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フットサル日本代表 ワールドカップ初戦・アンゴラ戦前日、すべての準備を終える
2021年09月14日
2012年以来9年ぶりの出場となるFIFAフットサルワールドカップリトアニア2021の初戦・アンゴラ戦を翌日に控えたフットサル日本代表は13日(月)、大会前最後となる総仕上げのトレーニングを行いました。
この日のトレーニングに先駆けて行われたミーティングでブルーノ・ガルシア監督はスタイルブック#5を選手に配布。このスタイルブックにはブルーノ監督が提示する「勝者のチームスピリットを築き上げるための習慣」が記されており、これまで4つ提示されてきました。ワールドカップを目前に今回提示された5つ目のスタイルブックのタイトルは、「現在(いま)が持つ力」。
「今日のミーティング、フットサルの話はしない」と切り出したブルーノ監督は選手たちにスタイルブックを一読させ、内容について話し始めました。「思考や計画が私たちの姿ではない。何を為すか、行動が私たちの存在を定義する。結果は訪れるのを待つものではなく、自ら掴み取るものだ。未来を切り開く最善の方法は、“現在(いま)”に集中して行動することであり、我々にとって“現在(いま)”とは、このワールドカップのことである」と説きました。「話すことも大事、考える時間も大事だが、それはもう終わり。やる時が来たんだ」とすべての準備が完了したことを告げると同時に、ワールドカップに臨む決意をチームに示しました。前日に行われた公式練習後に星翔太選手が「四の五の言わずにあとはやるだけ」と話したように、選手も覚悟を持って戦うことを十分すぎるほどに理解しています。
初戦を前にした最後のトレーニングセッションを終えたチームを集めたブルーノ監督は、今大会のチームの最初の目標として、「3試合あるグループステージを突破すること」を挙げました。この目標の達成は、ひとつのプレー、ひとつのゴールの積み重ねの上に結果として現れるものであり、一足飛びに成し得るものではないと箍を締めます。5年間取り組んできたことに誇りと自信を持って行動で示そうと話して全ての準備を終えました。
FIFAフットサルワールドカップリトアニア2021に臨むフットサル日本代表の初戦・アンゴラ戦は、日本時間の9月15日(水)深夜2時キックオフ予定です。
監督コメント
ブルーノ・ガルシア 監督
ワールドカップに向けて最も重要だと考えて取り組んできた準備を全て完了させて本番を迎えることが出来る状態です。直前の強化活動も、長い時間を割いてしっかりと取り組むことができたので、ワールドカップという公式戦の場で成果を見せるだけだと考えています。選手にはミーティングという形で、戦術面や心理面などのあらゆる側面に触れながら毎日様々な話をしてきました。大会初戦のアンゴラ戦については、グループステージ突破を占う非常に大事な試合になることは当然ですが、まさに戦(いくさ)です。いよいよ私たちの戦が始まりますが、勝ち上がりを考えたときには戦術面だけでなく、警告の累積や得失点差といった要素も大きく関わってくる可能性もあるため、そういったことも全てひっくるめて賢く戦う必要があります。このチームは、16人全員が役割を担っています。攻撃面で光をもたらす選手、守備面で堅固な柱となってくれる選手、バランスをとるために大きな役割を果たす選手など、全員が大事な機能を担っていますが、それは見え方の問題であり、一人ひとりがしっかりと機能することこそが我々の強みであると言えます。ワールドカップを戦う上で大事なポイントとしては、重要な役割を持った選手たち全員がいいコンディションで大会に入ることができているということです。アンゴラ戦の登録メンバーに入る14人が誰になるかはまだわかりませんが、どの選手も試合に出場すれば必ずや大きな役割を果たしてくれると確信しています。試合をご覧になる皆様におかれましては、選手個々の出場時間にはばらつきがあるかもしませんが、それぞれが担う役割をどう果たしているのか、味わって楽しんでいただきたいと思います。
FIFA フットサルワールドカップ リトアニア2021
大会期間:2021/9/12(日)~2021/10/3(日)
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