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「東京オリンピックに向けて貴重な2試合」U-24日本代表、前日練習と会見を実施~SAISON CARD CUP 2021~

2021年03月26日

「東京オリンピックに向けて貴重な2試合」U-24日本代表、前日練習と会見を実施~SAISON CARD CUP 2021~

新型コロナウイルスの影響で2021年7月に延期された東京オリンピックを目指して活動しているU-24日本代表は3月25日(木)、東京スタジアムで開催されるSAISON CARD CUP 2021 対U-24アルゼンチン代表戦を翌日に控え、オンラインでの前日会見を実施しました。

今回の活動で指揮を執る横内昭展監督は、26日のアルゼンチン戦を前に「この親善試合を、いろいろな方に尽力いただいて開催できることに感謝しています」とコロナ禍の中で開催にたどり着いた思いを口にし、「東京オリンピックに向けて貴重な2試合を戦うことになります。選手、スタッフともに、アルゼンチン戦に向けて良いゲームができるように頑張っていきたい」と意気込みを語っています。

U-24日本代表にとって海外の国と対戦するのは、昨年1月のAFC U-23選手権タイ2020以来となります。その大会ではグループリーグ敗退という悔しさを味わっており、多くの選手たちがあの時の悔しさを忘れず、活動のなかった期間を通して成長してきたと言います。

ここまでの活動を通して横内監督も「サッカーでは想定外なことが起こる。その時に選手自身がしっかり判断してプレーする。そういった面で成長した選手たちが来てくれているので、やってくれると信じています」と語り、選手の成長に期待を寄せています。

また、東京オリンピックで金メダルを争うライバルとなるアルゼンチンとの初戦に向けて「このチームのやるべきことを共有した上で、自分がいま持っている力、持てるものを全部はき出してほしい」と、選手たちに試合に対する姿勢を要求していました。

午後のトレーニングでは大会初戦を前に最終調整を行いました。公開された冒頭15分では、フィールドプレイヤーはジョギングから体を温めていき、8対2のボール回しに移行。和気藹々としたムードもありながら、一つひとつのプレーの感覚を確かめています。またGK陣はキャッチングとパス交換を行いながら、その後に控える強度の高いトレーニングに向けてコンディションを整えていました。

東京オリンピックに向けたリスタートとなるU-24アルゼンチン代表戦は26日(金)、新型コロナウイルス感染対策を徹底した上で19:00に東京スタジアムでキックオフです。

監督・選手コメント

横内昭展 監督
U-24日本代表は本当に久しぶりに国際親善試合を行うことになります。久しぶりの活動の中で、選手たちも個々の力が一人ひとり大きくなっていると思います。それをいかにチームに還元できるか、どうやって出してくれるかというところをしっかり見ていきたいです。また、今回は中2日で移動を含めて2試合を行うということで、東京オリンピックを見据えたスケジュールで試合に臨みます。ただ、試合に関しては明日の試合をやってみて、それから2戦目のことを考えていこうと思っています。まずは明日の一戦に集中して戦いたいです。

DF #6 菅原由勢 選手(AZアルクマール/オランダ)
アルゼンチンは世界のトップレベルの国なので、試合が決まった時から非常に楽しみでした。どういう戦い方、どういうサッカーをするんだろうという楽しみもあります。もちろん来ていない選手もいますが、相手は現状の100%の選手を連れてきていると思います。僕自身久しぶりに南米の国の選手とやることもあって駆け引きのうまい選手たち相手に負けないようにしたいです。

MF #3 中山雄太 選手(PECズヴォレ/オランダ)
映像で確認しましたが、アルゼンチンは南米ならではの球際の強さをすごく感じますし、その中でもしっかりフットボールをしてくる印象があります。また、攻撃ではバイタルエリアに入るシーンでのクオリティー、速さ、スピード、強さを感じる部分がありました。本当にタフな戦いになるイメージを持っています。力のある相手に対して、一人ひとりの準備、全体の共通意識が大事になってくると思います。

FW #13 田川亨介選手(FC東京)
今回のアルゼンチン戦ではクラブでやっていることを出せれば一番いいと思います。守備のところでアグレッシブに、自分がスイッチとなって相手にどんどんプレッシャーを掛けていきたいです。攻撃ならば、背後に抜けたり、起点になったりするところでチームを助けていきたいと思います。もちろんクラブとは多少違うところがありますが、このチームでは今までもやってきているので、思い出しながら、どんどんチャレンジしていきたいと思います。

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