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【Match Report】フットサル日本代表 イラン代表に敗れ大会準優勝で幕を閉じる【2月海外遠征(2/27-3/8@タイ)】
2023年03月08日
6カ国国際親善大会
2023年3月7日(火) KO時間 18:00(現地時間) 試合時間 40分(前後半各20分間のプレーイングタイム)
Eastern National Sports Training Center(タイ/パタヤ)
フットサル日本代表 1-4(前半1-0、後半0-4)フットサルイラン代表
得点
16分 堤優太(フットサル日本代表)
32分 失点(フットサルイラン代表)
33分 失点(フットサルイラン代表)
36分 失点(フットサルイラン代表)
39分 失点(フットサルイラン代表)
スターティングメンバー
GK:黒本ギレルメ
FP:水谷颯真、オリベイラ・アルトゥール、平田ネトアントニオマサノリ、逸見勝利ラファエル
サブメンバー
GK:田淵広史
FP:石田健太郎、山田凱斗、金澤空、堤優太、清水和也、原田快、毛利元亮、中村充
登録外メンバー(出場停止、怪我など)
GK:なし
FP:なし
マッチレポート
タイで開催されている6カ国国際親善大会(NSDF Futsal Championship 2023)に出場しているフットサル日本代表は7日(火)、イラン代表との決勝戦に臨み、堤優太選手が先制点を奪うものの第2ピリオドに失点を喫し、準優勝で大会の幕を閉じました。
AFCフットサルアジアカップクウェート2022の決勝と同じ対戦カードとなったこの試合、リベンジに燃えるイラン代表と前回の課題であった攻撃的な試合展開で勝利を目指す日本代表が激突しました。試合前のロッカールームで木暮賢一郎監督は「イラン代表はアジアのライバルであり、前回は勝利しているが前回以上のモチベーションを持って強いメンタルで試合に臨まなければ彼らに勝つことは難しい。相手は昨年の公式戦で我々に敗戦しているから、今日日本代表が勝利できれば相手にとって日本代表の脅威を植え付けることができるはず。こういう展開で勝利するのが世界の一流のチームであり、我々がそういう試合をしなければならない。自分と仲間を信じて、40分間最後まで全員で戦おう」とチームを鼓舞して試合に臨みました。
試合開始と同時に両チームが持ち味を出し合い、先制点を目指します。この日もキャプテンマークを巻いたオリベイラ・アルトゥール選手がイラン代表のキャプテンであるタイエビ選手に対峙し、相手の個人技に対してしっかりと身体を当ててシュートを打たせず、奪ってはカウンターを仕掛け相手ゴールに迫ります。互いの攻防に目の肥えたタイのサポーターが盛り上がりを見せる中、最初にゴールネットを揺らしたのは日本代表でした。6分、相手に攻められる中、こぼれ球を拾った堤優太選手が快速のドリブルで後ろから迫る相手を振り切って持ち上がり、GKとの1対1をループ気味のシュートでゴールの上に突き刺し先制点を奪います。得点後も攻撃の手を緩めることなくセットを代えながら多彩な攻撃でイランゴールに攻め続けた日本代表でしたが最後の精度を欠き、追加点を奪えずに1-0で第1ピリオドを終えます。
第2ピリオドも先に攻撃を仕掛けたのは日本代表でした。先制点を決めた堤選手が浮き球のパスを右サイドで上手く収めてそのままシュート、惜しくもクロスバーをかすめてしまいますがチームのコンセプトであるようにリードしていても受け身に回らずに攻撃的な試合展開を繰り広げます。序盤には同点ゴールが欲しいイラン代表の激しいプレスにボールを奪われて強烈なシュートを何度か受けますが、この日もスタメンに抜擢された黒本ギレルメ選手がことごとく相手のシュートをブロックし、イラン代表に立ちはだかります。しかし、徐々にイランが攻勢を仕掛けると32分、右サイドを個人技で突破されると中央で待ち構えた選手にゴールを奪われ、同点となります。