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ニュース

ハリルホジッチ監督、「勝つトライを」 ~EAFF E-1 サッカー選手権 2017 決勝大会(12/9~16)~

2017年12月08日

ハリルホジッチ監督、「勝つトライを」 ~EAFF E-1 サッカー選手権 2017 決勝大会(12/9~16)~

SAMURAI BLUE(日本代表)のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は12月7日(木)、2日後に迫ったEAFF E-1サッカー選手権決勝大会の開幕を前に東京都内で公式会見に臨み、「困難はあるが、勝つトライをしなくてはならない」と語り、チームは夕方から都内で練習を行ないました。

2年に一度の東アジア4ヵ国による今大会で、日本は9日(土)の初戦で朝鮮民主主義人民共和国代表、12日(火)に中国代表、16日(土)に韓国代表と対戦。1回戦総当たりで最も勝ち点の多いチームが優勝します。

日本は来年の2018FIFAワールドカップロシア大会のメンバー選考を睨んで、国内組のみで臨む今大会でチーム選手層の底上げを図りたいところですが、負傷や所属クラブの試合スケジュールの都合で招集できない選手も少なくなく、また、4日からの合宿に参加しながら負傷で離脱を余儀なくされたFW杉本健勇選手(セレッソ大阪)などのケースもあります。

さらにこの日、前日6日の練習中に頭を打ったMF清武弘嗣選手(セレッソ大阪)が脳震盪のため、チームを離れました。

ハリルホジッチ監督は、「改めてチームを変更しなくてはならなくなった。かなり良いトレーニングができていただけに残念だ」と話し、新たにMF土居聖真選手(鹿島)を追加招集しました。

日本の対戦相手は、イタリアをワールドカップ優勝に導いたマルセロ・リッピ監督が率いる中国代表、前回大会優勝で来年のワールドカップにも出場する韓国、元ノルウェー代表FWヨルン・アンデルセン監督が率いる朝鮮民主主義人民共和国は、それぞれ今大会での成果へ意欲を示しています。前回2015年大会では韓国が優勝、中国が2位、朝鮮民主主義人民共和国が3位、日本は4位でした。

ハリルホジッチ監督は、「我々のチームには困難なことが多くあるが、どのチームも本気の良いチーム。我々は勝つトライをしなくてはならない」と語りました。

日本チームは夕方から都内のグラウンドで合宿4日目の練習を行ない、前日に引き続いて、約2時間の練習では冒頭15分以外を非公開として戦術の確認に取り組みました。

この日の練習から急きょ合流した土居選手は、代表選出は初。2日のJリーグ最終節以降オフに入っていたとのことですが、「たくさんの素晴らしい選手たちがいる。刺激を受けて、しっかり自分のサッカー人生の成長に繋がるようにできればいい。追加だが、来たからにはしっかり何か爪痕を残して帰れれば」と語りました。

また、鹿島の同僚でもあるMF三竿健斗選手は2013年FIFA U-17ワールドカップや昨年のAFC U-23選手権でもプレーしましたが、フル代表へは初選出です。21歳の三竿選手は、「ワールドカップはずっと自分の目標の中にあった。ようやく、ちょっと近づいているが、まだスタートに立っただけ。ここからだと思う」と静かな闘志をにじませていました。

チームは8日(金)に公式練習に臨み、9日(土)の初戦へ備えます。

EAFF E-1サッカー選手権決勝大会の男子競技は、全試合を東京の味の素スタジアムで行います。

監督・選手コメント

ヴァイッド・ハリルホジッチ SAMURAI BLUE(日本代表)監督
数年来の友人である中国代表のリッピ監督をはじめ、朝鮮民主主義人民共和国代表のアンデルセン監督、韓国代表のシン監督、日本に来てくださってありがとうございます。日本は今大会のホスト国を務めますが、みなさんには日本を楽しんでいただき、良い大会にしたいと思っています。どのチームも良いチームですし、本気で臨んでいます。我々もいろいろと困難なことはありますが、勝つトライをしなくてはなりません。

DF #5 車屋紳太郎 選手(川崎フロンターレ)
今回は普段一緒に試合している選手もチームメイトも多いので、会話も多く、コミュニケーションはすごく取れているかと思います。国内組だけですが、縦に速いプレーなどは変わりません。国内組の中でこれから生き残りを懸けた戦いが始まりますが、まずはチームである以上、しっかり一つになって東アジアを獲りたいと思っています。

