AFC U23選手権タイ2020のグループステージ第2戦・U-23シリア戦から一夜明けた1月13日(月)、U-23日本代表はバンコク市内で夜からトレーニングを行いました。

前日のシリア戦に先発出場した選手たちに加え、小島亨介選手（アルビレックス新潟）が疲労の残る箇所を考慮して宿舎での調整となり、それ以外の選手たちは前日の敗戦のショックから気持ちを切り替えるようにトレーニングに励みました。

全員でのジョギングのあとストレッチで体を温め、パス交換で身体の感覚を合わせていくと、その後は強度を高めた練習に移行します。5対5+2人のサーバーを置いたパスゲーム、コンビネーションシュートや3対2の対人練習を行い、シュートが決まった時には選手たち同士で声を掛け合うなど、活気ある雰囲気の中、1時間半ほど汗を流しました。

この日、宿舎では通常のミーティングに加えて選手のみでのミーティングも行われました。今大会で定めた目標に手が届かなかった状況で、U-23日本代表をどう改善していくか、意識のすり合わせを図っていました。

グループB第2戦となったシリア戦は、初戦のサウジアラビア戦同様、終盤に失点を許し、敗戦を喫しました。この2連敗で日本はすでにグループステージ敗退が決まり、第3戦のU-23カタール戦に向けて遠藤渓太選手（横浜F・マリノス）は「負けていい試合は一つもない。次の試合に向けていい準備ができれば」と気持ちを高めています。谷晃生選手（湘南ベルマーレ）は「一試合一試合無駄にできない。次の試合は、本気で挑んでくるカタールに対してチームとして試されている部分もあると思う」と次戦の重要性を口にしました。
グループステージ最終戦で初勝利を目指す日本は15日(水)、U-23カタール代表と対戦します。試合はRajamangala Stadiumで行われ、20:15（日本時間22:15）よりキックオフ予定です。

選手コメント

GK #23 谷晃生 選手（湘南ベルマーレ）
あと1試合残っていて、代表としてもう一度戦っていこうと切り替えている段階だと思います。選手の中でも話し合いはありましたし、この2試合を絶対に無駄にはしてはいけないなと思います。今後どうしていくかというなかで、次の3試合目があり、試合に向けて選手・スタッフが一丸となっていると思います。

MF #5 杉岡大暉 選手（鹿島アントラーズ）
敗退が決まったのは、やはり自分たちの力が足りなかっただけだと思います。相手は五輪の出場権が懸かっている、グラウンド状況や気温、そういういろいろな要素を足した中で自分たちの力が足りなかった。チームを勝たせる働きかけ、そういう責任のあるプレーができればと思います。

MF #11 遠藤渓太 選手（横浜F・マリノス）
負けていい試合は一つもないので、次の試合に向けていい準備ができればいいと思います。僕はここまでの2試合に出ていないですが、自分がウイングバックで出たらこうしよう、シャドーで出たらああしよう、というのはしっかり考えながらベンチに座っていました。結果的に2試合出られていないのが、自分の現在地だと思っているので、もう一度しっかり練習から取り組まないといけないと思います。

スケジュール

※時間は現地時間です。
※スケジュールは都合により変更となる場合があります。

AFC U23選手権タイ2020

大会期間：2020/1/8(水)～2020/1/26(日)
会場：タイ／Thammasat Stadium、Rajamangala Stadium、Tinsulanon Stadium、Buriram Stadium

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