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ニュース

フットサル日本代表、ブザービーターでパラグアイに惜敗 ~国際親善試合 2/19(水)@北海道/北海きたえーる~

2020年02月20日

フットサル日本代表、ブザービーターでパラグアイに惜敗 ~国際親善試合 2/19(水)@北海道/北海きたえーる~

フットサル日本代表は2月19日(水)、北海道・北海きたえーるで行われた国際親善試合で、フットサルパラグアイ代表と対戦しました。日本がパラグアイと対戦するのは2004年にチャイニーズタイペイで開催されたFIFAフットサル世界選手権(現フットサルワールドカップ)以来、16年ぶり2度目です。その際には4-5で敗れている日本にとっては、勝って今後の戦いに弾みを付けたい一戦でした。

ブルーノ・ガルシア監督は、GKに関口優志選手、FPに吉川智貴選手、星翔太選手、加藤未渚実選手、八木聖人選手を先発メンバーに起用しました。立ち上がりから流れをつかみたい日本でしたが、開始早々の1分に速攻を受けると、抜け出したエンマヌエル・アジャラ選手に先制ゴールを決められてしまいます。さらに、その2分後にもオウンゴールで追加点を与えてしまいました。

序盤に2失点を喫し、難しい展開となった日本でしたが、ここからの時間帯はパラグアイを圧倒していきます。ブルーノ・ガルシア監督が就任してから、一貫して取り組み、日本の武器となっている高い位置からのプレッシングが機能し、パラグアイに攻撃をつくらせません。「日本は高い位置で我々のミスを誘発し、ゴールを奪うのが狙いだったと思います。思うようにボールを持てず、私たちにとって難しい展開になりました」と、パラグアイのカルロス・チラベルト監督が話したように、南米の強豪国を圧倒していきます。

ショートカウンターからチャンスをつくり出していた日本は、前半終了間際に待望のゴールを挙げます。吉川選手が相手のパスをカットし、星(翔)選手に展開。星選手が絶妙な1タッチパスでゴール前の皆本晃選手にボールを送ると、皆本選手がGKとの1対1を制してゴールネットを揺らしました。

前半で1点差に詰め寄った日本は、後半も優勢に試合を進めます。しかし、パラグアイGKジオバンニ・ゴンサレス選手の好セーブもあり、なかなか同点ゴールを挙げることができません。それでも33分、セットプレーを得た日本は加藤選手が鋭いシュートを放ちます。これを相手がブロックしたこぼれ球を拾った吉川選手は「相手がシュートコースではなくパスコースを切ってきたので、左下を狙えば決まると思いました」と冷静に判断し、狙い通りのシュートを決めて2-2の同点に追いつきました。

3,235人を集めたアリーナは、同点ゴールに沸きあがります。日本は大声援を受けて、さらに攻撃の手を強めていきますが、南米3位のパラグアイも意地を見せてゴールを割らせません。残り2分を切ったところで、日本は皆本選手にGKのユニフォームを着せて、ピッチ上の5人全員で攻めるパワープレーを開始します。数的優位をつくりながら、逆転ゴールを狙った日本でしたが、試合終了間際にパスをカットされると、無人のゴールにロングシュートを決められてしまいました。このシュートがブザービーターとなり、日本は2-3で敗れました。

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残念ながら敗れてしまったフットサル日本代表は、26日に開幕する予定だったAFCフットサル選手権トルクメニスタン2020の延期に伴い、一度、解散となります。リスケジュールされるAFCフットサル選手権では、上位5チームに入って、2大会ぶりのフットサルワールドカップ出場権の獲得を目指します。

監督・選手コメント

ブルーノ・ガルシア 監督
今日のゲームは35分間、非常に素晴らしい、私たちの狙いとするゲームができました。しかし、開始早々の5分間は良くないゲームをしてしまい、そこで2失点を喫しました。そういう入り方をすると、経験が豊富で競争力のあるパラグアイのような強豪は見過ごしてくれません。苦しい展開から這い上がる展開になりましたが、特に後半はシュート数も増え、フットサルのスペクタクルな部分、魅力たっぷりのゲームを見せることができたと思います。その結果、同点まで持っていき、最後は勝ち切ろうとしてパワープレーを導入しましたが、不運な形で勝ち越しゴールを与えることになりました。パラグアイは勝ち切るに値するチームだったと思いますが、私たちも35分間は非常に高いパフォーマンスを見せ、どの相手と戦っても引けをとらないことを示すゲームができたと思います。

カルロス・チラベルト 監督
国際的にもレベルの高い2チームの試合は、非常に拮抗した内容になりました。パラグアイはすでにワールドカップの出場権を手にしていますし、日本もアジア選手権に向けて準備を進めています。ハードな試合になることが事前にわかっていました。日本はインテンシティの高いプレーをして、積極的にプレーをしてきました。その実力の高さに驚かされた部分もありました。今後のアジア予選で、日本の幸運を祈っています。

FP #5 皆本晃 選手(立川・府中アスレティックFC)
悔しいですね。国内での試合はそんなに多くありませんし、生中継もあったので、どんな内容でも勝つことが重要だったと思うので、結果が出なかったことには悔しい気持ちがあります。立ち上がりは気を付けないと入らないといけません。AFCフットサル選手権で、序盤に2失点をしたら、取り返しのつかないことになりかねません。昨年9月のタイとの親善試合でも立ち上がりが良くありませんでしたし、これを『良い勉強になった』で済ますわけにはいかないと感じています。

FP #9 平田ネトアントニオマサノリ 選手(ADフンダン)
最初の5分以外は、日本が上回っていたと思うのですが、決めるところを決めないといけません。点差を付けて勝てる試合だったと思うので、チャンスを決めていかないと、こういう敗戦につながると感じています。ポルトガルで成長することはできていると思うので、今日は個人的にあまり良いプレーができず、出場時間も短くなりましたが、また代表に選ばれるためにもポルトガルに戻って頑張りたいと思います。

スケジュール

2月12日(水) PM トレーニング(北海道青少年会館コンパス 体育館)※非公開
2月13日(木) AM/PM トレーニング(北海道青少年会館コンパス 体育館)※非公開
2月14日(金) PM トレーニング(北海道青少年会館コンパス 体育館)※非公開
2月15日(土) AM/PM トレーニング(北海道青少年会館コンパス 体育館)※非公開
2月16日(日) AM/PM トレーニング(北海道青少年会館コンパス 体育館)※非公開
2月17日(月) PM トレーニング(札幌市中央体育館)※非公開
2月18日(火) PM 公式練習(北海きたえーる)※冒頭15分公開
2月19日(水) 2-3 国際親善試合 vsフットサルパラグアイ代表(北海きたえーる)

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

国際親善試合

フットサル日本代表 対 フットサルパラグアイ代表
開催日時:2月19日(水) 19:05キックオフ(予定)
会場:北海道/北海きたえーる
TV放送:NHK-BS1にて全国生中継

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