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ニュース

U-23日本代表、パラグアイに惜敗

2016年05月22日

U-23日本代表、パラグアイに惜敗

第44回トゥーロン国際大会 vs U-21パラグアイ代表
2016年5月21日(土) キックオフ時間 16:15 試合時間 80分(40分×2)
Stade De Lattre(オーバーニュ/フランス)

U-23日本代表 1-2(前半0-1、後半1-1)U-21パラグアイ代表

得点
18分 失点(U-21パラグアイ代表)
61分 浅野拓磨(U-23日本代表)
70分 失点(U-21パラグアイ代表)

スターティングメンバー
GK:櫛引政敏
DF:亀川諒史、岩波拓也、植田直通、ファン・ウェルメスケルケン 際
MF:矢島慎也、原川力、喜田拓也、野津田岳人
FW:浅野拓磨、富樫敬真

サブメンバー
GK:中村航輔
DF:三浦弦太、三丸拡
MF:大島僚太、前田直輝、井手口陽介
FW:オナイウ阿道、鎌田大地

交代
34分 岩波拓也 → 三浦弦太
HT ファン・ウェルメスケルケン 際 → 三丸拡
52分 富樫敬真 → オナイウ阿道
67分 原川力 → 前田直輝

マッチレポート

貴重な経験を積んだ一戦でした。

第44回トゥーロン国際大会は5月21日(金)に大会4日目を迎え、U-23日本代表は現地時間16:15(日本時間23:15)から初戦の相手パラグアイと対戦しました。

最初に決定機をつかんだのは日本でした。開始直後の2分、右サイドバックのファン・ウェルメスケルケン 際選手が放った右足のシュートが、相手GKを脅かします。日本はその後も高いボール保持率を保つものの、18分にパスミスから失点を喫してしまいました。

ビハインドを背負った選手たちは、ピッチ上で互いに要求をしていきます。ただ、この日は個人の頑張りがチームとしての連動へと、なかなかつながっていきません。27分には野津田岳人選手の左足シュートが、クロスバーに阻まれます。

アクシデントにも襲われました。34分、岩波拓也選手が競り合いで左ひざを痛め、負傷退場。代わって三浦弦太選手が投入されました。40分ハーフの前半は、このまま0-1で終了します。

ボールは保持するものの好機が少なかった前半を受けて、後半はより積極的にゴールを狙う意識を共有します。変化はすぐに現われました。49分、原川力選手の左足シュートがわずかにゴール左へ逸れます。52分には、後半から左サイドバックに入った三丸拡選手のクロスから、野津田選手がきわどいシュートを浴びせました。

54分にも決定的な場面をつくり出します。富樫敬真選手に代わって52分に投入されたオナイウ阿道選手が浮き球を胸で落とすと、走り込んだ矢島慎也選手が右足を一閃。この一撃は相手GKに阻まれましたが、61分に同点弾が生まれます。原川選手の縦パスを受けた浅野拓磨選手が、鮮やかなターンから左足でフィニッシュへ持ち込み、ゴールネットを揺らしたのです。

67分には原川選手に代わって前田直輝選手が出場。攻撃の活性化が期待されましたが、その直後に直接FKから2点目を許してしまいます。後半のアディショナルタイム、野津田選手が得意の左足で強烈なロングシュートを放ったのが、この試合最後の見せ場となりました。試合後には、亀川諒史選手が右足を痛めたことが明らかになりました。

1-2で敗れた日本は、5月23日(月)にポルトガルと対戦します。

監督・選手コメント

手倉森誠 監督
ボールを持っているからといって、必ずしも主導権を握っているわけではないと選手たちに話していましたが、それをまざまざと経験させられた試合でした。同点に追いついたところまでは、挽回する力を示せましたが。オリンピックを考えれば、初戦に負けたときに自分たちがどうするべきかを学べる展開です。岩波、亀川両選手が負傷してしまったことを含めて、ここからどう巻き返すのか、この試練をどう乗り越えられるのかを試されていると感じます。チーム全員でパワーを出して、第2戦以降に臨んでいきます。

MF #10 矢島慎也 選手(ファジアーノ岡山)
パラグアイには、一つのミスを得点へ持っていく力がありました。それはアジアで戦ってきた中ではなかったことです。前半もそれほど悪くはなかったのですが、自分たちで試合の流れを悪くしてしまったところがありました。自分も含めてチャンスはありましたので、決めるべきシーンで決めるかどうかというのが、パラグアイとの一番大きな差だと感じました。第2戦以降で、同じことを繰り返さないようにしないといけません。

FW #16 浅野拓磨 選手(サンフレッチェ広島)
得点シーンでは、原川選手がボールを持ったときに、相手がボールウォッチャーになっていました。スペースはなかったですけれど、僕の動きを見てくれていると信じてポジションを取っていました。ボールを握ったのは僕たちでしたが、少ないチャンスを生かして勝ち切る強さが、パラグアイにはありました。一番大事なのはボールを握ることではなく、最後の笛が鳴ったときに相手より多く点を取っていることです。スコアに対するこだわりなどについて、チームとしてもっともっと成長していかないといけないと思います。

FW #20 富樫敬真(横浜F・マリノス)
前半は受け身になってしまったので、後半は自分たちから攻めていこうと選手同士で話しました。同点に持ち込みましたが、2点目を奪われてしまったので、満足はできません。個人的には、良かったか悪かったかと言えば悪かったですけれど、少なからず手応えはあります。球際でのプレー、スピード、フィジカルなどは、予想していたよりもできました。第2戦は勝つしかないと思っていますので、前半からその姿勢をチーム全体で出していきます。僕自身、自分の特長を生かしてチームに貢献するプレーを心がけます。

スケジュール

第44回トゥーロン国際大会
5月21日(土) 1-2 第1戦 vs U-21パラグアイ代表(@Stade De Lattre)
5月22日(日) AM トレーニング
5月23日(月) 17:15 第2戦 vs U-20ポルトガル代表(@Stade De Lattre)
5月24日(火) AM トレーニング
5月25日(水) 17:15 第3戦 vs U-23ギニア代表(@Stade Antoine Baptiste)
5月26日(木) AM トレーニング
5月27日(金) 17:15 第4戦 vs U-22イングランド代表(@Stade Léo-Lagrange)
5月28日(土) AM トレーニング
5月29日(日) 16:15
18:45
3/4位決定戦(@Parc des Sports)
決勝(@Parc des Sports)

※時間は全て現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

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