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ニュース

アギーレ監督、選手のプレーに期待 ~ブラジル戦、先発6人変更へ~

2014年10月14日

アギーレ監督、選手のプレーに期待 ~ブラジル戦、先発6人変更へ~

SAMURAI BLUE(日本代表)のハビエル・アギーレ監督は10月13日、シンガポールの新国立競技場で行われる国際親善試合ブラジル戦の前日会見に臨み、「楽な試合にはならないが、相手の無失点記録を変えたい」と意気込みを口にしました。

チームは初勝利を挙げたジャマイカ戦を戦った新潟から11日に移動し、12日から当地で練習に取り組んできましたが、12日午後は雷雨のために室内練習に切り替わる変更も生じました。また、試合会場のピッチコンディションも「最良にはもう少し時間が必要」(アギーレ監督)な状態で、対戦相手のブラジルはFIFAワールドカップ5回制覇の強敵です。
日本にとって厳しい条件が多い中での試合になりますが、SAMURAI BLUE指揮官は「(来年1月の)アジアカップではホームゲームは1つもない。逆境の中で戦うためにここに来ている。自分たちにとって素晴らしい経験になる」と、選手たちの反応に期待を寄せました。
現在FIFAランキング6位のブラジルは、自国開催となった今夏のFIFAワールドカップを4位で終えた後、元ブラジル代表でジュビロ磐田でもプレーしたドゥンガ監督のもとで新たなスタートを切りました。
日本戦の3日前に北京で行ったアルゼンチン戦まで3戦3勝で、この日の公式練習では、アルゼンチン戦で2得点を決めたFWジエゴ・タルデッリ選手(アトレティコ・ミネイロ)やFWネイマール選手(バルセロナ)らが、軽快な動きを見せていました。
日本がブラジルとの対戦するのは昨年6月のFIFAコンフェデレーションズカップ(●0-3)以来で、通算対戦成績は日本の2分け8敗で未勝利です。

アギーレ監督は、「少ないチャンスをものにすることが大事。良い守備をして自信を持ってプレーし、運も味方につけないとならない」と語りました。
また、ジャマイカ戦から先発メンバー6人を変えることも明言。「(来年1月の)アジアカップへ向けて、結果も求めるが、選手を見つけることが最優先。だが選手の体を痛めつけないことも必要」と話しました。

日本―ブラジル戦は14日18:45(日本時間19:45)キックオフの予定です。

コメント

ハビエル・アギーレ SAMURAI BLUE(日本代表)監督
世界トップクラスと対戦できることをうれしく思います。国際的なスター選手が揃っていて、自分たちにとって素晴らしい経験になります。相手は3連勝中で無失点ですが、その数字を変えたいと思っています。質の高い選手が多くてボールキープをしてくるので、とてもタフな試合になりますが、少ないチャンスをものにして、良い守備をして自信を持ってプレーしなくてはなりません。運も味方につけたい。40メートルぐらいの距離でコンパクトにプレーして、ここ2~3試合で与えているスペースを相手に与えないことです。ドゥンガ監督になっての4得点のうちの3本はセットプレーからなので、そこをしっかり守らなければいけません。

MF 柴崎岳 選手(鹿島アントラーズ)
ブラジルは個の質が非常に高く、仕掛けることができる選手が揃っています。自分たちは粘り強い守備をして、ジャマイカ戦よりも守備意識を高めないといけません。サッカーと言えばブラジルという中で育ってきて、ブラジルは常にトップのプレーを保っているので、明日は一つの指標になる試合だと思っています。香川(真司)選手はいませんが、誰が入ってもその選手の特長に合わせられるように頑張ります。

DF 塩谷司 選手(サンフレッチェ広島)
ブラジル戦の映像は何試合か見ましたが、前線の選手は特に能力が高くて、スピードも技もあるのでカウンターは脅威です。ネイマール選手はフリーにすると能力が高いですし、パスも上手くてシュートも打ってきます。誰がボールに行くかをはっきりさせて、コーチングもはっきりさせながらやりたい。やるべきことは練習の時に理解しました。世界のトップクラスの選手にも臆することなくやりたいと思います。

MF 細貝萌 選手(ヘルタ・ベルリン)
自分は陰から支える立場なので、自分より前の選手が目立つとチームが機能した試合になります。ブラジルは世界トップレベルで能力が高いので、対戦すれば学ぶものがあると思いますし、自分たちがやってきたことをピッチ上で表現したいと思っています。ボールを保持される時間が長くなると思いますが、どれだけコンパクトに守れるかですし、ボール持ったら良い縦パスを通せればと考えています。まず失点しないことです。集中しないといけません。どれだけ辛抱強くできるかだと思います。

ドゥンガ ブラジル代表監督
現在、すべての選手の質を結集させてベストなチームを作りだすことが重要だと考えていますが、われわれには良い選手が揃っているので、新しい戦術もすぐに習得できていますし、数時間の練習でも多くのことを生み出すことができています。現在の日本は多くの選手が世界各国の良いチームでプレーしていて、国際経験もずいぶん重ね、良くなりました。私の現役の頃とは全く違います。明日の先発は、選手の疲労度を確かめてから決めたいと思いますが、チームとして自信をつけるためにもメンバーを試合ごとに変える必要はないと考えています。

JFA-TV

  • アギーレ監督前日記者会見

国際親善試合

10月14日(火) 18:45キックオフ [ 日本時間 19:45](予定)
SAMURAI BLUE(日本代表) 対 ブラジル代表
シンガポール/ナショナルスタジアム
TBS系列にて全国生中継
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