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SAMURAI BLUE、10月のアジア最終予選に三笘、遠藤選手らを招集、大橋選手を初選出

2024年10月04日

SAMURAI BLUE、10月のアジア最終予選に三笘、遠藤選手らを招集、大橋選手を初選出

SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は10月3日(木)、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)のサウジアラビア代表戦とオーストラリア代表戦に臨むメンバーを発表。三笘薫選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)や遠藤航選手(リバプールFC)らとともに、大橋祐紀選手(ブラックバーン・ローヴァーズ)が初選出されました。サウジアラビア戦はジッダで10月10日(木)に、オーストラリア戦は埼玉で15日(火)に行われます。

カナダ、アメリカ、メキシコの北中米で開催される2026年ワールドカップの出場権をかけたアジア最終予選は9月に始まり、日本は中国とバーレーンにそれぞれ快勝で好スタートを切りました。グループCで唯一の2連勝で、現在首位に立っています。

しかし森保監督は、「良いスタートを切れたが、まだ何も掴み取れていない」と述べており、今回対戦するサウジアラビアとオーストラリアについて「アジアの中でも強豪の2チーム」と気を引き締めています。

FIFAランキングでは日本の16位に対して、サウジアラビアは56位、オーストラリアは25位と日本が優位ですが、サウジアラビアは今大会1勝1分でグループ2位につけており、日本は3年前の前回大会最終予選を含めてアウェイでは3戦全敗と苦戦しています。

また、オーストラリアは9月の予選を1分け1敗で終えて監督を交代。かつてサンフレッチェ広島でプレーし、森保監督の選手時代の元同僚でもあるトニー・ポポヴィッチ監督が就任して巻き返しを狙っています。

その2連戦に招集された日本代表メンバーは27人。そのうち24人は9月の2連戦を経験した顔ぶれで、三笘選手、南野拓実選手(ASモナコ)、伊東純也選手と中村敬斗選手(ともにスタッド・ランス)らをはじめ、守田英正選手(スポルティングCP)や遠藤選手らが名を連ねています。9月の中国代表戦で代表デビューを遂げた20歳の高井幸大選手(川崎フロンターレ)も、引き続いて選出されています。

9月からの変更は3人。一人は今季途中に広島からイングランドに渡った大橋選手で、28歳で代表初選出となりました。大橋選手はイングランド2部にあたるEFLチャンピオンシップのブラックバーンで、今季開幕から5試合で4得点を決めるなど、新天地で存在感を発揮しています。

また、今夏のパリオリンピックで主将を務めた藤田譲瑠チマ選手(シントトロイデンVV)が2022年7月のEAFF E-1選手権以来の復帰で、瀬古歩夢選手(グラスホッパーCZ)は昨年6月以来の代表活動となります。

森保監督は、「若手でもベテランでも、結果を出して存在感を出しているのであればチャンスはある」と述べて、「本人が普段やっていることを代表の舞台でも発揮してほしい」と話しています。

所属クラブで今季の出場機会が限られている遠藤選手についても、日本代表指揮官は「心配していない」とキッパリ。「これまで素晴らしい経験をして、プレーの判断やいろいろな引き出しがある。9月の2試合でも適切な判断をしていた。全く問題ない」と全幅の信頼を寄せています。

チームは10月6日(日)から現地で調整を始めます。

試合はサウジアラビア戦が現地時間10日(木)21:00、日本時間11日(金)3:00キックオフで、埼玉スタジアム2002でのオーストラリア戦は、15日(火)19:35キックオフの予定です。

コメント

森保一 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
今回、サウジアラビアとオーストラリアというアジアの中でも強豪の2チームと対戦します。我々は最終予選で良いスタートを切れていますが、まだ何も掴み取れていません。過去の勝利がこれからの勝利を約束してくれるものではないので、これまで通り、一戦一戦、勝利を目指して最善の準備をして、チーム一丸となって全力で戦うことをチームで共有して臨みたい。
サウジアラビア戦は完全アウェイの環境で、厳しい戦いを覚悟して試合に臨まなければなりません。一番大変なのは暑さとの闘いで、日本選手の大半は、すでに寒さもある欧州で活動していますが、サウジアラビアでは30度越えの中での試合でタフな戦いになります。その中で最高のパフォーマンスを発揮できるように準備しなければなりません。一人ひとりのフィットネスを上げて、チームとしての戦い方と個々の役割を整理して、選手の持っている力をチームとしてつなぎ合わせて、試合を勝ち取れるように戦いたい。前回の最終予選ではアウェイでサウジアラビアと良い戦いをしていましたが、一つのミスで決勝点を奪われました。チャレンジをしつつ、致命的なミスが起きないように、戦術的にもしっかり準備したいと思います。
オーストラリア戦もとても厳しい戦いになると思っています。世界で活躍している良い選手が揃っていますし、ポポヴィッチ監督は選手として広島で一緒にプレーをしましたし、私が広島の監督をした時にもACLで対戦しました。Aリーグをはじめ欧州でも指揮を執った経験があり、世界のサッカーを知っていますし、すごく良い準備をしてくると思います。今回、監督就任直後で、我々が分析できるのは1試合しかありませんが、彼らがやってくることをできるだけ把握して、我々が力を発揮できるようにしたいと思っています。
ホーム埼玉でのオーストラリア戦はすでにチケット完売と聞いています。日本でみなさんに勝利を届けられるように戦いたいですし、まずはサウジアラビア戦で勝利という良い結果を日本に持ち帰ることができるように、目の前の一戦に全力を尽くしたいと思います。

山本昌邦 JFAナショナルチームダイレクター
我々は、9月のシリーズで歴史を変えるような素晴らしいスタートを切ることができました。ただ、今回の10月シリーズからがいよいよ本番だという認識でいます。ワールドカップ予選に簡単な試合がないことは歴史が物語っていますし、特に今回のアウェイでのサウジアラビア戦は本当に厳しい環境の中での戦いになります。しっかりと準備をして臨みたい。そしてホームでのオーストラリア戦は、ファン、サポーター、スポンサーの皆さんの熱い思いを(受けて)ピッチ上でしっかりと表現して、ご期待に応えたいと思っています。新しい歴史に挑戦していく、この10月シリーズに覚悟を持って臨み、しっかりとワールドカップ予選の流れを作りたいと思います。

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