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欧州から9選手がメンバー入り ~なでしこ、カナダ遠征メンバー~
2014年10月17日
なでしこジャパン(日本女子代表)の佐々木則夫監督は10月16日、今月下旬に行うカナダ女子代表との国際親善試合2連戦(10月25日、28日)に臨む遠征メンバー21人を発表し、欧州でプレーする9選手が選出されました。
欧州組の招集はほとんどが3月のアルガルベカップ以来で、今回のメンバーにはFW大儀見優季選手(チェルシーレディースFC)、FW岩渕真奈選手(FCバイエルン・ミュンヘン)、DF熊谷紗希選手(オリンピック・リヨン)、アーセナルレディースFC所属のDF近賀ゆかり選手とFW大野忍選手の2選手などが名を連ねています。
国内なでしこリーグ所属選手では、先月のアジア競技大会に出場したMF宮間あや選手(岡山湯郷Belle)、MF川澄菜穂美選手(INAC神戸レオネッサ)、DF岩清水梓選手(日テレ・ベレーザ)らに加え、MF上尾野辺めぐみ選手(アルビレックス新潟レディース)、DF川村優理選手(ベガルタ仙台レディース)がメンバー入りしました。
MF永里亜紗乃選手(1.FFCトゥルビーネ・ポツダム)、DF鮫島彩選手(ベガルタ仙台レディース)は2013年アルガルベカップ以来、久しぶりの代表復帰です。
佐々木監督は今回のメンバー編成について、来年のワールドカップを睨んだ選手選考の機会の一つであることを指摘し、「欧州の選手たちの現状はどうか。来年(のFIFA女子ワールドカップ)へ向けてどれだけできるか。レベルアップしてきた国内の選手たちと組み合わせることで、カナダに対してどれだけできるかをしっかり見たい」と話しました。
さらに、なでしこ指揮官は「メンバーを固定すればコンビネーションは上がるが、様々な選手に経験をさせて、(チーム全体の)経験値と質を上げなければならない。(遠征の)数日間でどれだけコンビネーションを取れるか、各選手がどれだけアピールできるか、カナダと対戦する中で把握したい」と語りました。
また、カナダは日本が連覇を狙う2015 FIFA女子ワールドカップの開催国です。今回の遠征では、来年の大会で使用される試合会場の人工芝ピッチの感触など、現地の様子を把握する目的もあります。
第1戦は現地時間10月25日14:00(日本時間26日5:00)にエドモントンで、第2戦は同28日19:00(日本時間29日11:00)にバンクーバーで行われます。
日本のカナダとの通算対戦成績は4勝3分け3敗です。
コメント
佐々木則夫 なでしこジャパン(日本女子代表)監督
カナダは来年のFIFAワールドカップへ向けて強化が進んでいると聞いています。パワーのある相手と対戦しながら、来年の大会で使われる人工芝使用の試合会場やカナダの雰囲気など、現地で実際にプレーして状況を把握したいと思います。昨年から様々な選手を見ながら選考していますが、現状がベストではありません。これまで試行してきたものを分析しつつ、来年のアルガルベカップである程度メンバーを絞って、FIFAワールドカップへつなげていきたいと考えています。今回招集されなかった選手も、欧州でも国内でもまだリーグ戦があるので、そこでのプレーをしっかり見ながら選考を続けます。カナダとの第1戦、第2戦のメンバーは現地に行ってコンディションを確認しながら決めますが、試合でどれだけ出来るか見たいので、全選手にピッチに立ってプレーしてほしいと考えています。
JFA-TV
スケジュール
10月25日(土) | 14:00 | 国際親善試合 対 カナダ女子代表 (Commonwealth Stadium) |
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10月28日(火) | 19:00 | 国際親善試合 対 カナダ女子代表 (BC Place) |
※時間は現地時間