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ニュース

フットサル日本代表、松江市での歴史的なブラジル戦に向けて前日練習を実施

2022年09月15日

フットサル日本代表、松江市での歴史的なブラジル戦に向けて前日練習を実施

フットサル日本代表は9月14日(水)、15日(木)に行われるフットサルブラジル代表との国際親善試合に向けた公式トレーニングを松江市総合体育館で行いました。

今回のブラジルとの連戦は、さまざまな意味や意義があります。木暮賢一郎監督が就任してから初となる国内でのフットサル日本代表戦であり、今月下旬に開催されるAFCフットサルアジアカップクウェート2022に向けた準備としても重要な試合です。

また、ブラジルは昨年のFIFA フットサルワールドカップリトアニア2021のラウンド16で日本が敗れた世界最高峰の相手であり、その時からの成長を図る意味でも重要な試合になります。そして、島根県ではJFAの全てのカテゴリーにおいて、初めて日本代表が試合をするということもあり、大きな注目を集め、チケットも早々に完売しました。

そんな一戦を前に、日本はピッチ外でしっかりと体を温めてから練習をスタート。ウォーミングアップから、高円宮記念JFA夢フィールドでのトレーニングキャンプで取り組んできた動きを確認しながら、徐々に強度を上げていきました。木暮監督は選手たちに「バリエーション」「タイミング」「テンポ良く」と、声を掛けながら潤滑な連係を求めていました。

その後も、3-1システムと4-0システムでのボール回しや、GKを用いたキックインからのビルドアップ、ゴールクリアランスからのビルドアップなどに、ブラジルの特徴を意識しながら取り組んでいきました。

動きの確認をした後は、より5対5の実戦的なトレーニングを行いました。バルドラール浦安との試合でも好プレーを見せていた金澤空選手(立川アスレティックFC)がオリベイラ・アルトゥール選手(名古屋オーシャンズ)のCKから得点を挙げるなど、ここでも好調ぶりを見せます。また、GKピレス・イゴール選手(バルドラール浦安)もアルトゥール選手の第2PKを止めるなど、昨年のワールドカップ以来となるブラジル戦を前に気持ちの入ったプレーを見せていました。

最後にパワープレーの攻撃と守備の動きを確認して、全体練習は終了します。その後、5分間、選手たちには自由にトレーニングする時間が与えられ、シュートの感触を確かめる選手、パス交換をして体育館でのボールの走り具合をチェックする選手、サイドやゴール前で1対1をする選手、体のケアをする選手など、それぞれに集中していました。

約50分に渡って体を動かした後、木暮監督は選手たちを集め、個の能力の高いブラジルに対する守り方を確認。そして、円陣を組んで練習を終えました。

全体練習後には、松江市の上定昭仁市長が激励に訪れ、「初めて日本代表の試合が島根県で、松江市で行われます。子どもたちも、非常に期待しています。会場は満員で必ず盛り上がりますから、ぜひ勝ってください」と、監督や選手たちに声を掛けました。これを受け、現役時代からブラジルと何度も戦っている木暮監督は「新たな歴史をつくります」と、同代表からの初勝利を誓いました。

日本の練習後には、ブラジルも公式トレーニングを行い、公開された冒頭の15分間では非常にリラックスした状態で、体を動かしていました。日本でプレーしていて、今回、初めてブラジル代表に招集されたロドリゴ・カマージョ選手(湘南ベルマーレ)、ガリンシャ選手(バルドラール浦安)は、やや緊張している様子でしたが、しっかりとチームに溶け込んでいました。

日本がブラジルから歴史的な初勝利を挙げるか、大注目の一戦は9月15日(木)19時にキックオフを迎えます。試合はJFA TVでもライブ配信されます。

監督・選手コメント

木暮賢一郎 監督(フットサル日本代表)
ここ松江で初めての国際親善試合という位置づけで、フットサル日本代表が試合をできることを光栄に思います。松江に来てからも最高の準備ができています。フットサル日本代表はこれまで一度もブラジルに勝利したことがありません。松江での初めての国際試合となる明日、この地で、見に来ていただく現地の方々、子どもたち、全国から来てくださる多くのファンの方々、そして初めてフットサルを見てくださる方々と、歴史的な瞬間を分かち合いたいと思っています。ぜひ、楽しみにしてください。このグループであれば、間違いなく勝利をつかむことができると思っています。

マルコス・シャビエル 監督(フットサルブラジル代表)
まず日本に招待していただき、日本に来る機会をいただいたことに感謝したいと思います。こうした状況下で無事に来日できて、試合に向けて全ての準備が整い、ホッとしています。私たちがここに来ることは、大きな意義があります。まだフットサルが発展し切っていない国で、ブラジルが試合を見せてサポートできることは、今後の大きな発展につながると思います。私たちは、ブラジルと日本の2か国で今後のフットサルの発展を目指しています。今回の2試合、私たちは攻撃的に臨もうと思っています。ワールドカップでも日本との試合は難しいものでしたし、私たちにとっても大きな挑戦になるでしょうが、ブラジル代表として戦う以上、勝利しか目指していません。

FP ロドリゴ 選手(フットサルブラジル代表/マグヌス・フットサル)
昔から日本と試合をしてきていますが、現在の日本代表は非常にテクニックも高く、集中力があり、そして何よりスピードが非常にあるチームなので、対応するのはとても難しいと感じています。2012年に日本と対戦して3-3で引き分けた試合の時も、ゴールを決めることができましたし、再び日本で試合ができることをうれしく思います。明日以降の試合では、多くの日本人のファンの方が集まって、大きなお祭りのようになればいいなと楽しみにしています。

FP ロドリゴ・カマージョ 選手(フットサルブラジル代表/湘南ベルマーレ)
ブラジル代表に招集されて本当にうれしいです。日本で10年間、湘南で7年間プレーして、それが評価されたと思います。ヨーロッパやブラジルで活躍しているスター選手ばかりなので、私やガリンシャが最初に緊張するのは当たり前です。それでも私たちは遊びにきているわけではありません。今回の2試合で活躍して、今後も代表に選ばれるようにアピールしたいと思っていますし、周りの選手たちが自分たちのポテンシャルを上げてくれると思うので、良いプレーを見せたいと思います。

国際親善試合

2022年9月15日(木) 19:00 キックオフ(予定) vs フットサルブラジル代表
会場:島根/松江市総合体育館
インターネット配信:JFA公式YouTubeチャンネル「JFATV」でインターネットライブ配信
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