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【Match Report】フットサル日本代表 フットサルワールドカップ出場に向けたアジア1次予選を白星スタート AFCフットサルアジアカップ2024 1次予選(10/5-10/11@チャイニーズ・タイペイ)
2023年10月08日
AFCフットサルアジアカップ2024 1次予選
2023年10月7日(土) キックオフ時間19:00(現地時間) 試合時間40分(前後半各20分間のプレーイングタイム)
Taipe University Stadium(台湾/チャイニーズ・タイペイ)
フットサル日本代表 4-0(前半2-0、後半2-0)フットサルオーストラリア代表
得点
9分 吉川智貴(フットサル日本代表)
13分 オリベイラ・アルトゥール(フットサル日本代表)
33分 オリベイラ・アルトゥール(フットサル日本代表)
35分 オリベイラ・アルトゥール(フットサル日本代表)
スターティングメンバー
GK:フィウーザ・ファビオ
FP:オリベイラ・アルトゥール©、吉川智貴、堤優太、清水和也
サブメンバー
GK:ピレス・イゴール
FP:内村俊太、石田健太郎、山中翔斗、平田ネトアントニオマサノリ、金澤空、原田快、齋藤日向、内田隼太
登録外メンバー(出場停止、怪我など)
GK:なし
FP:なし
マッチレポート
2024年にウズベキスタンで開催されるFIFAフットサルワールドカップでベスト8以上を目指すフットサル日本代表はアジアの出場枠をかけたアジア1次予選の初戦に臨み、体格差のあるオーストラリア代表にキャプテンのオリベイラ・アルトゥール選手のハットトリックなどで4-0と快勝し、白星スタートを切りました。
昨年クウェートで行われたAFCフットサルアジアカップでアジアチャンピオンとなって、約1年ぶりの公式戦の舞台に戻ったフットサル日本代表。ここまでの海外遠征や国内トレーニングキャンプで取り組んでいるボールを保持しながら攻める新たなチーム戦術に磨きをかけて大事な初戦に臨みました。残念ながら体調不良で登録メンバーから外れた黒本ギレルメ選手も観客席から見つめる中、追加招集で急遽チーム合流したピレス・イゴール選手を含む14名でウォーミングアップを行いました。試合前に木暮賢一郎監督から「ワールドカップの舞台で過去最高の結果を残すための最初のステージが今日から始まる。ここまで取り組んできたものをピッチで体現してほしい。相手も死に物狂いで得点を奪いに来るだろうが、最後は気持ちで絶対に負けないことが大事になる。球際、セットプレーのチャンス、ディフェンスで大きな相手を背負ったとしても絶対に負けないという気概で戦おう。自分たちの目標へ進むため、現地に駆けつけてくれたサポーターや悔しい気持ちがあってもチームのため全力でサポートしてくれる黒本選手のため、日本で応援してくれている家族や仲間のために必ず初戦を勝利しよう。」とチームを鼓舞して試合に臨みました。
第1ピリオド開始早々から、日本代表がボールを保持して味方同士でパスを交換して選手もポジションも複雑に入れ替わりながら相手を圧倒していきます。1分にはアルトゥール選手からパスを受けた清水和也選手が反転してシュートを打ちますが相手GKに弾かれてしまいます。そこで得たキックインを今度はアルトゥール選手がボレーシュート、これはミートせず枠を外れてしまいますが、序盤からチャンスを多く作っていきます。すると9分、平田ネトアントニオマサノリ選手からのパスを受けた、左サイドにポジションを取ったアルトゥール選手がゴール前へシュート性の早いグラウンダーのパス、吉川智貴選手がファー詰めでネットを揺らし、名古屋オーシャンズに在籍経験のある3人の息の合った連係から先制点を奪います。13分にはこの日誕生日を迎えた堤優太選手が右サイドでドリブルを仕掛け、クロスのパスを入れた際にペナルティエリア内で相手のハンドを誘い、PKを獲得。キッカーに指名されたアルトゥール選手が相手GKとの駆け引きに勝利し、左下のコースに決めて第1ピリオドを2-0で折り返します。
