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U-17日本女子代表 FIFAU-17女子ワールドカップコスタリカ2014 前半の長谷川選手、杉田選手の2得点でベスト4入り!
2014年03月28日
FIFAU-17女子ワールドカップコスタリカ2014
2014年3月27日(木) 現地時間17:00キックオフ 45分ハーフ
Edgardo Baltodano Stadium(コスタリカ/リベリア)
U-17日本女子代表 2-0(前半2-0、後半0-0) U-17メキシコ女子代表
得点者
12分 長谷川唯(U-17日本女子代表)
44分 杉田妃和(U-17日本女子代表)
スターティングメンバー
GK:松本真未子
DF:北川ひかる、市瀬菜々、大熊良奈、遠藤優
MF:杉田妃和、長野風花、宮川麻都、長谷川唯、松原志歩
FW:小林里歌子
サブメンバー
GK:浅野菜摘、森田有加里
DF:橋沼真帆、南萌華
MF:西田明華、佐藤瑞夏、平塚万貴
FW:鴨川実歩、児野楓香、齋原みず稀
交代
60分 遠藤優 → 齋原みず稀
75分 小林里歌子 → 平塚万貴
85分 長谷川唯 → 西田明華
マッチレポート
連日の猛暑が和らいだものの、強風に見舞われたリベリアのEdgardo Baltodano Stadium。
17時キックオフの時点で気温は27度です。
2012年のアゼルバイジャン大会では、グループステージを17得点0失点で突破しながら、準々決勝でガーナを相手にに0-1で敗れ、大会敗退を余儀なくされました。準々決勝は鬼門のステージです。
高倉ジャパンはここまでの3試合で15得点0失点と、前回大会を彷彿とさせる強さで勝ち上がりました。
準々決勝の対戦相手はメキシコ。グループステージで中国に4-0と大勝、3試合を8得点3失点で乗り切り、攻撃陣の強さが持ち味です。昨年4月26日にコスタリカの4カ国対抗戦で対戦した時には2-0で日本が勝利していました。
3,406人の観衆が集まったなか、風下の日本がキックオフ。浮き球は風によってかなり勢いをそがれてしまいます。
最初の決定機は日本、7分に右サイドから中央に入れられたボールにゴール前で宮川麻都選手(日テレ・メニーナ)が合わせようとし、DFにクリアされます。その2分後に長谷川唯選手(日テレ・ベレーザ)からのラストパスに合わせて小林里歌子選手(常盤木学園高校)が走りこみ、メキシコGKが好セーブ。
12分、右サイドの小林選手からペナルティエリア内に入ったクロスに宮川選手が合わせるもDFに当たります。こぼれ球に長谷川選手が反応して押し込み、日本が早い時間帯の先制に成功します。
これによってペースをつかんだ日本。23分と24分に長谷川選手がミドルシュートを狙い、28分、29分には杉田妃和選手(藤枝順心高校)も惜しいシュートを放ちます。
「グラウンダーのボールをつなげ!」と高倉監督から度々声がかかります。
32分、今度はメキシコの反撃です。中盤から大きく蹴られたボールにGK松本真未子選手(浦和レッズレディースユース)が飛び出しますがボールに触れず、相手FWに頭で触られてしまいます。しかし、DF大熊良奈選手(JFAアカデミー福島)がきっちりカバーリングに戻ってクリア。日本が最大のピンチを防ぎます。
逆に42分、ペナルティエリア内でボールを受けた長谷川選手が相手選手からの反則を受け、日本がPKを得ます。
長谷川選手自身がPKを蹴りますが、ゴール中央に蹴ったシュートはメキシコGKの足にあたって決まらず。しかし、このこぼれ球に詰めていた杉田選手が押し込み、日本がリードを2点として前半を折り返します。
後半は風上に立ったものの、なかなか追加点が決まりません。
60分にはサイドバックの遠藤優選手(浦和レッズレディースユース)に替えてFW齋藤みず稀選手(アンジュヴィオレ広島)を、75分(小林選手→平塚万貴選手(西南フットボールクラブU-15))と85分(長谷川選手→西田明華選手(セレッソ大阪堺レディース))にも選手交代をして攻撃の活性化を狙いますが、4度の決定機を相手GKの好セーブやシュートの不正確さによって決めきれず、2点リードのまま日本が勝利を収めました。
