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U-15日本代表 タイ遠征始動
2015年07月23日
U-15日本代表は、7月20日より2回目の海外遠征としてタイに出発しました。
「00JAPAN*」ことU-15日本代表は、9月にモンゴルで開催されるAFC U-16選手権2016予選で、香港、モンゴルに勝利し、来年インドで開催されるAFC U-16選手権2016を勝ち抜き、FIFA U-17ワールドカップ2017の出場権を獲得することを目指しています。今回の遠征は来年の大会も想定したシミュレーション遠征になります。
最初のミーティングで、森山佳郎監督から「6月に大阪で開催されたU-16 インターナショナルドリームカップ2015 JAPANで先輩であるU-16代表が強豪相手に素晴らしい結果を残しました。来年この大会に出場するけれども、さらに個性を磨いて、組織力を高めないと追いつけない。今回の遠征では4試合も素晴らしい相手と海外で戦えるチャンスがあるので、1日1日大事に充実した遠征にしよう。」と選手に語りかけました。
航空機の遅延で2時間遅く到着し、多少疲れが残る選手たちも初日の午後のトレーニングから積極的にコミュニケーションを図り、これまで招集されてきた選手が初招集の選手に対しサポートする光景が印象的でした。
2日目の7月21日午前のトレーニングでは、3対2や1対1など攻守の切り替えを意識した練習に時間を割きました。1対1の攻防では、激しい競り合いと周りからの励ます声でチーム全体も盛り上がりを見せます。GKトレーニングも至近距離からの体を張ったシュートブロックを繰り返し、佐藤洋平GKコーチから一番大事な「テクニックより何よりも守ること」を学びました。ハーフコートでのGKを含めた4対4や6対6の練習では、森山佳郎監督中心にスタッフの指導にも熱が入り、課題が残るプレーは何度もできるまでやり直し、ゴール前での消極的なプレーには各所でスタッフからの厳しい檄が飛んでいました。午後のトレーニングでは、翌日の試合を意識した11対11の紅白戦を実施。コーナーキックやフリーキックの際に何度もプレーを止めてポジショニングについて繰り返し確認して、この日のトレーニングは終了しました。夜のミーティングでは森山佳郎監督から明日の試合に臨むにあたっての準備について、また先輩であるU-18代表Panda Cupの良かったプレー集を皆で共有して学び、この日の活動を締めくくりました。
明日はU-16タイ代表との親善試合に望みます。
*「00JAPAN」:2000年生まれのメンバーで構成されたU-15日本代表チームの呼称
選手コメント
DF 井上樹 選手(ヴァンフォーレ甲府U-15)
前回の遠征の課題であった1対1の対応がどれだけ強豪国相手に通用するか、DFチームメートがどのような対応するか学びたいと思います。本日のトレーニングでもフィジカル面で自分より強く速い選手からはボールを奪うことができなかったので、明日から自分なりに工夫して予測力を高め、良いポジショニングでボールを奪いきることが少しでもできるようにしたいです。試合では立ち上がりから積極的にチャレンジして、相手よりも走り、闘う気持ちを忘れずプレーしていきます。
DF 岡本將成 選手(アルビレックス新潟U-15)
前回インドネシア遠征に参加して、相手との1対1などフィジカル面で負けていたことが多かったので、体幹トレーニングは積み重ねてきました。今回の遠征では東南アジアの環境に素早く慣れること、グラウンド状況に関わらず良いプレーをすること、ゴール前の攻防で相手に負けないことを意識して良い遠征にしたいと思います。
DF 大石修也 選手(柏田SC)
初めて日本代表候補選手に選ばれて嬉しく思います。昨日及び本日のトレーニングで、パスを受ける際の準備やDFラインをコントロールすることが課題だと感じました。この遠征で強豪相手にどこまで自分のプレーが通じるか肌で感じたいと思います。また、チームとのコミュニケーションを積極的に行い、チームを盛り上げていきたいです。
DF 菊地健太 選手(JFAアカデミー福島U15)
初めての代表招集で緊張している所もありますが、チームの雰囲気も非常に良く、少しずつ慣れてきました。今回の遠征の目的は「気持ちを持ち続けること」です。1対1や球際で絶対に負けないこと、失敗しても下を向かず積極的にチャレンジすることなど、自分が持っている良さを全て出したいと思います。本日のトレーニングでピッチコンディションに慣れていなかったり、ポジションニングや連携面など課題が残ったので、日々改善していきたいです。
MF 本間至恩 選手(アルビレックス新潟U-15)
U-15代表選手として初めての海外遠征なので、自分のプレーがどこまでタイの強豪チームに通用するか楽しみです。これまでの遠征で、ボールを持っていない時の動き方やチームメートがボールを出したい時にパスの選択肢を広げてあげることを学んできました。まだまだパスを出して止まっていることが多いので、常に動いて、連動したパス交換や崩しを見せていきたいと思います。また今回の遠征では守備面でも積極的にゴール前で体を張ったプレーを見せていきたいです。
スケジュール
7月21日(火) | AM/PM | トレーニング(ラムカムヘン大学) |
---|---|---|
7月22日(水) | AM/PM | トレーニング(ラムカムヘン大学) |
7月23日(木) | 17:00 | 親善試合 vs U-16 タイ代表(リオスタジアム) |
7月24日(金) | AM/PM | トレーニング(ラムカムヘン大学) |
7月25日(土) | 16:00 | 親善試合 vs U-18 バンコクグラス FC(リオスタジアム・トレーニングピッチ) |
7月26日(日) | AM/PM | トレーニング(ラムカムヘン大学) |
7月27日(月) | 16:00 | 親善試合 vs U-18 チョンブリ FC(チョンブリスタジアム) |
7月28日(火) | AM/PM | トレーニング(ラムカムヘン大学) |
7月29日(水) | 09:30 | 親善試合 vs U-18 SCG ムアントン・ユナイテッド(サンダードームスタジアム・トレーニングフィールド) |
※スケジュールが一部変更となりました。(7/20)
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。