーを中心に、代表戦デビューを狙う前鈍内マティアスエルナン選手(名古屋オーシャンズ)と加藤竜馬選手(バルドラール浦安)の2選手が加わった構成です。

クロアチアは2012年UEFAフットサル選手権でベスト4、今年の同大会でもベスト8に入り、欧州王者のイタリアや前王者のスペインなどと互角に戦える実力の持ち主です。クロアチアのマト・スタンコビッチ監督は、リビア監督時代にミゲル監督率いる日本と対戦した経験があり、当時の結果はリビアの1勝1分けでした。

ミゲル監督は対戦相手について、「各クラブで活躍するタレント揃いで、最近の傾向を取り入れたモダンな戦術を用いてくる。守備で最高のプレーをしないと厳しい戦いを強いられることになる」と警戒は怠っていません。

2016年のFIFAフットサルワールドカップ出場へ向けてチーム強化を図っているミゲル監督の狙いは、AFC選手権に優勝したプレーをチームの基準にして、さらにレベルアップすることにあります。

日本代表指揮官は「今回のチャレンジはアジア選手権決勝のイラン戦で見せたプレーを自分たちのスタンダードにできるか。うまくできれば次のステップへ行ける」と話し、「日本の名を世界に広めるためにも、クロアチアに勝つことが1つのポイントになる」と期待を寄せています。また、メンバー全員を起用して、チームの底上げを図りたい意向です。

今回の合宿初日である15日には、Fリーグでの疲れをとるべく、チームで温泉に入ってリラックスを計り、翌16日からコートでの練習を開始。試合前日の17日には試合形式の練習を行い、ミゲル監督は途中で何度かプレーを止めながら、動きの確認を入念に行いました。

星翔太選手(バルドラール浦安)は、「(AFC選手権を戦った)あのメンバーで戦うのは久しぶりで少し不安もあったけれど、プレーを始めた瞬間に合った。自覚のある選手ばかりだし、一瞬で呼吸が合うので安心してできる」と手応えを口にしました。森岡薫選手(名古屋オーシャンズ)も、「新しいメンバーもいるが、リーグで対戦もしていて、コミュニケーションも取れている。僕自身は国内でまだ点を獲っていないので、初ゴール目指してがんばります」と意気込んでいました。

ミゲル監督は、「国内のファンに見てもらえるせっかくの機会なので、世界トップ10~13レベルのチーム同士の素晴らしい試合を観てもらいたい」と話しています。

東京での第1戦は18日(木)19:00キックオフの予定です。また、第2戦は兵庫県グリーンアリーナ神戸にて20日(土)18:30開始予定です。

監督・選手コメント

ミゲル・ロドリゴ 監督 (フットサル 日本代表)
欧州のトップレベルのチームと対戦することを考えて、リーグ明けの選手のコンディションを考えて練習しています。クロアチアはタレントが豊富で、個の打開力があります。ラインの間をついた攻撃やアグレッシブな守備で、モダンな戦術を展開するチームで全体にバランスが取れています。われわれはアジア選手権を獲ったメンバーの再集合になるので、あの大会決勝でイランに勝った試合で見せたパフォーマンスを見せて、それを自分たちのスタンダードに出来るかというチャレンジになります。フットサル日本代表の名を世界に広めるためにも、クロアチアに勝つことは一つの試金石になります。それができれば、次のステップへ進めます。われわれは野心をもって、さらに上を目指しているので、勝利の精神を維持していくことは戦術以上に重要なことです。国内の試合は少ないので、サポーターと一緒に楽しめる試合にしたいと思っています。

星翔太 選手(バルドラール浦安)
クロアチアは体が大きくて個人技があるので、侮れない相手です。油断はできません。でも、僕たちにとっては実力を試すのに最適な相手です。日本で代表戦を戦う機会があまりないので、僕らがAFC選手権でどうやってアジアチャンピオンになったのかをお見せしたいですし、ファンのみなさんと一緒に喜べるような試合にしたいと思います。

関口優志選手(エスポラーダ北海道)
リーグを通していいコンディションで来ています。クロアチアは大柄な選手がいて、(ダリオ・)マリノビッチ選手は今回いませんが、対戦するのが楽しみです。僕にとっては初めての国内での代表戦なので、どういう雰囲気なのか分からないところもありますが、アジアチャンピオンとして恥じない試合をしたいですし、楽しみたいと思っています。

マト・スタンコビッチ 監督 (フットサルクロアチア代表)
日本のことはよく知っています。リビア監督時代にも対戦していますし、先日のクウェートでの大会も見ていました。アジアチャンピオンですし、一人の選手に頼らないチームづくりをしていると思います。私たちは今回の試合を通して、次のUEFA選手権予選へ向けた準備をしたいと考えています。今回、所属クラブの都合でイタリアやクウェートでプレーしている選手は連れて来られなかったのですが、来日メンバーには若手で優れた選手が入っています。プレッシャーをしっかりかけて、1-2タッチの素早いパスでモダンなプレーで、今できる最高のプレーをお見せしたいと思います。

イボ・ユキッチ 選手 (フットサルクロアチア代表)
長旅でしたがシーズン中でもあり、コンディションは悪くありません。3~4人来られなかったメンバーもいますが、若手が質のあるプレーを見せると思います。僕らは個の強さと技術、組織力もあるプレーでこれまで結果を出してきています。日本は戦術に優れ、ディシプリンも組織的な動きも優れていると思いますが、良い試合をしたいと思っています。 

スケジュール

12月15日(月) AM トレーニング
12月16日(火) PM トレーニング
12月17日(水) PM 公式トレーニング
12月18日(木) 19:00 国際親善試合 対 フットサルクロアチア代表
(駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)
12月19日(金) PM 公式トレーニング
12月20日(土) 18:30 国際親善試合 対 フットサルクロアチア代表
(グリーンアリーナ神戸)

国際親善試合

2014年12月18日(木)  東京/駒沢オリンピック公園総合運動場体育館
19:00キックオフ(予定) フットサル日本代表 vs フットサルクロアチア代表

2014年12月20日(土) 兵庫/グリーンアリーナ神戸
15:00キックオフ(予定) フットサル日本女子代表 vs フットサルチャイニーズ・タイペイ女子代表
18:30キックオフ(予定) フットサル日本代表 vs フットサルクロアチア代表

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