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フットサル日本代表 8月欧州遠征 4か国親善大会の初戦でベトナム代表に1-0で勝利【8月欧州遠征(8/7-9/2@スペイン・ポルトガル)】
2021年08月29日
国際親善試合
2021年8月28日(土) KO時間 18:00(現地時間) 試合時間 40分(前後半各20分間のプレーイングタイム)
OLIVO ARENA(スペイン/アンダルシア州・ハエン市)
フットサル日本代表 1-0(前半0-0、後半1-0)フットサルベトナム代表
得点
33分 清水和也(フットサル日本代表)
スターティングメンバー
GK:ピレス・イゴール
FP:星翔太、西谷良介、星龍太、室田祐希
サブメンバー
GK:関口優志
FP:八木聖人、皆本晃、オリベイラ・アルトゥール、毛利元亮、逸見勝利ラファエル、森村孝志、清水和也、吉川智貴©
登録外メンバー(出場停止、怪我など)
GK:矢澤大夢
FP:加藤未渚実
※本トーナメントは14名しかメンバー入りできないため
マッチレポート
FIFAフットサルワールドカップリトアニア2021に向けてヨーロッパで活動を実施しているフットサル日本代表は国際親善試合第4戦の相手としてブルーノ・ガルシア監督が前回ワールドカップで率いたフットサルベトナム代表と対戦し、今回の欧州遠征待望の初勝利を掴み取りました。
8月26日にスペイン北部のガリシア州のナロン市からスペイン南部のアンダルシア州ハエン市に移動した日本代表はスペイン代表・グアテマラ代表・ベトナム代表が参加する4か国対抗親善大会に参戦しました。初戦は2016年のフットサルワールドカップのアジア最終予選で敗戦を喫した因縁の相手であるベトナム代表との対戦となり、ブルーノ監督はスターティング5にはGKにピレスイゴール選手、FPとして星翔太選手・星龍太選手・西谷良介選手・室田祐希選手を送り出しました。
1stピリオドは開始と共に互いが相手の様子を探り合う固い展開が続きます。均衡を破るべくイゴール選手のロングキックに反応した西谷選手が胸トラップでボールを収め、そのままこの試合最初のシュートを打ちますがこれは相手選手に当たってしまいます。4分が経過したところで第2セットのメンバーが一斉に交代してピッチに入ると清水和也選手がPIVOのポジションで積極的に顔を出して味方から縦パスを貰うべく何度も動き直しをしますが、相手の集中したディフェンスによりなかなかシュートまで持ち込めません。7分には第3セットのメンバーが交代で入るとチーム最年少の毛利元亮選手が味方のパスを前線で収めると相手を背負いながら反転してシュートを放ちますが、ボールを枠に抑えることができません。その後も4人組の第1セット・第2セット・第3セットとブルーノ監督は状況を見ながら交代してベトナムゴールに攻め込み、第1ピリオド終了間際には皆本晃選手が左サイドをドリブルで突破して渾身のシュートを打ちますがGKが身体を張ってゴールを防ぎ、スコアレスドローで折り返します。
ハーフタイムのロッカーではブルーノ監督が「本気で相手のボールを奪いに行かなければチャンスは掴めない。相手に何もやらせないぐらいの覚悟でもう一度気持ちを引き締めて2ndピリオドに臨もう。」と選手たちに檄を飛ばします。
2ndピリオドはGKのイゴール選手に代えて関口優志選手を送り込むと開始早々に自陣で相手のドリブルを逸見勝利ラファエル選手がボールをカットすると、右サイドのポジションを取った清水選手へパスが渡り一気に駆け上がりグランダーの早いクロスボールに最後尾から上がったオリベイラ・アルトゥール選手がスライディングでシュートを狙いますが、惜しくもボールは外側のサイドネットにあたりゴールを奪えません。直後の2分にもコーナーキックのチャンスで吉川智貴選手の浮き球に再びアルトゥール選手が合わせて強烈なボレーシュートを放ちますが、ボールはポストを叩き、跳ね返りは上手く合わせることができずクロスバーを越えるシュートになってしまいます。その直後にもカウンターで左サイドをドリブル突破した室田選手が浮き球のクロスボールを送りますが星翔太選手のヘディングは枠を捉えることができません。しかし強度の高い日本の積極的な前線からのプレッシャーにベトナム代表のファールが徐々に増えていきます。すると33分に相手のハンドで6つ目のファールとなるとアルトゥール選手がPA付近の場所で直接FKを得ますが、シュート相手にブロックされてしまいます。直後には星翔太選手がゴール前でボールキープしたところ相手がすかさずファールでプレーを断ち切り、再度PA付近で直接FKを取得すると今度は清水選手がFKに臨みます。ここまで再三ビッグセーブを続けてきたベトナム代表ですが、清水選手の狙いすましたシュートはゴール右下に吸い込まれ待望の先制点を奪います。後が無くなったベトナム代表は残り3分半のタイミングでパワープレーを仕掛け、日本にとっては我慢の時間が続きます。それでも統率されたディフェンスでことごとく相手のチャンスを摘み取っていきますが、ラスト3秒で相手にFKを与えてしまいます。FKにはイゴール選手がGKのポジションに交代で入り、きっちりと相手ボールをはじき返して1-0で試合を終えました。
欧州遠征4戦目にして初勝利となった日本代表ですが、ここまで積み上げてきているものに更に磨きを掛けて9月に開催されるFIFAフットサルワールドカップに向けて準備を進めていきます。
監督・選手コメント
ブルーノ・ガルシア 監督
待望の、粘って戦った末に勝ち取ることができた重要な勝利でした。この長期の合宿をいい形で続けていく上でも大切なものでした。強度の高い、長期に渡っている合宿ですので、疲労も当然あるものだと思います。
その中でも選手たちは勝利に値する取り組みをし、それが成果になったということは喜ばしいかぎりです。
ここから次の試合に向けても改善すべき点を改善し、良い準備をしたいと思います。
GK #1 ピレス・イゴール 選手(ペスカドーラ町田)
ハエンでの最初のトーナメントの試合では、ベトナムに良い形で勝利することができました。難しい相手でしたし、同じ地域のライバルとして最後まで結果を争う試合となりました。今まで対戦した相手とは違ったスタイルだったということが試合を難しくさせました。しかし、試合をコントロールできていましたし、ゴールのチャンスも多く作れていたので、試合を優位に進められていたと思います。W杯を目前にした試合で勝利という形で準備でき、チームとして進化、成長し続けることができて嬉しいです。
FP #9 毛利元亮 選手(ペスカドーラ町田)
欧州遠征4戦目にして初勝利を挙げる事が出来ました。苦しい試合に勝てた事は良かったと思います。まだまだ納得のいくプレーが出来ていませんが、更に成長してチームに大きなプラスを与えられる選手になれるように頑張ります!
FP #10 逸見勝利ラファエル 選手(SLベンフィカ/ポルトガル)
日頃の努力がようやく結果として現れ始めました。今日のベトナム戦が欧州遠征の初勝利となりましたが私達はフットサルワールドカップ本番に向けて今後控えている試合で勝ち続けたいと思います。これからも様々な困難に直面すると思いますが、しっかりと準備を進めていきたいと思います。
FP #13 清水和也 選手(コルドバ・パトリモニオ/スペイン)
苦しみながらもこの遠征での最初の勝利を手にすることが出来ました。試合は勝ったものの反省点が多い試合だったのでしっかりと改善していき、いいものはさらに磨きをかけ、そしてチームとしてもっと成長出来るようやっていきます。しっかりとリカバリーをし明日のグアテマラ戦へ備えます。
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