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日本代表候補合宿スタート
2015年05月13日
日本代表の国内候補合宿が5月12日、千葉県内で始まりました。
曇り空の下、初日はグラウンド上で選手たちを集めて長めのミーティングでスタート。ランニングやボール回し、フィジカルトレーニングなどで体をほぐした後、5人1組や4人1組になってのパス交換を実施。タッチ数を制限した6対6では、アグレッシブに相手を追い込み、素早く展開して相手のスペースの背後を突く動きを意識したプレーを繰り返し確認していました。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、選手の動きに目を配りながら、何人かの選手には個別に動き方などをアドバイスし、フィールドプレーヤーとは別練習のGK陣にもフィード時のキックの仕方を伝授。フィールドプレーヤーの練習では、指揮官は途中でピッチ上にホワイトボードを持ち出して動き方などを説明しました。また、6対6や11対11の対人プレーでは、選手の名前を呼びながら「いいぞ!」、「そうだ!」などと声をかけて、選手たちを鼓舞していました。
エリアを狭めてミニゴールを6か所に置いた11対11は長めに時間を割き、昨年のFIFAワールドカップ以来初の代表チームでの活動となったFW大久保嘉人選手(川崎フロンターレ)や、初招集のFW浅野拓磨選手(サンフレッチェ広島)らがゴールを決めていました。
初練習を終えて浅野選手は、「練習場に来るまでかなり緊張していたが、楽しくトレーニング出来たので初めてにしてはうまく入れたと思う」と、まずまずの手応えを得たようです。
今回の短期候補合宿は、3月に代表監督に就任したハリルホジッチ監督の下で初めてのもので、6月に始まるFIFAワールドカップアジア地区予選や8月上旬に行われるEAFF東アジアカップを念頭に、指揮官が戦術の理解や新戦力の発掘を期待して実施されました。国内Jリーグ所属選手が対象で、初招集された7人を含めて28選手が参加しています。
選手コメント
FW 大久保嘉人 選手(川崎フロンターレ)
代表はやっぱりいいですね。監督は規律の面など自己管理についてすごく厳しく言っていますが、日本人には合っていると思います。こちらも本当に集中しなければならないと思うくらい、監督の熱さが伝わってきて、ピリッとした空気がある中でやれるので、すごくいいですし、「やらないといけない」という気持ちになります。攻撃に入った時にゴールに向かって飛び出て行くのは今までになかったことですし、ディフェンスもブロックをしっかり組んでカウンターを狙う感じです。自分は得点や裏へ飛び出る動きをどんどんアピールしていきたいです。調子を落とせば若い選手を絶対に選ぶと思うので、本当に得点をとり続けていかないといけないという気持ちでいます。
FW 浅野拓磨 選手(サンフレッチェ広島)
(初招集で)周りの方から祝福の言葉をいただいて、嬉しいのと同時に緊張感と責任感も同時に湧いて、それを楽しみに変えてプレーしようと思っていました。1日目の練習を終えて、すごく感触はいいです。うまい選手もたくさんいますが、その中でも自分は出来るという気持ちがありますし、「やらなくちゃいけない」という気持ちの方が強いです。ボール持った時の仕掛けや裏への抜け出し、縦に速い攻撃は自分の特長なので、そこは誰にも負けてはいけないと思っていますし、どんどん出していきたいです。もっともっと上へ行けるようにがんばりたいと思います。
FW 杉本健勇選手(川崎フロンターレ)
所属チームではレギュラーに定着出来ていないので、こういうところに選ばれるのはチャンスだと思います。監督とは直接そんなに長くは話していませんが、「どんどん動き回れ」と言われました。動き続けることは自分の課題なのでしっかりやっていきたいですし、この2日間で戦術を理解して監督にアピールして残っていけるようにやりたいです。所属チームに帰ったらチームで活躍することが大事ですし、それがまた代表につながってくると思っています。
JFA-TV
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大久保嘉人 選手(川崎フロンターレ) インタビュー
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浅野拓磨 選手(サンフレッチェ広島) インタビュー
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杉本健勇 選手(川崎フロンターレ) インタビュー
スケジュール
5月12日(火) | PM | トレーニング |
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5月13日(水) | AM/PM | トレーニング |