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SAMURAI BLUE森保監督、3バック継続で「1戦目より良い試合を」~キリンチャレンジカップ2019~
2019年06月09日
SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は6月8日(土)、キリンチャレンジカップ2019のエルサルバドル代表戦へ向けて試合会場の宮城県ひとめぼれスタジアム宮城で前日会見に臨み、前の試合に引き続3バックで戦うことを明言。「1戦目より良かったと振り返れるようにしたい」と抱負を述べました。
5日(水)に行った第1戦のトリニダード・トバゴ代表戦で、森保監督は昨年9月の就任後初の3バックを採用。スコアレスドローで終わったものの、短い練習時間ながらも試合では時間を追うごとにプレーに改善が見られました。
指揮官は、今年9月に始まる2022年FIFAワールドカップ予選を前に、エルサルバドルとの第2戦でも取り組み、戦い方のオプションとなる3バックのプレーを徹底させたいという意向を示しています。
森保監督は第1戦での選手たちのプレーに「試合中に修正しながらやってくれて、大まかな形は表現してくれた」と手応えを口にし、「攻守において、さらにクオリティを上げていけるように、1戦目より良くなったと振り返れるようにしたい」と語りました。
先発メンバーは1戦目から入れ替えて臨む意向を明言。初選出で4日(火)に18歳になったMF久保建英選手(FC東京)についても、「これまでの練習を見る限り、調子も間違いなくいい。力を発揮できることは練習でも見せてくれている。プレーする機会もあるかと思う」と話し、試合登録メンバー23人に入ることを明らかにしました。
日本とエルサルバドルは今回が初顔合わせです。FIFAランキングでは日本の26位に対して、エルサルバドルは71位。FIFAワールドカップ出場は1970年、1982年の2回ですが、最近調子を上げています。
今月17日に開幕するCONCACAFゴールドカップ2019へ向けて、来日前の6月2日にホームでの親善試合でハイチに勝利(1-0)。3月にはCONCACAFナショナルリーグ予選でジャマイカに勝ち(2-0)し、直後にはアウェーでの親善試合でペルーに勝つ(2-0)など、今年に入って4連勝。そのペルー戦を戦ったメンバーが多く来日しています。
メキシコ人のカルロス・デロスコボス監督はゴールドカップ初戦を1週間後に控えて、「日本という強豪と対戦して、自分たちの立ち位置を確認したい」と話しました。
両チームとも、この日の午後に試合会場で冒頭15分以外を非公開にして公式練習に臨み、日本の選手たちは公開された部分でジョギングやストレッチ、ボール回しなどで体をほぐしました。その後非公開にした練習では、戦術の最終確認を行いました。
MF香川真司選手(ベシクタシュJK)は股関節の違和感のためにスタジアム内で別調整でしたが、森保監督は試合には欠場することを明らかにしました。また、DF槙野智章選手(浦和レッズ)は首の張りで、この日離脱となりました。
約4年ぶりに代表復帰のFW永井謙佑選手(FC東京)は、「相手を疲弊させれば後半によりチャンスが来る。自分の良さを出しつつ、チームのために全力で頑張りたい」と意気込んでいました。
試合は9日(日)、ひとめぼれスタジアム宮城にて19:00キックオフの予定です。
監督・選手コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
エルサルバドル戦は、我々にとって貴重な強化の試合です。いろいろなことにチャレンジしつつ、個とチームが成長できるように、チーム一丸となって戦っていきたいです。応援してくださるみなさんに、勝利で笑顔になってもらえるように頑張りたい。また、東日本大震災で今も苦しんでいらっしゃる方々の励ましになるような、復興に尽力されている方々にエールを送れるような、試合をしたいと思っています。
第1戦は初めて3バックで戦って、大まかな形としては選手たちが表現してくれたと思うので、第2戦は攻守においてポジショニングなど、さらにクオリティを上げていけるようにしたいです。チームのオプションとして選手が感覚的にいつでも使えるように覚えてもらい、ワールドカップ予選などの戦いで、臨機応変に状況に合わせて変化を付けることができればと思っています。
エルサルバドルは個々にテクニックと強さがあり、国内でプレーしている選手が多く、互いの特長を活かして組織的に戦えるチームだと思います。相手の攻撃を止めて守備を崩すポイントは、第1戦と似ているところがあると思いますが、違った流れになった時に柔軟に臨機応変な対応ができるようにしていきたいです。
DF #4 山中亮輔 選手(浦和レッズ)
ウイングバックはレッズでやっているポジションなので、ポジションに対する不安はありません。攻撃で違いを作らないといけないので、個で相手を剥がすことはサイドバックより求められます。崩しや剥がすところを、もう少しできればと思って第1戦を見ていました。背後の動きなどを増やしていければと思います。
DF #16 冨安健洋 選手(シントトロイデンVV)
第1戦からの修正点は、攻撃ではどこでボールを受けて、いかに前にボールを進めるか、守備ではコミュニケーションを取りながらやれていたので、大きく何かを変える必要はなく、継続してより良いものを作っていければと思います。個人としてはサイドの使い方を伸ばしていかないといけないと思っています。
DF #19 酒井宏樹 選手(オリンピック・マルセイユ)
自分たちが攻撃的にいくのか、引かなくてはいけない時間帯なのか、中で判断していかないといけないですし、試合中にどんどん修正していかないといけません。全員がそういう意識を持ってやれば、すんなり順応できるのではないかと思います。第1戦は不完全燃焼だったので、明日はしっかり勝てるようにしたいです。
MF #9 南野拓実 選手(ザルツブルク)
シャドーの位置でプレーすることになったら、前の3人の距離感は大事にしたいです。相手のボランチとセンターバックの間のスペースをうまく使えるかが、試合をうまく運ぶための一つの鍵になってくると思うので、そこは意識していきたいと思います。誰とプレーしても、みんな技術が高くてやりやすい。お互いの特長を活かしてプレーしたいです。
MF #21 堂安律 選手(FCフローニンゲン)
1戦目の課題は前での決定力不足だというのは、結果で分かります。勝利についてシビアにならないといけないので、そこにこだわってやっていきたいです。前の3人がうまく絡みながら決定機を作り出して、ゴール前に多く絡んでいくことを心掛けたいです。
FW #13 永井謙佑 選手(FC東京)
他の選手にない特長で呼ばれていると思うので、そこを発揮して、しっかり相手の背後を狙って味方のスペースを造りつつ、自分も裏で起点になれるようにやっていきたいです。久しぶりの代表ですごく刺激をもらって楽しんでできているので、ここからしっかり集中してやっていきたいです。
カルロス・デロスコボス エルサルバドル代表監督
日本はアジアで力のあるチームで、選手も世界の強豪クラブでプレーして、経験のあるレベルの高い選手が揃っています。選手には自信を持って日本という強豪と戦ってほしいですし、良いチームプレーをして、それが結果につながればと思います。素晴らしい試合をして観客に楽しんでもらいたいです。
スケジュール
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森保一 監督会見
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カルロス・デロスコボス 監督会見
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堂安律 選手(FCフローニンゲン/オランダ)インタビュー
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永井謙佑 選手(FC東京)インタビュー
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南野拓実 選手(ザルツブルク/オーストリア)インタビュー
SAMURAI BLUE(日本代表)対 エルサルバドル代表
開催日時:2019年6月9日(日) 19:00キックオフ(予定)
会場: 宮城/ひとめぼれスタジアム宮城
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