得点を奪いたいオーストラリア代表は更にギアを上げ、自分たちのストロングポイントである体格差を全面に出して大きなPIVOの選手にボールを送り、シュートチャンスを作ろうと仕掛けてきます。しかし、FIXOのポジションで石田健太郎選手が相手にボールが収まっても身体を当てて反転はさせず、シュートを打たせません。23分には相手のカウンターから1対1のピンチを迎えるものの、日本代表のデビュー戦を迎えたフィウーザ・ファビオ選手が大きな身体でシュートコースを限定しゴールを守り、得点機会を阻止します。日本がボールを保持する時間が長くディフェンスに多くの時間を強いられるオーストラリア代表に疲労の色が見え始めると、逆に日本代表は相手ゴールへ更に圧力をかけていきます。33分たまらずファールでボールを止める相手に対して、そこで得たフリーキックで原田快選手のパスを逆サイドで受けたアルトゥール選手がミドルシュートを決めてスコアを3-0とします。更に35分には相手のトラップミスを見逃さなかったアルトゥール選手がボールを奪って自陣からカウンターを仕掛け、相手GKの股を抜いてハットトリックを達成します。得点差が開いても最後まで日本ゴールに迫ったオーストラリア代表でしたが最後までゴールを許さず、日本代表が大事な初戦を4-0で快勝しました。日本代表はグループの関係で3日間のリカバリーを行い、10月11日に開催国であるチャイニーズ・タイペイとの第2戦に臨みます。
監督・選手コメント
木暮賢一郎 監督
まずは大事な初戦を勝利する事ができて嬉しく思います。また現地での応援は非常に心強かったですし、日本からの応援も選手達の力に間違いなく、なっています。しっかりとリカバリーと準備をしてチャイニーズ・タイペイとの試合に備えたいと思います。引き続き応援よろしくお願いします。
GK #1 フィウーザ・ファビオ 選手(湘南ベルマーレ)
日本代表デビューができてとても嬉しく、日本代表のユニフォームを着たときの気持ちは言葉では言い表せません。でもオーストラリア戦の勝利はもっと嬉しいです。私をサポートしてくれたすべての人、そして私を助けてくれたすべての人に感謝したいと思います。今日は大事な勝利を収めましたが、次の11日の試合のことを考えます。それは私たち全員にとって非常に重要なことです。
FP #5 オリベイラ・アルトゥール 選手(深圳南嶺鉄狼/中国)
良いスタートが切れたと思います。この初戦を勝利でスタートできたのはこれからの道のりに繋がると思います。初戦ということもあり緊張もあった中で私たちはゲームを落ち着いてコントロールできていたと思います。次戦のチャイニーズ・タイペイ戦に向けて全員で全力で進み続けるしかないと思います。Vamos!
FP #6 吉川智貴 選手(名古屋オーシャンズ)
4-0という結果でしたが、非常にタフな試合になりました。フィジカルを生かした戦い方をしてくる相手に対し、自分たちはスピードやモビリティで上回ろうとしましたが、上手くないかない時間帯も多く、攻撃面での改善点が多くあった試合だったと思います。難しい試合でも4点を決め、失点も0で終われたことは非常にポジティブなことですし、結果の求められた試合で勝てたことはチームの成長に必ず繋がります。次のチャイニーズ・タイペイ戦では、勝利はもちろんですが、今日よりも良い内容の試合ができるように、良い準備をしたいと思います。
FP #8 堤優太 選手(Y.S.C.C.横浜)
台湾での開催にも関わらず、会場で熱い声援ありがとうございました。初戦ということで緊張感がある中、難しい部分もありましたがオーストラリアに4-0で勝つことができて嬉しく思います。今日の試合で良かったところ、悪かったところを改善して次のチャイニーズ・タイペイ戦に向けて良い準備をしたいと思います。個人的にはもっと積極的に仕掛けてゴールを取りたいと思います。応援よろしくお願いします。
AFCフットサルアジアカップ2024 1次予選
大会期間:2023年10月7日(土)~10月11日(水)
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