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フットサル日本代表候補 短くも濃厚な3日間の活動を終える
2023年09月28日
9月25日から始まったフットサル日本代表候補の国内トレーニングキャンプ。日本代表のメンバーとして定着していくことを目標に2日目も午前午後の2部トレーニングで日本代表チームのコンセプトを理解しながらチームの連係面を高め、最終日の3日目にはフウガドールすみだとのトレーニングマッチを行いました。
活動2日目も前日に引き続き、2部トレーニングを実施。所属クラブとは異なる環境でフットサルに集中する選手たちの表情はやや疲労感もありながら、トレーニングを通して得られた課題と手応えから充実感も見せていました。普段は異なるチームでプレーする選手たちではありますが、ピッチ内外で積極的にコミュニケーションを取る姿がみられ、時間の経過とともに一体感が醸成されていきました。翌日のフウガドールすみだとのトレーニングマッチに向けて、選手間でセットプレーやビルドアップの動きの確認を作戦ボードも使用しながら何度も確認をして、良い形で2日目を終えました。
朝10時にキックオフした最終日のトレーニングマッチは20分プレーイングタイム形式で2本行いました。木暮賢一郎監督は「3日間の集大成として、ここまで取り組んできたものと自身のストロングポイントを各自がピッチで表現してほしい」と伝えて試合が始まりました。序盤から日本代表候補が4人でパスを交換しながら変則的にポジション変更を行い相手コートへと攻め込み、得点機会を狙いましたが、毎日トレーニングを積み重ねている相手の連係から連続して失点を喫してしまいます。しかし、0-2となった直後のプレーで左サイドを駆け上がった本石猛裕選手のクロスを中央で合わせた中村充選手がネットを揺らして1-2としてチームに勢いをもたらします。14人の選手が交代しながら全員で同点ゴールを目指してプレーしますが、第1ピリオド終了間際に得点を許し、1-3で折り返します。木暮監督のハーフタイムのメッセージを受けて、第2ピリオドはなんとしても得点を重ねようとギアを一段上げて果敢にゴールに迫ります。すると右サイドで持ち上がった倉科亮佑選手が相手のオウンゴールを誘い、追加点を奪います。その後も同点とすべく、積極的にシュートを放つものの最後まで得点を奪えず、最終スコア2-3で試合が終了しました。
試合直後の最後のミーティングで木暮監督は「日の丸を背負って世界で戦うために選手たちが日常の基準を上げて、高い意識で練習から本気で上手くなろうと向上心を持って取り組み、リーグ戦で他の選手との違いをピッチで見せることが代表チームのメンバーとして定着していくことに繋がる」とメッセージを送り、10月のAFC1次予選後に実施するフットサル日本代表チームの活動での再会を誓って解散となりました。
また翌日から始動するフットサル日本代表のAFC直前活動のサポートメンバーには中村充選手、本石猛裕選手、ナカマツルアン選手が選出されました。
監督・選手コメント
木暮賢一郎 監督
タイトなスケジュールの中、3日間選手達はタフにプレーしてくれました。世界で戦える準備をしないといけない選手達に対して、意図的に負荷を掛けた状況を作り試合を行いました。試合に対して協力して頂いたフウガドールすみだの皆さんにも感謝をお伝えしたいです。
いよいよワールドカップに向けた戦いが始まります。まずは夢フィールドで良い準備をしたいと思います。応援をよろしくお願いします。
GK 井戸孔晟 選手(Y.S.C.C.横浜)
個人としては久しぶりの代表合宿だったこともあり、楽しみと緊張の両方がありました。今までバックアップメンバーとしてフル代表への招集はありましたが、本メンバーとしての招集はなく、普段からもっと厳しく練習に取り組んでいかないといけないと感じました。このような素晴らしい環境でできることを当たり前だと思わず、またこの舞台に戻って来られるように頑張りたいと思います。
FP 荒川勇気 選手(ペスカドーラ町田)
3日間恵まれた環境のもと強度高くトレーニングキャンプを行えたことは間違いなく個人として充実した時間を過ごせました。今までやってこなかった戦術をプレーしている中で足りていない部分もみえました。ここから自チームに戻っても個人の長所を出しつつプレーの幅を広げられるように取り組んでいきたいと思います。
FP 齋藤日向 選手(シュライカー大阪)
3日間このような恵まれた環境でフットサルをできたたことに感謝をしています。日本代表として求められているものを体現する為には日々の習慣を大切にしないといけません。日々の積み重ねをすることでそれが体現できると思っています。
日々の過ごし方を考え求められているものをいち早く体現できるようにしていきます。
FP 本石猛裕 選手(バルドラール浦安)
まずは3日間最高の環境でトレーニングできたことに感謝します。個人としても代表活動は1年以上ぶりだったので、やっぱりこのエンブレムをつけてトレーニングできることは非常に嬉しいことだと感じました。3日間本当に自分にとって学びが多くあり、足りない部分も明確になりました。ここからもっと上に行くために、自分自身にもっと向き合って、またこのエンブレムをつけて、活躍するということを常に考えて、努力したいと思います。