MF #2 井手口陽介 選手(ガンバ大阪)
相手は球際など激しくて、全員でアグレッシブに戦ってくる印象です。自分は競り合いでは毎試合誰にも負けないという気持ちでやっているので、北朝鮮戦に出たら負けないようにしたい。前回大会は最下位で終わったので優勝が目標ですし、個人としては監督の求めていることを表現しつつ、自分の持ち味をしっかり毎試合出していけるようにしたいです。

MF #8 高萩洋次郎 選手(FC東京)
国内組だけで距離感が近い感じはあります。デュエルも含めて全部のプレーでアピールしていかないと生き残れません。僕自身はトップ下でもボランチでも良いポジションを取って、守備から前へ出ていければと考えています。良い守備から速い攻撃をできればと思います。

MF #16 三竿健斗 選手(鹿島アントラーズ)
鹿島の選手が多いのであまり緊張もせず、いつも通りやれていると思います。僕のプレースタイルも、自分で何かしようというより、陰から支えるというのが特長だと思うので、いつも通りやることを心がければ、自然とチームのためになると考えています。味スタには小さい頃から試合を見に行っていたので、そこでプレーできたらすごく嬉しいです。

FW #13 土居聖真 選手(鹿島アントラーズ)
普通にオフしていたので、荷造りも全部急遽でしたが、(リーグ最終節から)日にちが経っているわけではありません。まずコンディションを上げていきたいです。鹿島のプレーをベースにして、自分のプラスアルファを出さないといけないですし、攻めの選手として攻撃のアクセントが付くようなプレーをできればと思います。

マルセロ・リッピ 中国代表 監督
今回我々は19~20歳の選手が中心です。結果も大事ですが、新しい選手たちを観察評価するテスト的な側面があり、今大会で選手たちがメンタルを含めて成長し、チームの成長にもなると信じています。初戦の韓国は日本同様アジアで1、2を争う強国ですが、中国も力を付けてきているので、ベストを尽くして戦いたいです。

ヨルン・アンデルセン 朝鮮民主主義人民共和国代表 監督
決勝大会に出られて嬉しく思います。対戦する3チームは非常に難しい相手で、日本はワールドカップ出場が決まっている強敵です。日本戦は間違いなくタフな試合になると思いますが、我々は準備の時間はありました。優勝候補ではありませんが全力を尽くしたいと思います。

シン・テヨン 韓国代表 監督
韓国はこの大会で3度優勝しており、まだどの国も達成していない連覇を今回達成できるのではないかと思っています。対戦国はいずれも良いチームなので簡単ではありませんが、積極的に挑戦して、優勝を目指して最善を尽くしたい。最終戦の日本にも勝ちたいと思っています。

スケジュール

12月4日(月) 17:00 トレーニング(味の素フィールド西が丘)【一般公開】
12月5日(火) 11:00 トレーニング(味の素フィールド西が丘)【一般公開】
12月6日(水) PM トレーニング【一般非公開】
12月7日(木) PM トレーニング【一般非公開】
12月8日(金) PM 公式練習【一般非公開】
EAFF E-1 サッカー選手権 2017 決勝大会
12月9日(土) 19:15 第1戦 vs 朝鮮民主主義人民共和国代表
(味の素スタジアム)
12月10日(日) 11:00 トレーニング(味の素フィールド西が丘)【一般公開】
12月11日(月) PM トレーニング【一般非公開】
12月12日(火) 19:15 第2戦 vs 中国代表
(味の素スタジアム)
12月13日(水) 11:00 トレーニング(味の素フィールド西が丘)【一般公開】
12月14日(木) PM トレーニング【一般非公開】
12月15日(金) PM トレーニング【一般非公開】
12月16日(土) 19:15 第3戦 vs 韓国代表
(味の素スタジアム)

※スケジュールや会場は急遽変更になる場合がございます。

JFA-TV

 

  • 井手口陽介 選手 (ガンバ大阪) インタビュー

  • 三竿健斗 選手 (鹿島アントラーズ) インタビュー

  • 土居聖真 選手 (鹿島アントラーズ) インタビュー

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EAFF E-1 サッカー選手権 2017 決勝大会

男女ともに、中国、日本、朝鮮民主主義人民共和国、韓国の4チーム総当りによるリーグ戦で東アジアサッカーの頂点を競います。12月8日(金)から16日(土)まで、男子は味の素スタジアム(東京)、女子は千葉市蘇我球技場(フクダ電子アリーナ/千葉)で行われます。

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