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フットサル日本代表候補 木暮新監督のもと新体制での活動を開始
2021年12月14日
9月に開催されたFIFAフットサルワールドカップリトアニア2021で大会ベスト16となったフットサル日本代表チームが解散し、11月に木暮賢一郎氏が新監督へ就任しました。木暮監督は現役時代にFIFAフットサルワールドカップに3度の出場経験を持ち、日本代表のキャプテンも務めた経歴を持っています。
新チームの立ち上げの活動として、12月13日から3日間の国内トレーニングキャンプを高円宮記念JFA夢フィールドにて開始しました。新チームの最初の招集メンバーにはFリーグでプレーする19名の選手が名を連ね、吉川智貴選手、オリベイラ・アルトゥール選手、加藤未渚実選手、毛利元亮選手といった今年のワールドカップで世界の強豪国と闘った経験を持つ選手たちだけでなく、過去にU-20フットサル日本代表としてAFC大会を戦ったメンバー、5月までU-20フットサル日本代表候補としてプレーしていた若手選手も招集されました。また2017年に日本国籍を取得し、Fリーグで通算300ゴール以上を取っているクレパウジ・ヴィニシウス選手が初招集となりました。
最初のチームミーティングでは小西鉄平フットサルテクニカルダイレクターと小森隆弘フットサルナショナルチームダイレクターから新体制発足に関する経緯とそれぞれの役回りに関して説明がありました。その後、木暮監督は次回のFIFAフットサルワールドカップでベスト8以上を目指してチームを強化していくこと、また目標を達成するためにFIFAの国際マッチカレンダーを活用した国際試合を戦いながらチーム編成をする強化方針を説明し、選手には所属チームでハイパフォーマンスを維持し続けること、集合した翌日には強豪国との公式戦を闘わなければならないくらいのタフさを求めることも伝えました。
前日のリーグ戦に出場していた選手が多くいたため、初日はリカバリーを中心としたメニューに取り組みました。ウォーミングアップでは攻撃と守備の人数を変えた対人形式のメニューを2つ取り組み、その後は定位置攻撃のコンセプトを理解することを目的としたメニューを行い、最後はセットプレーでの動きやポジションニングの確認をしました。クロージングの際にはトレーニングを見守った北澤豪フットサル委員長から選手たちへ激励のメッセージが送られて初日のトレーニングを終えました。
選手コメント
GK 田淵広史 選手(Y.S.C.C.横浜)
1セッション目が無事に終わりました。新しい選手が沢山いる中で、残りの3セッションでコミュニケーションを取り、一歩ずつ目標にむけて取り組んでいきたいと思います。フットサル日本代表チームのアインデンティーの中で自分らしいプレーを発揮して、次のアジア選手権やワールドカップに向けて悔いが残らないよう常にピッチで全てを出し切れるよう頑張りたいと思います。
FP 加藤未渚実 選手(シュライカー大阪)
いよいよ2024年に向けて新しいチームが始動しました。監督からの目標や新しいコンセプト、代表選手としてのあり方などが示されて目指すべきところは明確になりました。2021年のワールドカップを終えて2024年大会は3年もない状態で、短い期間の中でも結果を出せるチーム、個人でなければならないと感じています。その部分を忘れずに残りの2日間も含め、今回の国内合宿後の日々を過ごしていきたいと思います。
FP 甲斐稜人 選手(ペスカドーラ町田)
まずは、このような状況下の中で合宿の開催に携わって頂いた方々に感謝します。フル代表が新体制になり最初の3日間の合宿ということで初めて会う選手、スタッフがたくさんいました。僕が今目指しているのは2024年のワールドカップに出て結果を残すことです。その為にまずこの3日間で自分がどれだけできるかを証明して少しでも信頼を勝ち取りたいと思います。初日の練習は終わりましたが、また明日からの2日間で自分がどれだけできるか楽しみですし、全力で自分の存在価値を取りにいきたいと思います。
FP 金澤空 選手(立川・府中アスレティックFC)
沢山の方々のご協力があり、素晴らしい環境でトレーニングキャンプができることに感謝しています。立ち上げのミーティングで日本代表としての目標や日本代表選手としての振る舞い方などを改めて確認し、練習に臨みました。今後は準備期間が短くても、どんな対戦相手に対しても自分の武器を存分に発揮できるような選手になるために高い意識を持って取り組んでいきたいと思います。