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フットサル日本代表候補 来年開催のFIFAフットサルワールドカップのメンバー入りに向けた競争がスタート
2023年09月26日
9月のFIFA International Match Windowでブラジル遠征を実施したフットサル日本代表。10月に開催されるAFCフットサルアジアカップ2024 1次予選(アジアカップ1次予選)に向けてチームは一度解散しましたが、9月25日より高円宮記念JFA夢フィールドで日本代表候補合宿をスタートしました。多くのメンバーがアジアカップ1次予選のメンバー外とはなりましたが、来年ウズベキスタンでの開催を控えるFIFAフットサルワールドカップ2024のメンバー入りに向けた3日間の強化合宿を実施。今回の活動では最年少15歳を含む平均年齢22.6歳と年齢層の若い14名の選手が招集されました。
週末のリーグ戦を終えてから集合した選手たちに対して、オープニングのチームミーティングで木暮賢一郎監督は日本サッカー協会の掲げるナショナルチームアイデンティティから伝え、その上でフットサル日本代表選手としてのピッチ内外での振る舞い、そして最後には世界の強豪を相手に戦うための日本代表のチームコンセプトを直近のブラジル遠征の試合映像を見せながら落とし込みました。初招集となった選手だけでなく、久しぶりの代表活動参加となった選手たちも真剣な眼差しでミーティングに参加し、終了後最初のトレーニングへと移りました。
チームは選手たちのコンディションを考慮しながらも、初日より朝と夕方の2回のトレーニングを実施。午前は攻撃をテーマに4人でのパス交換やセットプレーの確認を比較的短めの時間で行い、午後は守備をテーマにチームの約束事を意識しながら午前よりも実践的なメニューで2時間しっかりと汗を流しました。
チームとしては明日も2部のトレーニングを行い、3日目の最終日にはフウガドールすみだとのトレーニングマッチに臨みます。その試合後には翌9月28日から始動するAFCフットサルアジアカップ2024 1次予選の直前キャンプの国内フェーズのサポートメンバーとして活動に参加する選手が木暮監督より発表される予定です。選手たちは1日も長い時間を日本代表チームで過ごすため、チーム戦術に適応していくだけでなく、全員が自身の強みを発揮することが求められます。
選手コメント
GK 入江悠斗 選手(フウガドールすみだファルコンズ)
日本代表候補の合宿に参加できることを嬉しく思います。今日のセッションでは強度が高いトレーニング中に求められる技術の質や決断の速さにも難しい部分を感じ納得のいくプレーができなかったので明日のセッションでは自分の強みを出せるように頑張っていきたいと思います。日本トップレベルの環境で練習できるということは自分にとっては貴重な経験なので年上の選手とコミュニケーション取りながら食らいついていきたいと思います。
FP 安井嶺芽 選手(Y.S.C.C.横浜)
1日目を終えてやり方の違いで戸惑うこともありますが、良いメンタリティーで練習に取り組めています。普段やっているFリーグよりも高強度でいい練習ができており、今まで足りていないところがみえました。日本代表のエンブレムを背負っていることを忘れず行動し、良いところは吸収できるように頑張ります。
FP 井口凛太郎 選手(シュライカー大阪)
この合宿のメンバーに選ばれるまで、同世代の選手がFリーグや海外で活躍してU-23代表やフル代表に選ばれていたので悔しい気持ちがありました。その中で久しぶりの代表合宿への招集だったので、自分に関わってくれている人への感謝の気持ちと嬉しい気持ちが今とても大きいです。
いつものチームとはまた違った戦術や戦い方で、新しい課題も見つかりました。明日はもっとこのチームの戦い方に適応して今まで積み重ねてきたことを存分に出そうと思います。
FP 倉科亮佑 選手(ペスカドーラ町田)
アンダーカテゴリーを含め、これまで代表活動に参加させていただき、改めて素晴らしい環境の中でフットサルに打ち込めているということの有り難みを実感しています。合宿初日では、チームコンセプトの把握を含めたトレーニングを行い、強度の高い練習を行うことができました。いつも以上に頭を使い、チームのコンセプトとは異なることを要求されるため、適応力に磨きをかけられるように残りの合宿で多くのことを吸収していきたいと思います。