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手倉森誠U-23日本代表監督 オリンピック・アジア最終予選に向けたメンバーを発表
2015年12月19日
U-23日本代表(現U-22日本代表)の手倉森誠監督は12月18日(金)、リオデジャネイロオリンピックの最終予選を兼ねたAFC U-23選手権 カタール 2016に臨むメンバー21人を発表しました。
日本サッカー協会の霜田正浩技術委員長と共に登壇した手倉森監督は、選手選考の基準について「集中開催の最終予選を戦い抜く体力と、プレッシャーに動じないメンタルの強さを持っていること、複数のポジションを担う柔軟性が備わっているかを重視しました」とコメント。また、予選の期間は食事やホテルでの過ごし方などピッチ外でいかにストレスを抱えず試合に向けて準備するかが大切とし、アジア競技大会(仁川)をはじめ、すでに短期集中の大会を経験している岩波拓也選手(ヴィッセル神戸)や大島僚太選手(川崎フロンターレ)、鈴木武蔵選手(水戸ホーリーホック)らがメンバーに名を連ねています。
海外のクラブからはスイスでプレーする久保裕也選手(BSCヤングボーイズ)とオーストリアで奮闘中の南野拓実選手(ザルツブルク)がメンバー入り。手倉森監督はこの二人に「日ごろから日本を代表して戦っている。海外で培っている経験をチームに落とし込んでほしい」と期待を寄せます。
なお、手倉森監督は今回発表した21人に、12月22日から30日まで沖縄県石垣島で実施するトレーニングキャンプを経て、2人の選手をプラス。12月30日に最終メンバー23人がそろいます。チームは来年の1月3日に中東入りしたのち、1月12日に開幕するAFC U-23選手権に臨み、ここからいよいよリオデジャネイロオリンピック出場を懸けた戦いがスタートします。
監督コメント
手倉森誠 監督
(メンバーを選ぶにあたって)時間がいくらあっても足りないなという感覚ですが、全員攻撃・全員守備を体現できるメンバーを選出しました。国内外のキャンプを通じて多くの代表候補選手が名乗りをあげ、最後は候補者を50人に絞り込む作業も難しくなりました。チーム全体を底上げできた点は、未来の日本サッカー界にとっても良かったと思います。この先、何人の選手たちが集まることができるか、ケガ人は出ないかなど懸念事項はありますが、ここまできたら最終予選に向けて自分たちができることにトライしていく、ただそれだけです。