マッチMVPには杉田選手が選出されました。
準々決勝を突破し、前回大会の成績を超えたベスト4にコマを進めました。31日の準決勝の対戦相手は、準々決勝でカナダとの接戦を3-2で制したベネズエラです。南米を1位で通過してきたこのチームは強力なFWを擁してこれまでの4試合で計11得点をたたき出しています。
準決勝のもう1試合はガーナとナイジェリアのアフリカ勢をそれぞれ下したイタリアとスペインのヨーロッパ対決となりました。
グループリーグ第3戦後に高倉監督が「(これからのステージは)いかに得点するか」と語っていた課題は残ったままです。準決勝に向けて気持ちを切り替え、良い準備を進めていきます。
監督・選手コメント
高倉麻子 監督
まずはこの試合に勝てて嬉しいです。メキシコは非常に得点力もあり、難しい相手でした。さらに強風もあり、ゲームのペースを掴むことが難しかったです。前半の良い時間帯に得点できたことがよかったです。(地元サポーターの声援を受けていたが)応援していただいているのは大きな歓声として聞こえていましたし、日本を含めて地元の方々に応援していただき、選手たちの力になったと思います。準決勝の相手・ベネズエラには強力なFWを含め良い選手も多く、南米らしく個人技が高い印象があります。もちろん簡単に勝てる相手ではありませんが、日本の力を十分に出し切って、ぜひ勝ちたいです。
杉田妃和 選手(藤枝順心高校)選手情報はこちら
ベスト8の戦いを突破できて嬉しいです。ホイッスルがなった瞬間、あと2試合このチームで試合ができるのだと思いました。1人1人が自分はどういうプレーをするのか、自分なりの目標を持って今日の試合に臨みました。そして、全員でどういうプレーをするかも話をしました。対戦相手のメキシコにはあまり攻めこまれた印象はありませんが、FKのキックの精度も高く、こちらのディフェンスラインの処理ミスを狙う感じでした。危険なシーンも何度かあり、前回大会よりも難しい相手となっていました。前半は風下でボールが押し返されましたが、チャンスを作って攻撃できるよう心がけました。毎試合、ゴールに関わることができているのはとてもよいことですが、チャンスを決めきれないシーンも多く、課題です。あと2試合、しっかり勝利して目標としてきた優勝を成し遂げたいと思います。この夢をかなえるため、しっかり準備したいです。
長谷川唯 選手(日テレ・ベレーザ)選手情報はこちら
今日は負けたら終わりというプレッシャーもありましたが、準々決勝を突破でき、内容はどうあれ勝ったことはとても嬉しいです。やっとこの大会で準決勝に進めますし、あと2試合このチームでできることになりました。ワールドカップでさらに2試合できることは貴重な経験だと思います。これを経験できるのとできないのでは大きな違いがあります。(得点シーンは)中に入っていってボールがこぼれてきたので、シュートというよりボールに触ったという感じでした。今日はミドルシュートを積極的に狙う意識を持ってやりました。前半は向かい風でシュートが弱まってしまいましたが、後半はもっとミドルシュートを打てればよかったので、シュートチャンスをしっかり決め切ることが課題です。次からは1点がより重いものになると思います。結果にこだわって戦いたいです。
宮川麻都 選手(日テレ・メニーナ)選手情報はこちら
事前に相手のサイドバックはロングボールを蹴ってくると聞いていたので、前からプレッシャーをかけてロングボールを蹴らせないように注意しながら試合に入りました。また、風が強かったので、風でボールが止まるところにも注意しました。2点のリードでハーフタイムに入りましたが、後半は何が起こるかわからないので、0-0と考えて臨もうと指示を受けました。メキシコはパワーがあり、1対1や競り合いに負けてしまったところもありました。次への課題です。サイドハーフとしてプレーし、自分の長所は裏への飛び出しなので、積極的にこれを狙いました。今日は決めるべきところで決められないなど、多くの課題が見つかりました。次の試合はまだ準決勝なので、1つずつ勝ち進んで優勝を狙いたいです。
