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ニュース

SAMURAI BLUE、シリアに5-0勝利で1位突破 ~FIFAワールドカップアジア2次予選最終戦~

2016年03月30日

SAMURAI BLUE、シリアに5-0勝利で1位突破 ~FIFAワールドカップアジア2次予選最終戦~

SAMURAI BLUE(日本代表)は3月29日(火)、2018FIFAワールドカップアジア2次予選最終戦でシリアと対戦し、MF香川真司選手(ボルシア・ドルトムント)の2ゴールなどで5-0の勝利を収め、グループEを1位で突破しました。

すでに最終予選進出を決めていた日本はこの結果、通算成績を7勝1分け無敗で勝ち点を22として全8戦無失点で2次予選を終了しました。

日本は24日のアフガニスタン戦から先発6人を入れ替えて、香川選手とFW本田圭佑選手(ACミラン)が復帰して4-3-3の布陣で臨みました。

立ち上がりからテンポ良くパスを繋いで縦への速い攻めを意識した攻撃で、数多くのチャンスとCKの機会を得ます。

先制点もその流れからでした。17分にFW宇佐美貴史選手(ガンバ大阪)が左CKから香川選手に短く繋ぎ、ゴール前へ鋭いクロスボールを入れると、相手GKのクリアボールがDFハムディ・アルマッスリに当たって跳ね返りオウンゴールになりました。

日本はその後も21分にFW岡崎慎司選手(レスター・シティ)がオーバーヘッドでゴールを狙い、26分には本田選手と岡崎選手のパス交換からDF酒井高徳選手(ハンブルガーSV)が左足で合わせ、32分には宇佐美選手がミドルシュート、43分には香川選手がシュートを狙いましたがゴールを割ることができません。

反撃を狙うシリアは、攻守の切り替えの早さを活かして手数をかけずに前線へボールを運び、シュート機会を探ります。35分に右CKにムアイアド・アルアジャン選手、アディショナルタイムには左CKにニアサイドでDFハムディ・アルマッスリ選手が合わせ、いずれも枠の外へ流れましたが、危ない場面を作られました。

日本は後半開始から再び攻勢をかけますが、シリアはカウンターで得点機を探ります。58分には相手との接触プレーでMF山口蛍選手(ハノーファー96)が負傷退場を余儀なくされ、代わりに入ったMF原口元気選手(ヘルタ・ベルリン)がボランチ役を務めます。

日本は61分に本田選手がヘディングで左ポストを叩いて相手ゴールを脅かしますが、シリアもその直後にMFマハムード・アルマウス選手のミドルシュートがポストを叩き、さらにその3分後にはFWオマル・ハルビン選手が再びミドルシュートで狙います。

待望の2点目が生まれたのは66分。MF長谷部誠選手(アイントラハト・フランクフルト)のクロスボールを本田選手が浮き球で相手を交わしながら繋ぎ、これを香川選手が胸トラップで受け、体を反転させて鮮やかに左足を振り抜きました。

日本はその後も宇佐美選手、岡崎選手が立て続けにシュートを放って相手ゴールに迫りますが、相手GKに止められます。

すると83分にはシリアが反撃。カウンターから交代出場のFWアブヅゥルラザク・アルフセイン選手とMFナディム・サバグ選手が立て続けにシュートを放ち、その3分後にもアルフセイン選手に狙われ、さらに89分にもアラジャン選手にゴールを脅かされましたが、GK西川周作選手(浦和レッズ)が好セーブで防ぎました。

日本は86分に香川選手のクロスボールに本田選手が頭で合わせて3-0、90分には香川選手が自らのシュートリバウンドに鋭く反応して4点目を押し込みます。後半アディショナルタイムにはDF長友佑都選手(インテル・ミラノ)の左からのクロスボールにゴール前に顔を出した原口選手がヘディングで合わせて5点目を決めました。

シリアは負けたものの勝ち点18で2位チームの中で上位4位に入り突破を決めました。

試合詳細はこちら

試合後には代表戦100試合出場を達成した岡崎選手の祝賀セレモニーが行われ、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督から背番号100の入ったユニフォームを受け取った岡崎選手は、「たくさんの人のおかげでこうして100試合に出場できました。感謝の気持ちを持って頑張りたい。まだまだ貪欲な29歳、これからもがんばります」と笑顔でスピーチ。観客からの温かい拍手に包まれました。

9月からの最終予選では12ヶ国が6チームずつ2グループに分かれてホーム・アンド・アウェイで対戦し、各グループ上位2チームが本大会出場権を獲得。3位同士の勝者はプレーオフで北中米カリブ海地域の4位と残り1枠を懸けて戦います。

最終予選の組み合わせ抽選会は4月12日(火)に行われる予定。日本とシリアの他、サウジアラビア、オーストラリア、カタール、イラン、タイ、韓国、ウズベキスタン、中国、アラブ首長国連邦、イラクが進出を決めています。

監督・選手コメント

ヴァイッド・ハリルホジッチ SAMURAI BLUE(日本代表)監督
非常に美しい勝利で美しい夜になりました。多くのビッグチャンスも作りましたが、2次予選で初めて危険な場面を2、3度与えてしまいました。前半25~30分までかなり高いレベルでプレーしてスペクタクルな場面も作りましたが、点を獲れない時間帯が続いて相手が自信を持ち直してしまいました。選手たちはスペクタクルな試合をしようとしすぎて組織が崩れ、そこを相手に突かれました。チームは戦術、メンタル、フィジカルなど全ての面でまだまだ伸びますし、得点能力をもっと伸ばして向上させたいと思っています。

FW 本田圭佑 選手(ACミラン)
勝てたことは良かったですが課題も多く出た試合でした。ゴールはもっと簡単に決められたと思いますし、(味方に)決めさせることができたと思います。2-0になるまでと後での戦い方を好守に置いて改善しないとならない場面が多くありました。勝ち方、決め方は高めていかなければいけませんが、勝って課題が出たのは良かったと思います。

GK 西川周作 選手(浦和レッズ)
無失点をキープできたのは僕一人の力ではなく、チームの力です。まだまだ高いレベルで仕事できるようにもっと頑張りたいと思います。

DF 吉田麻也 選手(サウサンプトン)
前半でもう少し点を獲れたらよかったですし、攻めている時のリスクマネジメントをもっとしっかりしなくてはなりません。最終予選へ向けてみんなで話し合って修正して、もっと積み上げていかなければならないと思っています。

ファジェル・イブラヒム(シリア代表)監督
2次予選突破は日本には当然ですが我々にとっては素晴らしいことです。前半は日本に支配されたものの後半は我々も良く戦いましたが、チャンスを活かすことができず、最初の3失点は個人的なミスからでした。今後へ向けて多くのことに取り組みたいです。

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スケジュール

3月21日(月) PM トレーニング
3月22日(火) PM トレーニング
3月23日(水) tbc 公式記者会見
公式練習
3月24日(木) 5-0 2018FIFA ワールドカップロシア アジア 2 次予選
兼 AFC アジアカップ UAE2019 予選

VS  アフガニスタン代表(埼玉スタジアム2002)
大会情報はこちら
3月25日(金) AM トレーニング
3月26日(土) PM トレーニング
3月27日(日) PM トレーニング
3月28日(月) tbc 公式記者会見
公式練習
3月29日(火) 5-0 2018FIFA ワールドカップロシア アジア 2 次予選
兼 AFC アジアカップ UAE2019 予選

VS  シリア代表(埼玉スタジアム2002)
大会情報はこちら

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

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