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フットサル日本代表 FIFAフットサルワールドカップに向けてスペインでの活動を開始
2021年08月14日
6日(金)に国内キャンプを打ち上げたフットサル日本代表は翌7日(土)にスペインに渡り、9月に開催されるFIFAフットサルワールドカップ リトアニア2021に向けてトレーニングキャンプを開始しました。今回のキャンプはブルーノ・ガルシア監督の故郷であるガリシア州で開催され、会場があるナロン市によって練習会場やホテルなどチームが使用するエリアの感染対策など選手が集中してトレーニングに取り組めるよう手厚いサポートを受けています。
代表チームとしては2020年2月以来、約1年半ぶりの海外遠征となりましたが、メディカルチームの指導の下に選手たちは長時間の移動や時差対策をしっかりと講じ、到着翌日からコンディショニングを中心としたトレーニングに取り組みました。スペインの北西、ポルトガルとの国境近くに位置するガリシア州は日本に比べて湿度が低く、過ごしやすい環境ですが、日照時間が長く、夜は21時を過ぎてもまだ明るいという日本とは異なる環境です。
チームは2日間かけてコンディショニングを行い、それ以降はボールを使った戦術的なトレーニングにも取り組み始めました。国内キャンプで積み上げてきたものに更なる磨きをかけ、フットサルワールドカップ本番に向けて連携面やチーム戦術のすり合わせを入念に行いました。
フットサル日本代表は2020年2月に札幌で開催したパラグアイ代表との国際親善試合以降に他国代表チームとの実戦経験を積めていないため、今回のヨーロッパ遠征では全6試合の試合が計画されています。まずは15日(日)にポルトガルへ移動し、18日(水)にポルトガル代表と、そして続く19日(木)にはベネズエラ代表と対戦します。
コーチコメント
下地達朗 フィジカルコーチ
我々は7月22日から続く国内キャンプで「蓄積期」を経て、8月7日からスペインのナロン市に拠点を移して「適応期」を過ごしてきました。ここまでとても良い活動を出来ていると感じています。3~4月で実施した長期の国内キャンプで今回のキャンプを想定して開催されたことが大きく、フィジカルトレーニングで使用する機器の使用感やコツ、トレーニングの内容や変化を理解して行えたことで、7月から行われたキャンプではさらに強度を高く保ちながらしっかりと取り組むことができました。
移動の長時間フライトでも多くの選手が時差対策に積極的に取り組み、早い段階でスペインでの生活にも適応しています。ナロン市の素晴らしいサポートのおかげで、集中出来る環境の中で質の高いトレーニングを行うことが出来ています。また、国内キャンプとは違ったスケジュールにも慣れて選手も良い表情でハードに取り組めていると思います。
今後、リスボン、ナロン、ハエンと気候の変化にも適応しながら試合を行っていくので、しっかりとコンディションに気をつけながら進めていきたいと思っています。
選手コメント
GK #1 ピレス・イゴール 選手(ペスカドーラ町田)
ヨーロッパに着いて5日が経過しました。時差にも慣れてきましたし、ナロンの人たちが親切に対応してくれて、良い待遇を受けているので、食事、環境にも慣れてきました。強度の高い練習を積み重ねながら、ポルトガルとの練習試合に向けて良い状態です。そして、フットサルワールドカップに向けて集中することができています。日本フットサル界に良い影響を与えられるようにより練習を積み上げていきます。
FP #4 八木聖人 選手(名古屋オーシャンズ)
このような状況のなか海外で活動できること、そして安全な環境で活動できることに関係者の方々、そしてナロン市の方々に感謝申し上げます。
スペインに来て何日か経ち、時差にも適応し、強度の高いトレーニングができています。ここからは戦術のより細かい部分を擦り合わせていく段階なので、コミュニケーションを多く取ってフットサルワールドカップまでに最高の状態に仕上げていきたいです。
FP #9 毛利元亮 選手(ペスカドーラ町田)
スペインに着き数日が経ち時差など環境の変化に適応することが出来ています。日を追うごとに強度の高いトレーニング、良いコミュニケーションが取れていると思います。ワールドカップまで残り1ヶ月、更に成長する為に1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。