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U-24日本代表 アルゼンチン戦を見据えて紅白戦~SAISON CARD CUP 2021~

2021年03月25日

U-24日本代表 アルゼンチン戦を見据えて紅白戦~SAISON CARD CUP 2021~

U-24日本代表は24日(水)、SAISON CARD CUP 2021の第1戦を見据え、午後から千葉市内で全体練習を行いました。

全23選手が参加し、矢野由治フィジカルコーチとともにウォーミングアップをスタート。狭いエリアでの11対11の後は、サイドのクロスからシュートまでのかたちを確認し、最後は11対11の紅白戦で締めくくりました。互いの動きについて、選手たちがピッチのあちこちで話し合う姿が見られました。

東京オリンピックまで4か月を切り、「チームとしての精度を高める時期」(MF久保建英選手)と選手たちは認識しています。2019年11月に広島で行われたキリンチャレンジカップ2019でコロンビアに0-2で敗戦し、試合中の修正不足をつきつけられたことで、その後はMF中山雄太選手らを中心にコミュニケーションを見直し、チームとしての改善を図ってきました。直後の長崎での試合で成果を見せたものの、AFC U-23選手権タイ2020ではグループステージ敗退。その時の反省を強く意識している選手も数多くいます。DF渡辺剛選手は「チームとしてもっともっと結果を出さないといけない。引っ張る立場になりたいと思っている」と語ります。成熟度を高め、「人も動いてボールも動く、全員が連動したサッカー」(MF田中駿汰選手)の体現を突き詰めていきます。

SAISON CARD CUPは3月26日(金)に東京/東京スタジアムで、29日(月)に福岡/北九州スタジアムで開催し、いずれもU-24アルゼンチン代表と対戦します。

選手コメント

DF 渡辺剛 選手(FC東京)
(2019年に初選出された頃は)ついていく立場でしたが、代表活動も何回か経験して、チームとしてもっともっと結果を出していかなければいけないと感じていますし、引っ張る立場になりたいと思っています。アルゼンチンはセンターFWに強くて速い選手がいます。いかにそういう選手を抑えられるかがオリンピックに向けて大事なことだと思います。世界で活躍している選手を自分たちセンターバックがしっかり止めて、自分たちの流れを作りたいです。(南米勢が)上手くて強いのはわかっているので、そこでしっかり我慢して失点しないこと、相手が嫌なところを常に狙い続けるのが大事だと思います。
この情勢で活動できるのは当たり前ではなくて、コロナで苦しんでいる人がいるなかで、こうしてサッカーができることに対してすごく感謝しています。批判的な意見があるのも当然だと思いますし、それを受け入れながらも、プレーでできるだけ恩返したいです。自分たちの姿勢を見せて、少しでも賛同してもらえるように、この試合は勝たなければいけないと思っています。

MF 田中駿汰 選手(北海道コンサドーレ札幌)
どのポジションで出ても、攻撃のスイッチを入れられる縦パスをどんどん狙いつつ、守備では1対1で強さを見せていきたいです。(2019年のコロンビア戦は)何もできなかったという思いが強かった。自信を持ってやるというメンタルの部分は全然足りていなかったと思います。今はしっかりやれる自信はつけてきているので、そこはあの試合から成長できた面です。人も動いてボールも動く、全員が連動したサッカーを表現できれば勝ちにつなげられます。相手より自分たちがやるべきことをやることを意識したいです。

MF 久保建英 選手(ヘタフェCF)
個人的なことよりも、チームとしての精度を高める時期に入ってきていると思うので、積極的にコミュニケーションを取りながら、チームとしてやりたいサッカーを統一して完成度を高めることが一番大事だと思います。誰が出ても同じサッカーをするのが、このチームのストロングポイントでもあると思うので、それをするには意思の共有を図らないといけません。練習の回数が限られているなかでも、大事なところから埋めていければと思います。(同じ相手との2試合ですが)オリンピック本番を想定してやっていると思いますし、違う相手だと思ってやったほうがいいと思います。一試合一試合、目の前の試合を大事にしないとどんな相手と戦っても足元をすくわれてしまうので、格上とか格下とか関係なく、自分たちができることを出していきたいです。自分にとっても久しぶりの観客が入っての試合。観客やファン・サポーターに支えてもらっていることをあらためて思い出せる機会になればと思います。

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