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フットサル日本女子代表候補 充実した3日間のトレーニングキャンプを終える
2023年05月04日
フットサル日本女子代表は5月1日~3日の期間、高円宮記念JFA夢フィールドにて、3日間のトレーニングキャンプを行いました。今回のトレーニングキャンプは、15歳~21歳の育成年代を中心とし、フットサルのプレー環境も様々な選手を招集しました。
ほとんどの選手が初めて代表活動に参加する中、初回のトレーニング前にミーティングが行われ、日本代表アイデンティティを中心として、「代表選手とは何か」をテーマに、須賀雄大監督が選手に伝えました。初めて一緒にプレーする選手が多い中、最初はとまどいながらも選手はピッチ内外で積極的にコミュニケーションを取り、連係を深めていきました。トレーニングは、2対2、3対3、セットプレーの確認など、実践形式を中心とした内容を行い、最終日には、昨シーズンリーグ優勝したバルドラール浦安ラス・ボニータスとトレーニングマッチを実施しました。日本女子代表候補選手を多く有する浦安との試合は、序盤から相手に主導権を握られ、結果こそ0-10で敗戦しましたが、このトレーニングキャンプのテーマである「失敗する勇気」を意識し、選手は失敗を恐れずトレーニングで学んだことを生かし、果敢に挑戦し続けました。
3日間という短い期間でしたが、選手たちはこの期間で多くのことを学び、成長しました。
選手コメント
GK 見矢明日香 選手(SWHレディース西宮)
3日間のトレーニングキャンプを終え、まずはこの3日間、素晴らしい環境の中で活動を行えたことに、すごく感謝しています。最初に須賀監督から代表活動でのモデル共有がありました。短い期間ではありましたがしっかりとそこにアジャストしていけるよう全員が取り組めたと思います。個のスキル発揮を全面に表現した中での課題や通用した部分を、しっかりと見つめ直して今後のスキルアップに繋げていこうと思います。また、それが日本女子フットサル界のレベルアップにも繋がると思うので日常から積み重ねていきたいと思います。
FP 合田ゆい 選手(バディフットサルクラブフィオーレ)
私たちはこのトレーニングキャンプで「失敗する勇気」をテーマに、取り組んできました。
私はこのキャンプに参加して、改めて自分の消極的なプレーに気づきました。今まではすぐに横パスに逃げてしまう事が多かったですが、この3日間で以前よりも積極的に縦ドリを仕掛けていけるようになったと感じました。
日本一のチームとの練習試合では、個人としてもたくさん課題の残るものでしたが、ここで学んだことを自チームに持ち帰り、さらにレベルアップできるように頑張りたいと思います。
短い期間でしたが、素晴らしい環境で最高の仲間と一緒にフットサルが出来て、とても幸せでした。関わってくださった全ての方々、本当にありがとうございました。
FP 鈴木心菜 選手(神奈川大)
今回のキャンプでは積極的にチャレンジしていくことを意識して取り組みました。トレーニングでは自分の持ち味であるドリブルを生かせるよう味方とコミュニケーションをとるように心がけました。セット内で話し合い共通理解することで連動してプレーできるだろうと思いました。
3日目はバルドラール浦安ラス・ボニータスと試合をしました。日本トップレベルの選手がいるチームと試合ができ課題が多く見つかりました。それと同時にここが自分の目指すべきレベルだと改めて感じました。
個人的にはプレスや1対1での局面の強度、ゴールに向かう強いアクション、ゴールを決めきる力をレベルアップさせて自分の武器にしたいです。
今回のキャンプで出た課題にしっかりと向き合い日常から色々なことにおいてより高い意識で取り組んでいきたいと思います。
FP 高尾純奈 選手(福井丸岡ラック)
この3日間、合宿に携わってくださった皆様、サポートをしてくださった皆様、ありがとうございました。
個人的には、初めて選出していただけて素直に嬉しかったですし、この場に来るチャンスを掴むことができ、とても気が引き締まる思いで臨みました。同世代の選手や先輩方からたくさんの刺激を受けて、すべてのセッションでポジティブに良いトレーニングができたと思います。この3日間は、自分自身にとって大きくプラスになりました。またこの場所に戻って来られるよう、日々の生活からより自分と向き合い、さらに上を目指して努力していきます。