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フットサル日本代表 グループステージ第2戦のスペイン戦に向けてコンディションを調整
2021年09月16日
FIFAワールドカップリトアニア2021グループステージ初戦のアンゴラ戦に8-4で勝利し、幸先のいいスタートを切ったフットサル日本代表は試合翌日の15日(水)、リカバリートレーニングで早速次戦のスペイン戦に向けて準備に取り掛かりました。
アンゴラ戦前日に提示したスタイルブックで「現在(いま)に集中して行動する」ことの重要性を確認したチームにとって、アンゴラ戦の勝利はすでに過去のものです。過去(アンゴラ戦)の結果にとらわれるのではなく、学びを生かして次なる一歩に生かすことを念頭に、未来(スペイン戦)を見据えて現在(いま)できることに集中して取り組みます。
中2日で迎えるスペイン戦は、コンディションを整えることがチームの最優先事項となります。アンゴラ戦で出場時間が長かったメンバーはストレッチ等の軽めのメニューでコンディションの回復に努める一方で、特に第2ピリオドのプレー時間が限られていたGKピレス・イゴール選手と皆本晃選手、八木聖人選手、毛利元亮選手、そしてアンゴラ戦では残念ながら登録を外れたGK矢澤大夢選手と森村孝志選手の6人はシュート練習を中心に行い、積極的に汗を流しました。
その後も空いた時間を使ってメディカルスタッフによる治療やケアに時間を充てたり、各自部屋でリラックスした時間を過ごすなどして心身ともにリフレッシュに努めました。
ワールドカップはこの日からグループステージ2試合目に入りました。グループAでカザフスタンとベネズエラが2連勝を飾って早々にノックアウトステージ進出を決めた一方で、開催国リトアニアは2敗目を喫しています。グループBはロシアがアジア代表のウズベキスタンの追撃をかわして2連勝を飾り、ノックアウトステージ進出に王手をかけています。
フットサル日本代表のグループステージ第2戦スペイン戦は日本時間17日(金)の深夜24時キックオフ予定です。
選手コメント
FP #5 皆本晃 選手(立川・府中アスレティックFC)
アンゴラ戦は大会初戦ということで結果が一番大事でした。その試合に勝って勝点3を取れたことは良かったです。ただ監督も言っていましたが、試合を詳細に振り返ると、必ずしも自分たちのフットサルができていたわけではありません。8点とって4点差をつけて勝てたことはよかったものの、日本は守備に特徴を持ったチームなので、4失点というのはどんな形であるにせよあってはいけないことだと思っています。結果が大事で、勝利を求めるということであれば、やはり自分たちのベースである守備に立ち返って、シビアに取り組んでいかなければいけないと改めて感じました。このワールドカップを迎えるまで長かったです。試合会場に到着したときは胸にこみ上げる気持ちもありましたが、ピッチに入る瞬間は感傷的な気持ち以上にチームの勝利に貢献したい、勝つために戦おうという思いの方が強かったです。次はスペイン戦ということで、過去にはスペインリーグでプレーしたこともあるので特別な感情もあります。相手が考えていることや彼らのプレー、強みや弱みというものを分かっているつもりなので、そうした部分でも貢献できると思っています。スペイン戦も勝つために、いつもどおりの準備をしていこうと思います。
FP #15 アルトゥール・オリベイラ 選手(名古屋オーシャンズ)
アンゴラ戦は日本代表として初めての公式戦ということで、素晴らしい気持ちで臨むことができました。4得点できましたが、それは大事なことではありません。いちばん大事なことは、開幕戦でチームが勝利できたことです。なかなか得点できない時間が続きましたが、フットサルの試合ではそうしたことはよくありますし、特に開幕戦ということでチームに緊張や不安もあったと思うので、問題ではありません。私自身も初めてのワールドカップということで、少しの緊張はありましたが、最初にパスを出してからはその緊張も解けました。試合後、(元フットサルブラジル代表監督の)父から連絡があり、まず1試合終わったけど、2戦目、3戦目とひとつずつ戦っていくことで、その先に自分たちのチャンスが広がっていく、そのために頑張り続けないといけないとアドバイスを貰いました。アンゴラ戦は、最高の試合ではありませんでした。8-4という結果でしたが、試合の中には多くのミスがあり、そこに対しては今日から取り組んでいかなければいけません。先月のスペインとの親善試合はいい試合ができました。相手のゴールもフリーキックと第2PKということで、自分たちが試合をコントロールした時間もありました。それを増やすことができればチャンスがあると思っています。
FP #13 毛利元亮 選手(ペスカドーラ町田)
アンゴラ戦の前日までは平常心でしたが、寝る間際に試合のことを考えたときにはいつもどおりではいれなかった自分がいました。しかし、そういった状況の方が集中した状態に入れることを自覚していて、代表のデビュー戦になった先月のポルトガル戦もそうでしたが、自分は大舞台に強いタイプだと思っているので、ワクワクした気持ちでワールドカップのピッチに入ることができました。アンゴラ戦は、自分たちのミスから失点を重ねて自ら焦りを募らせるという難しい試合にしてしまいましたが、最終的に勝ち切ることができてよかったです。初戦の難しさをクリアできたことはチーム力を上げる一歩になったとも思っています。個人の課題としては得点をとるところで、直前のヨーロッパ遠征の試合でもチャンスをものにできていませんでした。アンゴラ戦でも4点、5点取れるチャンスはあったと思うのですが、集中した状態でもゴールすることができなかったことは今の自分の弱みというか課題だと認識しています。情けないと思う気持ちはありますが、マイナスに捉えずに、次こそは絶対に決めてやるぞという強い気持ちに変えてスペイン戦に臨みます。
FIFA フットサルワールドカップ リトアニア2021
大会期間:2021/9/12(日)~2021/10/3(日)
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