ニュース
フットサル日本代表、リベンジを懸けたブラジルとの国際親善試合第2戦に向けて最終調整を行う
2022年09月18日
フットサル日本代表は9月17日(土)、18日(日)にスカイホール豊田で開催されるフットサルブラジル代表との国際親善試合に向けた公式練習を行いました。15日(木)の対戦では、1-5と点差を付けられて敗れ、ブラジルとの通算成績は2分け18敗になっています。
ブラジルとの第1戦に敗れて悔しい思いをしたフットサル日本代表でしたが、選手たちはホームでの敗戦を重く受け止めながらも、ポジティブな雰囲気で、初戦で見られた課題に取り組み、第2戦への準備を進めました。
コーチングスタッフ陣が分析したブラジルの内容は試合翌日の練習から映像で選手たちに落とし込まれ、2戦目の前日練習でも、今回来日している相手の特徴に合わせた練習が多く行われました。
公式練習がスタートすると、チームは3人でボールを運ぶ動きから、攻撃が終わった時に最もゴールに近い選手が守備者となる2対1に移行するシュート練習に取り組みました。ここから3つのセットにチームを分けて、最初はブラジル戦の強度の高さを意識させた20メートル×20メートルの狭いスペースでの5対5を行います。そこから20メートル×30メートル、20メートル×40メートルとピッチサイズを広げて、5対5のゲームを続けました。
ブラジルとの初戦からセット構成にも多少の変更が見られました。その中でファーストセットとセカンドセットが入れ替わった水谷颯真選手(名古屋オーシャンズ)とクレパウジ・ヴィニシウス選手(ペスカドーラ町田)は、試合形式の練習中に複数のゴールを挙げる好プレーを見せていました。
練習の終盤には、今回のブラジル戦だけでなく、今月末から始まるAFCフットサルアジアカップクウェート2022に向けても、日本にとっての重要となるパワープレーやセットプレーの動きも確認しました。練習の最後には、選手たちが各自で自由に練習を行い、最後の調整に取り組みました。
夕方からトレーニングを行ったブラジル代表は、公式練習を全て公開。「今朝のトレーニングはハードなトレーニングを行ったので、午後はレクリエーションの時間、リラックスしてもらう形だった。試合が始まれば、本気で戦いにいくので、多少、リラックスする時間にした」と、マルコス・シャビエル監督が語った通り、最初のボールリフティングから、チームスタッフも交じってのサッカーボールを使っての紅白戦まで終始楽しそうに汗を流しました。
日本対ブラジルの第2戦は18日13時キックオフ予定です。
監督・選手コメント
木暮賢一郎 監督(フットサル日本代表)
1試合目の敗戦を受けて、明日のゲームでは成長した姿を見せないといけないと思っています。選手たちもホームでしっかりと良い戦いをして、もちろん勝利をして、アジアカップに行けるようにと、非常に良く取り組んでくれています。ホームでの敗戦は、悔しいこと以上に、批判も浴び、恥ずかしさもあります。選手たちは通常の試合では感じない感情を感じたはずです。こうした試合で称賛も、批判も受けながら、しっかり結果を出すのが代表選手です。しっかりと敗戦を受け入れて、前を向いて進んでいると思います。
マルコス・シャビエル 監督(フットサルブラジル代表)
この1週間、私たちはとても良い準備ができたことに満足しています。明日はまた新たな試合、別の日になるので、真摯に臨む気持ちです。また、日本の皆さんからの温かいサポートに対して、とても幸せに思っています。今回の日本での活動により、私たちは今後の大会に向けても順調に進んでいけると感じています。また今回の活動で、アジア地域にいるブラジル人選手には、もっと注目をしないといけないと感じました。日本でプレーする選手たちと活動ができたことは、今後の活動にもとてもプラスになっています。
FP #3 水谷颯真 選手(名古屋オーシャンズ)
初戦は、第1ピリオドの10分くらいで世界のレベルを知れたことが一番の収穫でした。そこからブラジル相手に戦うのは簡単ではないと思いました。ここまでレベルの高い相手と対戦するのは初めてで、攻めの糸口もなかなか見つからずに難しかったです。守備でも難しい場面がずっと続き、名古屋ではあまり感じられない感覚でした。明日はいつもと変わらずに自分の良さを出しつつ、通用しなかった部分をどれだけ伸ばせるかが大事になると思うので、そこを良くしていきたいと思います。
FP #5 オリベイラ・アルトゥール 選手(名古屋オーシャンズ)
日本代表はワールドカップから監督も変わり、やることが全て変わっています。ブラジルは同じ監督、スタッフの下でやってきた経験があり、慣れていると感じるところはありました。初戦を終えてから、あまり時間もないので、全ての修正が間に合うわけではないと思います。でも、今日の練習では細かいところの修正に取り掛かりましたし、この後のミーティングでもやっていきます。
FP #12 原田快 選手(FCバルセロナB)
ピト選手をはじめ、海外でプレーしているブラジル代表の選手たちは、あらためてレベルが全く違うと気付かされました。もう少し成長したら、通用するのではないかなと思っていたのですが、そんなのではダメだなと思いました。2試合目では、一番はチームが勝つことですが、個人的にはゴールを目指したいです。シャペウとか、ヒールリフトとか、派手なドリブルをしても会場は沸くと思うのですが、記録には残りません。勝つことの次に大事なのはゴール。点を取ることを一番に考えたいです。
国際親善試合
2022年9月18日(日) 13:00 キックオフ(予定) vs フットサルブラジル代表
会場:愛知/スカイホール豊田
テレビ放送:
CSテレ朝チャンネル2にて独占生中継(12:55~)
地上波 テレビ朝日(※関東地区)「Get Sports」内にてダイジェスト放送(26:00~)
大会情報はこちら
関連ニュース
最新ニュース
- JFA 2024/11/21 【不服申立委員会】 2024年11月21日付 公表
- JFA 2024/11/21 【裁定委員会】 2024年11月21日付 公表
- 選手育成 2024/11/21 バイエルン・ミュンヘンへ短期留学 JFAとアディダスによる育成年代の選手を対象としたプロジェクト「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」~2024年度 第三弾が始動~
- 大会・試合 2024/11/21 決勝(11/23)チケット当日券の販売について 天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 大会アンバサダー三笘 薫 選手・CFCと協働 子どもたち30名ご招待
- 選手育成 2024/11/21 2024年JFA・Fリーグ特別指定選手に3選手を認定