大熊良奈 選手(JFAアカデミー福島)選手情報はこちら
この試合も無失点で抑えたこと、しっかり全員で戦って勝てたことが嬉しいです。今日はしっかりセンターバックとしての仕事をしました。2012年の大会をベスト8で終えて、ここで負けたら残り2試合ができなくなるので、絶対に守り切って勝つという強い気持ちで試合に臨みました。危険なシーンもありましたが、GKの松本選手が出たので、ゴールにカバーに行ってクリアしました。去年のコスタリカ遠征でメキシコと戦っていましたが、そのときはFWとしてプレーしました。メキシコのディフェンスラインは身体が強くてなかなか前を向かせてもらえない印象でした。今回はセンターバックとして出場し、背番号11の選手など相手は身体も強かったですが、こちらも絶対に負けないと思ってプレーしました。次の試合は決勝に進むための大事な試合です。しっかり全員で戦い、しっかりと守って無失点で決勝に進みたいです。
スケジュール
日時 | 予定 | |
---|---|---|
03月06日(木) | 1-2 | トレーニングマッチ 対 JFAアカデミー福島 |
03月11日(火) | 1-1 | トレーニングマッチ 対 カナダ(Victoria Pitch) |
FIFA U-17女子ワールドカップコスタリカ2014 | ||
03月16日(日) | 2-0 | 対 スペイン(チバス) |
テレビ放送 【CS(フジテレビNEXT)】 03月17日(月)04:50~07:10(生放送) 03月31日(月)11:10~13:00(録画) 04月09日(水)12:00~13:50(録画) ※日本時間 |
||
03月19日(水) | 10-0 | 対 パラグアイ(チバス) |
テレビ放送 【CS(フジテレビNEXT)】 03月20日(木)10:50~13:10(生放送) 03月31日(月)13:00~14:50(録画) 04月09日(水)13:50~15:40(録画) ※日本時間 |
||
03月23日(日) | 3-0 | 対 ニュージーランド(サンホセ) |
テレビ放送 【CS(フジテレビNEXT)】 03月24日(月)07:50~10:10(生放送) 03月31日(月)14:50~16:40(録画) 04月09日(水)15:40~17:30(録画) ※日本時間 |
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03月27日(木) | 2-0 | 準々決勝 対 メキシコ(リベリア) |
テレビ放送 【CS(フジテレビNEXT)】 03月28日(金)07:50~10:30(生放送) 04月10日(木)12:00~14:00(録画) ※日本時間 |
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03月31日(月) | 17:00 (現地時間) |
準決勝 対 ベネズエラ(リベリア) |
テレビ放送 【CS(フジテレビNEXT)】 04月01日(火)07:50~10:30(生放送) 04月10日(木)14:00~16:00(録画) ※日本時間 |
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04月04日(金) | 14:00/ 17:00 (現地時間) |
3位決定戦/決勝(サンホセ) |
テレビ放送 【CS(フジテレビNEXT)】 04月05日(土)04:50~07:30(生放送) 04月05日(土)07:50~11:00(生放送) 04月10日(木)16:00~18:00(録画) 04月11日(金)12:00~14:30(録画) ※日本時間 |
チバス:リカルド・サプリサ・アイマスタジアム
サンホセ:コスタリカ・ナショナルスタジアム
リベリア:エドガルド・バルトダーノスタジアム
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