静岡キャンプ2日目の12日(火)、U-23日本代表候補は二部練習を実施しました。

午前はJ-STEP内の施設でリカバリーを目的に体を動かしました。ジムで全員が体幹トレーニングで汗を流すと、疲労度の高い選手はプールでウォーキングなどを行い、コンディションの回復に努めました。

午後はピッチでの練習。肌寒い気候の中、まずは、5人組のパス＆コントロールからポゼッションを。アジリティートレーニングを挟み、フォーメーションからフィニッシュまでの練習でコンビネーションの精度を高めると、最後は6対4＋4対6＋GKのゲーム形式の練習で締めくくります。初めて招集された5選手も高い理解力を示し、全員が攻守に連動したサッカーを展開し、手倉森監督が目指す「この年代全体でのレベルアップ」を体現していました。

夕食後は翌日の清水エスパルス戦に向けたミーティングです。チームコンセプトや戦術の確認をすると、手倉森監督から「U-23日本代表の、チームとしての可能性を示す覚悟を全員がしっかり持ち、個人としての可能性と代表の一員としての存在感をピッチの中でしっかり示すこと」と熱い檄が飛びました。選手たちは気合の入った表情でミーティングルームを後にしました。

本日13日(水)、いよいよ清水エスパルスとの練習試合に臨みます。

選手コメント

DF 亀川諒史 選手（アビスパ福岡）
3月のポルトガル遠征は移動面でのアクシデントもありましたが、いま振り返ると良い経験になったと思います。SAMURAI BLUEの海外組の選手たちは常にああいった状況のなかで、パフォーマンスを出せている。準備やメンタリティーはやはりすごいと身を持って感じました。それが日本代表ですし、それを基準にしていかないといけないと思いました。海外のチームと対戦する経験を少しずつ積んできましたが、同年代の選手と比べるとアジア以外の国との対戦経験は多くありません。ポルトガル遠征では欧州のチームとアジアの国々との違いを感じることができました。周りの選手どうこうではなく、自分に矢印を向けてどれだけやっていけるかを追求していきたいです。試合では、勝って学べることが一番良いと思いますので、勝ち癖をつけるためにも明日の清水エスパルス戦は勝ちにいきたいです。

MF 橋本拳人 選手（ＦＣ東京）
U-23日本代表にはずっと入りたいと思っていましたし、目標にしていた場所でしたので選ばれたときは嬉しかったです。クラブでしっかり結果を出せば必ず見てくれると思っていましたし、チームで良いパフォーマンスを出すことだけに集中してきました。今回のキャンプは非常に短い期間ですが、攻守にわたって存在感を出すことを意識しています。その中でもボール奪取という自分の武器を最大限発揮することを重要視しています。今日の練習で何度か良いプレーを出せましたが、試合でも出さないといけないと思っています。明日の清水エスパルス戦でも攻守でアグレッシブに自分の良さを最大限出し、自分のプレーをしっかり出したいです。手倉森監督から指導を受けるのは初めてですが、話が頭に入ってきやすく、言葉が分かりやすいし面白いです。とても刺激を受けています。特に、「世界を意識してプレーしろ」という言葉が耳に残っていますし、（自分の中での）意識が変わりました。

MF 前田直輝 選手（横浜F・マリノス）
昨年はＪ１でコンスタントに出場でき、U-23日本代表にも選出され、全てが上手くいっていました。しかし最終予選のメンバーに選ばれずに悔しい思いをしましたし、移籍先ではなかなか出場機会に恵まれず、苦しい時間が続きました。一回全てを良い意味でリセットできましたし、ここからは這い上がるだけだと思っています。自クラブで結果を出せればまた代表でも呼ばれ続けると思いますので、それを狙っていきたいです。Ｊリーグであまり出場できてない中で、今回選ばれた機会を生かすも殺すも自分次第。明日の清水エスパルス戦も、クラブに戻ってからも、ピッチの上で結果を残していきたいです。このタイミングで呼んでもらえたことは、手倉森監督からの何かしらのメッセージだと思いますし、監督にすごく感謝しています。明日の練習試合では、キャンプに招集された意味を考え、今後の活動に何らかのプラスになるような結果を残したいです。

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