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ニュース

U-20日本代表 終盤の1失点に泣き韓国に惜敗~FIFA U-20ワールドカップポーランド(5/23-6/15)~

2019年06月05日

U-20日本代表 終盤の1失点に泣き韓国に惜敗~FIFA U-20ワールドカップポーランド(5/23-6/15)~

U-20日本代表は4日(火)、FIFA U-20ワールドカップポーランド2019のノックアウトステージ初戦でU-20韓国代表と対戦し、試合終盤に失点を許して0-1と惜敗。ベスト16で大会を去ることとなりました。

韓国戦のスターティングメンバーは、第3戦のイタリア戦から5人を変更。GKに若原智哉選手、ディフェンスラインに菅原由勢選手、瀬古歩夢選手、小林友希選手、鈴木冬一選手、中盤の底に齊藤未月選手と藤本寛也選手がダブルボランチを組み、右に郷家友太選手、左に山田康太選手、2トップには西川潤選手と宮代大聖選手が入りました。

序盤からゲームの主導権を握ったのは日本でした。開始早々から西川選手と郷家選手が目まぐるしくポジションチェンジを繰り返し、その動きに連動するようバックラインから組み立てながら攻撃を展開していくと、サイドと中央を巧みに使い分けながらコンビネーションを絡めて相手のブロックを打開します。20分にペナルティーエリア外から菅原選手がゴールを狙えば、40分には山田選手もシュートを放つなど、ゴールを脅かしていきます。前半は70%以上のボールポゼッションをキープしながらも0-0のままハーフタイムを迎えます。

後半に入り、韓国が5バックから4バックへ変え、右サイドにスピードのある選手を投入します。しかし戦い方を変えてきた中でも日本は柔軟に対応していきます。すると50分、セットプレーの流れから齊藤(未)選手がゴール前にボールを送ると、これを宮代選手がシュート。GKが弾いたところを郷家選手が押し込んで、ついにゴールネットを揺らしましたが、これはVARの判定によりオフサイドで取り消しとなってしまいます。

その後も日本は何度もチャンスを作っていきますが、78分の宮代選手のシュートが左のポストに阻まれるなど、あと一歩のところでゴールを奪うことができません。迎えた84分、韓国の左サイドからのクロスに対し最後は相手FWにヘディングシュートを沈められて失点。
日本は選手交代を駆使しながら最後まで攻め込みましたが、同点に追いつくことができないまま試合は終了。影山雅永監督は「前半と後半でガラッと変わった戦いの中でも、しっかりと対応して最後の最後まで戦ってくれた選手を誇りに思っています」と勇敢に戦った選手たちを労いました。この悔しい敗戦により、日本はラウンド16敗退となりました。

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監督・選手コメント

影山雅永 監督
日本で応援をしてくださっているみなさんの期待に応えられず、ベスト16で敗れたことを非常に残念に思います。相手がどう出てくるかというのをしっかり見ながら、そして前半と後半ガラッと変わった戦いの中でもしっかりと対応して最後の最後まで戦ってくれた選手を誇りに思っています。このチームとしては、ここで解散になってしまいますけど、彼らの次のステップ、所属チーム、そしてさらなる上のカテゴリーでの活躍、そういったものにつながっていくといいなと思っています。

DF #3 小林友希 選手(ヴィッセル神戸)
本当にどうしても勝てないという試合ではなかったので、あっけないというか、本当に一瞬で終わってしまったなという感じです。ただ、結果は悔しいですけど、下を向く必要はないと思います。これからもっともっと個々が日本で大きく成長して、将来日本代表でワールドカップに出て、今回のような場面で負けないようにする。もっと上にいくために本当に成長しないといけないと思います。

DF #5 菅原由勢 選手(名古屋グランパス)
大会が始まる前から自分たちのサッカーはどうなのかと考えたときに、主力が抜けたことに対していろいろなところから声が聞こえてきて、正直、僕たちの中にも多少不安はありましたし、そういうプレッシャーと戦ってきました。全員がそのプレッシャーに打ち勝ったことによって大会を通していいゲームができたと思いますし、日本サッカーがここまでできる、世界を相手に負けなしでグループステージを突破できることも見せられたと思います。だけど、今日のような試合で勝ち切れないことは力不足だと思います。

MF #8 藤本寛也 選手(東京ヴェルディ)
世界大会でどっちに勝利が転ぶかわからない試合でした。ベスト16の壁と言われていましたけど、そういうところで超えられなかったというのは悔しい思いがあります。自分たちがこの壁を超えてやろうというのは思っていましたし、相手が韓国だったこともあって、悔しい気持ちや、ああしていればよかったなど、いろいろな気持ちがあります。今日感じた部分というのを、帰ってから日々意識しながら続けていくしかないと思います。

MF #10 齊藤未月 選手(湘南ベルマーレ)
点を取ったチームが勝つのがサッカーというスポーツなので、点を取れなかった僕らが負けて、点を取った韓国が勝った。本当にシンプルなゲームだったと思います。そして、このチームは本当に良いチームだと思いましたし、欲を言えばこのチームでもっとやりたかったです。だからこそ東京オリンピックやその先の日本代表でもこのメンバーで戦えたらという思いがありますしそこに向けて努力していきたいです。このチームで戦ったからこそ、その気持ちが強くなりました。

FW #13 宮代大聖 選手(川崎フロンターレ)
試合を全部通した中で、決め切れるところで決め切れなかったことは最後の詰めの甘さが出たなと思います。やっぱり世界の舞台というのは、そういう一発のチャンスを決め切れないと流れがすごく変わってしまいます。そういう面では反省する点も多々ありました。だけど、自分たちはやることをやって、この大会を通しても成長をしたと思います。そういう面では個人としてもチームとしても成長出来たと捉えています。

FW #14 西川潤 選手(桐光学園高)
全員でゴールを固めて韓国相手に無失点という形で、良い展開まで行くことができましたが、あと数ミリ、数センチのところで決め切るか決め切らないか、というところが勝負を分けたかなと思います。今大会で自分の中で感じたものがたくさんありましたし、そのなかでも自分は海外で活躍する選手になりたいと思ったので、そういう選手になれるように、これからチームに戻ってより頑張りたいと思います。

スケジュール

FIFA U-20ワールドカップポーランド2019
5月23日(木) 1-1 グループステージ第1戦 vs. U-20エクアドル代表
(Bydgoszcz Stadium/Bydgoszcz)
5月24日(金) AM トレーニング
5月25日(土) PM トレーニング
5月26日(日) 3-0 グループステージ第2戦 vs. U-20メキシコ代表
(Gdynia Stadium/Gdynia)
5月27日(月) PM トレーニング
5月28日(火) PM トレーニング
5月29日(水) 0-0 グループステージ第3戦 vs. U-20イタリア代表
(Bydgoszcz Stadium/Bydgoszcz)
6月4日(火) 0-1 Round of 16 vs. U-20韓国代表
(Lublin Stadium/Lublin)

※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

FIFA U-20 ワールドカップポーランド2019

大会期間:2019/5/23(木)~2019/6/15(土)

Round of 16:
2019/6/5(水) 0:30キックオフ(日本時間)
vs 韓国代表

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