木暮監督やベンチからも声をかけ、失点に動揺することなく、チームは立て直しを図りますが、直後にボールロストから一気に相手のカウンターから追加点を許します。逆転し、勢いにのるイラン代表に対して日本代表は水谷颯真選手にGKユニフォームを着せてパワープレーを仕掛け、同点ゴールを狙いにいきます。この日も逸見勝利ラファエル選手とアルトゥール選手の連係でパスを繋ぎ、平田ネトアントニオマサノリ選手が最前線でボールを納めて得点を狙います。しかし、相手のカウンターをたまらずファールで止めてフリーキックを与えると、1度はシュートをはじくも、跳ね返りに詰めた相手選手に強烈なゴールを決められスコアを1-3とします。攻めるしかない日本代表はドリブル能力に長けた原田快選手を底辺に置き、5人全員でパスを回しながらシュートチャンスを狙いますがなかなかイラン代表のゴールをこじ開けられず、逆にボールを奪われて39分にパワープレー返しを受けてしまい1-4で試合が終了しました。表彰式の個人賞ではキャプテンのアルトゥール選手が大会MVPを獲得し、フットサル日本代表は準優勝で大会の幕を閉じました。
監督・選手コメント
木暮賢一郎 監督
まずはこのような大会に参加できたことを嬉しく思います。またシーズン中に協力をしていただいた各クラブの関係者のみなさんに感謝いたします。短期間で4試合を行い、決勝の舞台に進んだことは非常に価値のあることだと感じています。選手が入れ替わっても代表チームとしてのアイデンティティを示すことができましたし、選手たちはタイトなスケジュールの中、素晴らしい姿勢を見せてくれました。
FP #4 石田健太郎 選手(バルドラール浦安)
まずは今回の活動ができたことを、色々な方々に感謝しています。今回はAFCフットサルアジアカップ以来の代表活動でしたが、代表チームとしての責任や経験をさらにレベルアップできるような活動ができたと思います。決勝で負けてしまいましたが、成長して、もう負けないようにクラブに帰ってまたレベルアップしていきたいと思います。
FP #5 山田凱斗 選手(インテルモビスターFS/スペイン)
今回のタイ遠征は準優勝という結果で終えました。グループリーグ含め毎試合チームとしての成長を感じていたと同時に自分自身ももっとやらなければいけないという刺激を受けました。普段一緒にプレーしていない選手たちとプレーすることでそれぞれのいい部分を感じることができ、それをまた自チームに帰った時に自分の経験として活かしていかなければいけないと思います。そして、今回決勝で負けたイランに対してリベンジできるように、またこのユニフォームを着て戦えるように頑張ります。たくさんの応援ありがとうございました。
FP #6 オリベイラ・アルトゥール 選手(名古屋オーシャンズ)
日本代表の未来に向けて本当に良い大会になったと思います。色んな若い選手が自分のクラブで活躍して、少しずつ代表チームでプレーするようになっています。もちろん今日の結果は望んでいたものではないですが、これからイラン代表相手に良い試合ができるようになるのが今後自分たちに課せられたミッションになります。今日感じられた手応えには自信を持ってやり続けることで必ず将来良い結果に繋がると思います。応援ありがとうございました。
FP #8 堤優太 選手(Y.S.C.C.横浜)
NSDF Futsal Championship2023大会は準優勝という結果に終わりました。この敗戦には悔しい気持ちもありますが、それ以上に得るものが自分自身は大きくありました。個人としては1試合を通して高いクオリティや結果を出せるように、自チームに戻って頑張りたいと思います。この大会で経験したことや学んだことをチームに戻ってレベルアップし、また戻って来られるように頑張ります。
6カ国国際親善大会
大会期間:2023/3/1(水)~2023/3/7(火)
会場:タイ/イースタン・ナショナル・スポーツ・トレーニングセンター
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