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SAMURAI BLUE森保監督、「成長しながら王座奪還を目指す」~AFCアジアカップUAE 2019メンバー決定~
2018年12月13日
SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は12月12日(水)、来年1月5日にアラブ首長国連邦(UAE)で開幕するAFCアジアカップUAE 2019に臨むメンバー23人を発表し、2大会ぶり通算5度目となるアジア制覇へ向けて「成長しながら王座を奪還したい」と抱負を述べました。
メンバーにはMF中島翔哉選手(ポルティモネンセSC)やMF南野拓実選手(ザルツブルク)、MF堂安律選手(FCフローニンゲン)ら今年9月の新体制始動以降チームを牽引してきた顔ぶれが揃いました。
今夏の2018 FIFAワールドカップからはFW大迫勇也選手(ベルダー・ブレーメン)、MF原口元気選手(ハノーファー96)、MF柴崎岳選手(ヘタフェCF)、DF吉田麻也選手(サウサンプトン)ら9人が選ばれ、肺気胸の治療で戦列を離れていたDF長友佑都選手(ガラタサライSK)も10月のキリンチャレンジカップ2018以来のメンバー復帰です。
また、FW浅野拓磨選手(ハノーファー96)が怪我から復帰し、今年9月以来のチーム合流となり、先月20歳を迎えたDF冨安健洋選手(シントトロイデンVV)も名を連ねました。
森保監督就任から約5か月で臨む初の公式大会ですが、ここまでチームは4勝1分けと順調にチームづくりを進めてきています。
森保監督は「今回の大会で優勝して王座を奪還し、日本にタイトルを持ち帰ることを目標に戦う」と宣言しました。
大会メンバーについては「現時点でベストの選手を選んだ」と説明。経験の浅い選手が多い編成に「経験のある選手の力を借りたい気持ちもある」としながらも、「自分たちで新しい日本代表を築いていくという強い気持ちを持って、タイトルへ向かって戦ってほしい」という思いを明かしました。
「チームはまだまだ成長しなければならない。1試合1試合成長しながら最後に優勝を掴めるように戦っていきたい」と話し、「このメンバーでアジアタイトルを獲るということは、今後の日本代表と選手にとって自信となり、次へレベルアップできる」と期待を寄せています。
日本はアジアカップでは1992年大会に初優勝し、その後2000年、2004年、2011年大会を制しており、今回は2大会ぶりのタイトル獲得への挑戦です。
森保監督は、対戦相手に研究されることは想定済みとして、「これまで以上のことをやる意気込みでなければ難しい戦いになる」と気を引き締めながらも、「我々が力をつけて強ければ、アジアでも世界でも対等に戦って勝利できる」と語りました。
チームは12月26日に千葉県内で合宿をスタートさせ、年明けからUAEに入って現地で調整する予定です。
大会では24チームが4チームずつ6グループに分かれてグループステージを実施。日本はグループFで1月9日にトルクメニスタン(アブダビ)、13日にオマーン(アブダビ)、17日にウズベキスタン(アルアイン)と対戦します。各グループ上位2チームと3位の中の上位4チームがノックアウトステージへ進出。決勝は2月1日にアブダビで開催されます。
コメント
森保一 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
今回のアジアカップは、前回達成できなかった優勝で王座を奪還し、日本にタイトルを持ち帰ることを目標にして戦います。優勝するためには7試合を戦わなくてなりません。その中でチームが1試合1試合で成長しながら、最後に優勝を掴めるように戦っていきたいと思います。
メンバー選考は非常に悩み、怪我人が多くて苦労しましたが、現状でトップコンディションか否かを考えた上での選考になりました。ロシアのワールドカップなどこれまで日本代表を引っ張ってきた経験ある選手の力を借りたいという気持ちも、もちろん持っていますが、今回は経験の浅い選手が多い中で、「自分たちで新しい日本代表を築いていく」という強い気持ちを持ってタイトルに向かって戦ってほしいという気持ちも込めて選考しました。浅野選手は9月以降の招集はありませんが、直近の試合に先発出場したプレーを見て、相手DFを突破するスピードは今の日本代表に必要だと思い、招集しました。
このメンバーでアジアカップを戦い、目標としているアジアタイトルを獲ることで、今後の日本代表と選手にとって自信になり、次へレベルアップできることになると思います。また、このメンバーが良い戦いをすることで、今回招集できなかった選手を含めて、日本サッカー全体のレベルアップや刺激になると思っています。
大会では対戦相手に我々のチームや個人について相当分析されると思っているので、これまで以上のことをやる意気込みでなければ難しい戦いになります。そこは覚悟して臨みたい。ですが、11月のキルギス代表戦でも、選手たちは相手が引いた中でも崩すことをやってくれて、相手に合わせるだけでなく、自分たちが成長するために高いインテンシティで戦うことにトライしてくれました。そこはアジアカップでも活きてくると思います。
結果にこだわって戦うことは選手にも話しています。試合や練習、オフザピッチの時間の中で、結果を出すためにどのように過ごして最善の準備をしていくべきか、みんなで考えながらやっていきたい。勝つための柔軟な対応力についても、試合の流れをピッチ内の選手がつかみながらチームで修正してもらえるように、いろいろなことを想定しながら最善の準備をトレーニングの中でやっていきたいと思っています。すべての部分で個でもチームでも上げていかなければと思っていますが、我々が強くなればなるほど結果はついてくると思っています。
関塚隆 JFA技術委員長
今回のアジアカップは2019年のスタートとなる大会で、4年に一度のアジアチャンピオンを決める大会です。日本は前回大会では準々決勝で敗退し、前々回は優勝しました。今回、アジアナンバーワンの座を奪還すべく大会に臨みます。日本サッカー協会としてはこれまでと変わらず森保監督を支えていきます。
スケジュール
AFCアジアカップUAE2019
大会期間:2019/1/5(土)~2019/2/1(金)
グループステージ:
2019/1/9(水) 20:00キックオフ(日本時間)
vs トルクメニスタン代表
2019/1/13(日) 22:30キックオフ(日本時間)
vs オマーン代表
2019/1/17(木) 22:30キックオフ(日本時間)
vs ウズベキスタン代表
地上波放送:テレビ朝日系列にて生中継 予定
BS放送:NHKBS1にて生中継 予定
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